英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

「女ことば」とジェンダー

2023-09-07 | その他
先日、大学の「小学校英語」の授業で、

「はい、このUnitのテーマは何でしょうかね?隣の人と話し合ってみて」と、言ったところ、

前に座っていた女子学生が隣の子に、

「Foodじゃね?」
と言った。 

「〜じゃね?」と言う語尾は息子たちからは聞いたことはあっても、
女子学生が言うのは、私の脳のレキシコンには入ってなくてびっくりしました

お〜言葉もジェンダレスになってきた、と再び実感した時です。

さて、この本、ここ一年のマイ・ヒットです。ずっとベストセラーにもなってました。


 朝日新聞より

性差によって言葉が異なるなんていうのは、日本語の特徴のひとつでしょう。

英語で「私」は ’I'だけですが、日本語はどれだけあることか

今まで日本語の「女ことば」は男社会を映し出していると思っていましたが、日頃のモヤモヤした思い、というか、疑問を、サ〜〜〜とクリアにしてくれました。

例えば、つれあいに対して「主人」って言葉も、母は父のことを対外的にそう言っていましたが、私はなぜだか自分が使うのに抵抗があって、主人、と言ったらアラジンとジーニー🧞のイメージ。

しかし、それは日本古来の文化に根付いていると、その言語背景に納得。

知らない間に私もその「女ことば」に染まっています。

文化と言語の密接な関係が、解明される一冊。

例えば、

*私たちが使う漢字には「女へん」はたくさんあるけど「男ヘン」はない。なぜか?
*「男の中の男」はOKだけど、「女の中の女」とは言わない。
*「頑固爺さん」はOKだけど、「頑固婆さん」=「意地悪婆さん」になる。
*「女々しい」「女の腐ったの」などロクなことは言われない。

などなど、もう笑うしかない

それにしても、これから、「女ことば」とか「男ことば」っていう垣根はなくなっていくのでしょうか、興味があります

SNS事情

2022-11-15 | その他
今、隣の人に「LINEアカウント持ってる」と聞いたら、「なあに、それ?」と聞く人はまずいないでしょう。

それぐらい普及しているLINEは日本で一番使われているSNSアプリです。

みなさんも使っていますか?

SNSとはSOCIAL NETWORKING SERVICEの略ですが、短くしてSocial mediaとかSocialと端的に呼ばれることがあります。

メッセージ機能アプリは他にも色々あって、国によって頻繁に使うアプリが違うようです。

私自身、幸いなことに世界中に友人や知り合いがいるので、このメッセージアプリで連絡を取ることで身近にいるような気がします。そういう意味では、本当にボーダレスになりました。

例えば、どんなアプリを使っているかというと、

フランスや南アフリカ、ニュージーランドの友人とは「WhatsApp」が多い。


フランスの若い人たち限定でいうと「Snapchat」や中国発祥の「TikTok」が流行っているそうです。

アメリカやカナダにいる息子たちとは、「messanger」


このMessagerはFacebookで友達登録すれば自動的につながるので、いちいち登録する煩わしさがなくてとても便利です。

そして、ウズベキスタンの友人とは「imo」


国よって使うアプリが違うのが面白いですね

トランプ前大統領がよく発信していた「Twitter」は文字中心の発信。元々は「つぶやき」の意味ですから長い文というより、一方的なちょっとした発話、でしょうか。

個人的にはニュースやさまざまな情報を収集したい人が使っているというイメージがあります。

またおなじみ「インスタグラム Instagram」は写真がメインの発信。

「インスタ映え」という言葉もあるほどの人気ですが、これに相当する英語やフランス語はなく、インスタに特化した表現で、日本語の造語力の面白さだと思います。

みなさんは、どれを使ってらっしゃいますか?

