英語と子育て

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「飛び級制度」ができる?

2012-06-06 | その他
息子たちが10歳、小学校4年生の時ですが、学校で「二分の一卒業式」という催し物があり出席しました。

 まるで卒業式のように子どもたちが勢ぞろいして、歌を歌ってくれたり、一人ずつ「お父さん、お母さんへの手紙」を読んでくれて、手作りのレターケースをもらいました。

 あんなにちいちゃかったのに、もうこんなに大きくなったのか  と、感激の涙を流したのはおそらく私だけではなかったと思います。

 私の小学生時代にはなかったイベントでした。

 その話をアメリカの友達にしたところ、ものすごく驚かれました。

 というのは、アメリカは「飛び級制度」などがあって、クラスメート全員が全く同じ年齢、というシチュエーションはありえない、ということ―私の方がびっくりしました 

 韓国でもタイでもすでに「飛び級制度」は始まっていて、大学入学年齢がさまざまです。大学で飛び級というのよくありますが、大学に入る以前に飛び級がすでにあります。
 
 そういえば、長男の大学の同級生でアジアから来ている留学生は年齢が本当にばらばらです。タイのお友達は大学2年生でなんと17才でした。

 そんな中、日本政府もいよいよ動き出しました。

      

大学入学資格を高校2年間の卒業で得られる「早期卒業制度」新設へ

 文部科学省は、大学の入学資格を高校2年間の卒業で得られる「早期卒業制度を、新たな制度として設ける方針を固めました。
 政府の国家戦略会議は、現在、現行の「6・3・3」制の見直しの議論を始めており、文科省はこれにあわせ、ある一定以上の成績を収めれば高校2年で卒業でき、大学入学の資格を得ることができる「早期卒業制度」を新設する方針です。
 文科省は、優秀な生徒を少しでも早く大学で学ばせて、早期に社会で活躍できる人材を育てることなども狙いとしているようです。
 これにより、例えば高校を2年で卒業して大学に「飛び入学」したり、2年半で卒業して秋入学が主流の海外の大学に進学したりする、といった選択肢が生まれます。秋入学導入を検討中の国立大学もあることから、多様な人材育成が可能となります。
 このような早期卒業制度が実現し定着すれば、更に高校・中学と年齢が下がる可能性もあります。「できる子は伸ばす」国の方針がさらに加速する可能性もあります。

(以上、Funai newsより抜粋)

     

 子どもの能力を引き出して伸ばしてやることには大賛成です。
 勉強したい子どもたちはどんどん勉強してほしい。

 ただ、早期に社会で活躍させる必要があるのかな、とも思います。
 
 若者には少し遠回りをしてでも、社会に出る前に精神力を培っておくことが大事だと感じます。

 バックパッカーで世界を旅したり、いろんな人と出会って、自分が本当に何をしたいのか、何ができるのか模索する期間が必要だと思います。大学生ならそういうことができます。多少の「挫折」は経験しておいてほしい。

 そうでないと、昨今、入社して3年以内にやめる若者の増加にストップをかけられません。社会で活躍する前に精神力がもたなくてやめていってしまうのです。

 知力と精神力が同じようについて、「飛び級」なら問題ないでしょうが・・・・

 それともこれは私のただの危惧かしら? 

 

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