怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

愛のままにわがままに僕は肉だけを焼き続けたい

2006-02-17 01:05:38 | food

もう二月も半ば過ぎてるっつーのに、ようやくこないだ食肉同好会の今年初会合を開いてまいりました。まあ同好会も何も会社の関取衆で適当ににく焼いてきているだけであって、平たく言うと会社の人と肉焼いてきた、ってだけです。えーと場所は、新大阪の程近く、西中島の朋苑というお店です。まあ会合の半分近くはここ開催なんですけど。

思えば、口で肉焼いてって連呼して昨年30回くらい焼いてたにもかかわらず、なんかまともにこの大阪屈指の私的名店を紹介してないというか、焼肉という魅力を伝えることが困難な食べ方だけに何にもやっていなかった気がしているんで、ここんとこできもしないのに若干グルメブログ化してるのと、この店が近くにあるうちにブログに書いとこうということでレポート風に記述することにしました。

まあそれと口ばっかりなわりに皆様ワタクシのことを重度の食肉者と思っていただいてるようでして、、、たとえばパピコラブさんのチャーハンログのブログ紹介で、「男なら黙って肉を食え」と書いてあったり、チヂさんには「よっ焼肉屋っ」とコメントいただいたりさっきもえりかさんに「keihさん=肉」って言われたり。こないだnonchさんにはじめてお会いしたときも「是非焼肉屋に連れて行かねば」という気合バリバリでしたし。。。

ということで、食肉会の威信と底力に賭けてがんばって書きますよ。いつもながら底は浅いですが。。。



***

木曜・月初旬という条件にもかかわらず20人くらいが限度の店は8時前にして満席状態。さすがの人気ですよ朋苑。客が入っていないということは狂牛病のときはそれなりにあったそうですが、それでも豚トロやサムギョプサルに走らず牛一筋で走り続けたからこそ今があるんでしょうね。あの時節は一緒に行く人がいなかったせいで足が遠のいてましたけど。少し窮屈ながらも活況を呈している=行ったら店がちゃんとある、ということかと思いますので、これはこれで非常にいいことだ、と思います。まあそもそもこの店、キューピーさんの配偶者の方といったのがそもそもの始まりだったりするんですけど。





いつも見慣れた看板の中に吸い込まれるワタシと会長。業界の方が多いらしく壁一面に色紙、だったりしますがこのカリスマ臭皆無なサインはどうにかならないのでしょうかメロンさん。粉雪バブルの今こそこっそりきて書き直したほうがいいですぞよ。





さっそく前菜やらなにやら頼みますが、、、この日のワタシ、舌を歯で切っててしらふのときから全く舌回りませんがな。注文何度も取り直しぷれい、、、ママさんすいません。で、さっそく来たのがもやしとユッケ。もやし、、、こんなにうまかったのかと会長に問いただす失礼なワタシ。ゆで具合といい胡麻油といい秀逸な限りです。そしてユッケ。いつもはレバ刺しだったりしますがこの日はユッケ。生臭さ皆無。そうそう玉子の白身ちょうだい、いやいや、すばらしいっすよ今日の前菜。あんまり間を空けすぎたせいで舌が劣化したんでしょうか。





そしてキャベツキムチとカクテキ。キャベキムのすっぱさとカクテキのうまさ。いわゆるキムチの範疇の中でも趣向を変えてきているところにプライドを感じます。この時点で生二杯蒸発。お外は激寒気なのになぜかビールが蒸発しちゃうんですね。。。





そしてやってきましたよ、上ロース@1800円。この品だけこの店では異様な高さですが、それも納得のクォリティ。焼肉の最初は塩タン???しるか。ロースだよロース。それこそが食肉同好会鉄の掟。見てくださいよこの脂。見てくださいよこのサシ。A3かA4かA5かなんか紙のサイズみたいなあれはよく知りませんが、これ見たらどうでもいいじゃないですかそんなこと。ステーキみたいな肉出てきた時点で破顔一笑。これでいいじゃないですか。当然塩ですよ。





そして焼いていきます。もう何十回も通って学んだ「朋苑焼き」にてじっくり焼いていきます。この「朋苑焼き」、両脇から火が起こるタイプのバーナーにおいて、最も火の威力が強くなる真ん中にだけ肉を置いていく焼き方。「肉は炭火」これも真理ちゃんかと思いますが、焼き物の基本である強火で一気にって定石を辿るとガスでもかなりのおいしさでいけます。

