英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

夢中になれること、見つけよう!

2017-08-29 | その他
長いような短いような夏休みも終わりに近づきました。

子どもたちは楽しめたでしょうか? 楽しいワクワクするような経験ができたでしょうか?

私の夏休みは芸術三昧でした。

日頃ゆっくり時間をとれない油絵のレッスンで二枚の下絵を完成しました。

また、涼しい長野の白馬に滞在して、バイオリンのコンサートを連日聴いてきました。

白馬和田野の森の教会ではお盆の3日間、N響(NHK交響楽団)のメンバーによるミニコンサートが毎年開かれるのですが、今年は話題の新鋭バイオリニスト、三浦文彰さんのソロ演奏がありました。

  こんなに近い距離ですと息遣いまで聞こえます。

彼は10代の頃からこのミニコンサートにはお母さんともども出演されていて、私も毎年楽しみにして聴いていました。

ドイツのハノーバーコンクールで優勝した後2年ほどはドイツに留学されて不在だったのですが、帰国後は風貌も変わってたくましいバイオリニストに変身していました。

今年24歳で世界から注目を集めていますが、なんてったって昨年の大河ドラマ「真田丸」のテーマ曲を担当して、日本でも一躍有名になりました。

さすがに昨年は日本中をコンサートで回っていて忙しかったのか、出演されずに残念でしたが、今年は最初のバイオリンソナタが彼のソロでしたので、聴衆もテンションがあがりました  

先回、8月27日のテレビ「情熱大陸」では素顔が紹介されましたが、数々のインタビューで心に残ったのが、

「親に言われて始めたバイオリンだけど、今はすごく感謝している」

との言葉でした。

子どもは自分で環境を決めることはできないので、親であったりまわりの大人が数々のチャンスを与えていくことが大事なんだな、とつくづく思いました。

そして与えられたチャンスを生かしていくのは、それぞれの子どもたちの力でしょう。

「いつも音楽のことを考えている」~それだけ好きなことが見つけられるって、なんて素敵なことだろうと思いました 

子どもたちが夢中になれることが見つかりますように 




ザッカーバーグのスピーチにみる'Think localy, Act grobally'

2017-08-10 | その他
先回お伝えしたmpi創始者の松香先生によるセミナーにはたくさんの現場の先生が来てくださいました。

公立の小中学校で英語を教えている方、民間の英会話スクールで教えている方々など。

そんな中に、幼稚園の時から小学校を卒業するまで、私が英語を教えていたヒトミちゃんがいました。



彼女は現在中学校で英語を教えていて、学校では「英語主任」だそうです 

幼児期に外国人の先生と過ごした時間、そして身振り手振りを交えてコミュニケーションをとった経験が、今の彼女を作り上げました。

将来はほかの国へ行って英語を教えてみたいそうです。

嬉しくなりました 

私自身もセミナーに出て彼女と話し、改めて「私は世界平和のために英語を教える」という原点に還りました。

とても大げさに聞こえるかもしれませんが、英語を使って世界中に友達をつくって親しくなり理解しあえば、争うこともなくなるのではないか、と。

今やFacebookなどで世界中が繋がる時代にはいり、英語がツールとして大変重要な役割になっていることは誰もが認めることだと思います。

6月には各地のアメリカの大学は卒業式が行われ、ハーバード大学ではFacebookの創始者 マーク・ザッカーバーグがスピーチしました。

随分前に、まだ生きていたSteve Jobsがスタンフォードでおこなったスピーチも有名ですが、今回のこのスピーチも素晴らしい 

~一部ではスティーブ・ジョブズの伝説のスピーチにも匹敵すると評価の高い、マーク・ザッカーバーグ(Facebook CEO)のハーバード大学の卒業式でのスピーチ。同氏は2005年にハーバード大学を中退しており、今回の卒業式出席の際に名誉博士号を受け取りました。個人間のつながりが失われた現代社会こそ「目的意識」がより重要であり、ベーシック・インカムのような社会保障の導入も検討すべきといった踏み込んだ内容は、日本でも大きな話題となり、今、最も聞くべき内容のスピーチとなっています。~webの紹介より

聞くたびに涙がでます 

彼が言っているように、今私たちがもっている時間とお金は神様から与えられたものだから、自分のためにだけでなく、人のために「目的をもって」もっと使うことを考えないと、と改めて思います。

自分の与えられた場所と時間で、自分でできることを考え行動に移すことが、世界を動かしていくのでしょう。

日本の大学生、若者には特に聞いていただきたいですね。

みなさんも、じっくり聞いてみてください。

グローバルな子どもの育てかた~松香先生のお話を聞いて

2017-08-05 | 子育て
先月理事をしているNPO Feel the Worldの「トップセミナー」にmpi創始者の松香洋子先生をお招きして「グローバルな子どもの育て方」についてお話しをいただきました。



グローバル化が進み、学校教育がどんどん変わってきている中、どんな子どもに育てていくのが大事かというお話でした。

印象的だったのは3つの質問。

「グローバルでない子どもというのはどういう子か?」
 ズバリ、「自立性」のない子・・・・・・自分のことは自分でやる、という基本的なことができない子です。英語以前の問題でしょう。どこにいっても生きていける力が必要です。
炊事・洗濯・掃除の3つができなくちゃ、英語ができたって、世界に出たら生活できないし、生きていけない。企業にとっても使い物にならない人材になってしまう、ということです。

「グローバルな子どもというのはどういう子か?」
 上の答えからいけば「自立している子」そして「世界にでるために英語を勉強しているんだ、ということを理解していること」です。

松香先生は、世界に出てうまくいく具体的な3つの方策を教えてくださいました。

 一芸をもつ:何か人前で披露できるものを持っているといいよね。
そういえば、以前「アナザースカイ」というテレビ番組でミュージカル俳優の山崎育三郎さんが、アメリカの田舎の高校に留学した時、英語が理解できなくて孤独だったけど、みんなの前で歌を披露したら、一躍有名人になって友達がわんさかできた、という話をしていました。
 愛想がいい:目を見てにっこりできる子はそれだけでフレンドリーです。まあ、大人でもそうですが 
 意見がいえる、質問ができる:なんでも'I think'ってつけて言うようにしようよ!ってことです。

「これら3つのうち、どれかなくちゃ、英語を学ぶ意味がない」と松香先生。ナルホドです

 「どうやってグローバルな子どもを育てればよいか?」
 当たり前のことながら、英語を勉強するだけでは全然だめです。まずは「経験する!!」こと。
子どもは「身体が動く」と「心が動く」。「あ~そういうことだったのか!」「たのしい!」「こまった、どうしよう!」などなど。

いいことも楽しいことも、そして悪いことや困ることもどんどん経験させることが必要なんです。

スクールのレッスンでは今年度から「アクティブラーニング」を積極的に取り入れていますし、夏休みはすでにサマーキャンプで多くの子どもたちが様々な体験から学びました。

あと一ヶ月ある夏休み、「自立心」を育てるべく、炊事・洗濯・掃除のお手伝いをしてもらって、たくさんのことを経験させてあげてください