そして肉が徐々に徐々に焼けていきます。したたる肉汁。ワタクシどもはこれを、「肉が汗をかいてきた」と評していますが皆様いかがでしょうか。無駄に500万画素を駆使しているわけではありません。これこそが、これこそが朋苑焼きの醍醐味。強火で十分に周りを焼いて若干中はレアという状態で口の中に運びます。

これこそが肉の醍醐味。目を閉じて、鼻呼吸になり、背筋が延びます。

目を開けて現実に戻ると口の中でとろける、崩れていく肉。これこそが食肉これこそが朋苑。というわけで完全にスイッチがオンになって胡麻の葉とかに巻いていったりします。





つぎは、ハチノス、ですね。牛さんがよっつ持つ胃の二つ目、です。ちなみに、ミノ・ハチノス・センマイ・ギアラの順ですが、個人的にふたつ目までがフェイバリット。うまく焼くことで外はクリスピーで食感はもちもちのハチノス。しかしどうしてこんなに甘いのか。二番目の胃だけ。最高ですか。ええ、最高です。ホーゲンさんに弟子入りしようかな。





そしてウルッテ。通称アルマジロン。喉骨の部分ですけど細かく包丁を入れることで食べるに堪えうる部位に。骨ですよ骨。これもテキトーに焼いているとママさんから手直しが入ってしまいます。細かく包丁を入れた部分を上に焼いていきます。するとアルマジロよろしくころころと丸くなっていきます。これもまた当然汗かきまくり。骨だけに焼きすぎると堅くなって食えたもんじゃないですけどね。ここ、という食べどきに食うとなんでしょう、ジューシーなんですよね。かすかな甘みとともに。ウルッテでいい思いをされたことがない方はぜひワタクシ宛にお申し出ください。もう麦の液体が蒸発しまくり。





そしてきましたよ、カルビ。そしてこの店大お勧めのハラミ。まあカルビは皆様ご承知の通りキングオブ焼肉のなわけであれですが。見てくださいよこの右側のハラミ。この肉厚。写真は二人前ですが、これで1,000円ぽっち。ありえませんがな。7回に1回位×なこともありますが、この日は偏差値70くらいの上質ハラミ。これ以外にも上ハラミとかあるとは。。。で、焼いたハラミを口に持っていくやいなや、魔間光殺砲をチャージするピッコロみたいに人差し指と中指が額を押さえます。最高。





ああ、これはカルビのほうでしたね。汗っかきな様子がうかがえようかと。





食肉時はノーカーボを標榜するワタクシではありますが、ガマンできなくなってビビンバ頼んでしまいました。ふだんはローカルルールで肉焼くときはもやしかサラダを白米だと思って食い続けろと念じてきましたが、、、。いや、だって白米って止まらなくなるじゃないですか。実際このビビンバ、鼻血が止まらなくなりそうなくらい肉にあいますウヒャー。俺をどうしたいんだこのやろう。





一方でこの店、大阪では数少ないホッピーが堪能できる店だったりします。これがまた肉にあうんだ。この先入観で、かなり出来上がってるのにホッピー頼んでしまった先日の新宿では痛い目にあってしまいました。そうはいってもこれだけはやめられません。


***

そんなこんなでエネルギー充填完了!な夜でした。じつはいったの一週間前だったりしたんですが。でも、本当は頼みたかったこの店最大の名物「シマチョウ」というありえないくらい脂の乗ったホルモンがあったのですが、あまりに久々すぎて力んでいろんなもんを注文挙句これだけ頼み忘れたという締まりのなさ。これこそがこの店をブログに書く最大のアッピールポイントだったのに。はぁ。また行ってきます。

で、お会計ですが、おっさんふたりで12,000円ほどでした。もっと飲む量減らして相棒を女性とかにしたら8,000円とかですむはずです。そう考えると、決してお高いお店ではありませんよ。大阪でいい店を、っていうといの一番にご披露したい店です。まあ土曜お休みというどでかいトラップがあったりしますがそれはご愛嬌のうち、ということで、、、。


いかがでしたでしょうか、食肉同好会の様子は。次回はきっと道頓堀の南月でやります。参加ご希望の皆々様方はとっととお申し出くださいな。私もいつまでも大阪にいるかはわかりませんので、、、、。

コメント (7)
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