海外で働く~ツナガルプロジェクト~オーストラリア編

2022-02-03 | その他
英語を学んでいると、それを実際使ってみたくなって、海外旅行や留学、そしてさらには海外で働いてみたいと思うようになります。

私もそうした一人でしたし、スクールの卒業生や大学の教え子で海外で活躍している人はたくさんいます。

名古屋の私大で、早期英語教育コースを担当して15-16年たちますが、大学時代も貪欲に学んで、それを夢につなげていく人がいます。

ある一人の女性は、スペシャリストコースの「通訳コース」も「早期英語教育コース」もそして教職課程もとっていました。

4年生ともなると、授業も少なくなって、バイトに励む学生が多いなか、彼女は教科書やノートを抱え、忙しく教室移動をしていました。

単位数はすでに満たしていると思うので、

「どうしてそんなに科目をとってるの?」と聞くと、

「先生、だって授業料は同じだし、いろいろ学べるのに、やってみないともったいないじゃないですか 」と答えました。

そうした彼女のキラキラした笑顔と夢を実現していく努力は、今でも本当に素晴らしいと思いますし、これからの女性もどんどん夢に向かって努力をし前進してほしいと思います。

今はメルボルンで家族と暮らし、小学校で日本語を教えているYukiちゃん。

お二人のお嬢さんのお母さんでもあります。

そして、私の念願かなって、いよいよフィール・ザ・ワールドの「ツナガルプロジェクト」に登壇です。



海外で働いてみたい!オーストラリア住みたい!って方、ぜひご参加ください。

将来の夢へのヒントが見つかるかも。。。。。

お子さんには、こんなことが将来もできるんだよ、って教えてあげてください 


未来のおしごと

2021-12-10 | その他
とうとう今年ラストのひと月になりました。

さて、みなさんが子どものころは「何になりたかった」ですか?

私が教えていた頃の子どもたちは、男の子は野球選手とかサッカー選手、女の子はケーキ屋さんとかお花屋さんでした。

それが最近、子どもの口から「ユーチューバーになりたい」とまるで博多華丸さんのように言う子がいて驚きます

10年以上も前にボラカイ島へ行ったんですが、どのビーチへ行っても子どもたちが「ベイビィ、ベイビィ」と歌い踊っていたのを覚えています。

その時は「なんの歌?」と思ったのですが、その歌がその後、ジャスティン・ビーバーのヒット曲となったわけで、これも彼がYou Tubeに投稿してヒットにつながり、今は億万長者です。

先月のTime Magazineは毎年一回の'Best Inventions of 2021'特集だったのですが(この内容も毎年おもしろい)、一番目を引いた記事が、Ryan Kaji君の記事です。

ご存じですか?若干10歳のYouTuberです。

とにかくすごいアクセス数!!
 
興味があったんで、私も覗いてみましたが、なんとも堂々としたもんです。

昨年のコロナ禍で、私も自分の授業を動画にとって大学の受講生に流しましたが、もう毎回いやでいやで  何度撮り直したかわかりません。。

Ryanくんのようなパフォーマンス力(それこそプレゼン力ですが)が欲しいと思います。

それにもまして、人気YouTuberのヒカキンさんなんか見ていると、毎日毎日、お疲れさまです!と頭が下がりますね。

といっても、私も毎日みてるわけじゃありません。NHK「プロフェッショナル」で彼の取材番組を見て、その涙ぐましい努力に頭が下がりました。

これぞプロフェッショナル!です。

みなさんはYou Tubeファンですか? よくご覧になりますか?

時代とともに、子どもたちの「未来のおしごと」も変遷していくんですね 

これからどんな「おしごと」に子どもたちが憧れていくのか、楽しみです 

パルオキシメーターを見て思いだすこと

2021-10-14 | その他
オリパラの後、感染拡大したコロナも、感染者数がずいぶん減ってきて、ほっとしますね。

一時はどうなることかと思いました

感染すると肺がやられると聞いて生きた心地がしませんでした。

酸素濃度を測るパルオキシメータを買おうかとあれこれ探しました。

実は一度、呼吸困難に陥ったことがあります。

7年ほど前、念願のエベレストを観にヒマラヤを訪れたのですが、最後の日に高山病を発症しました。

普通一か月かけて身体 を慣らすのですが、数日で、標高4000m近くまで登り、おまけに2日間ハイキングまでしました。

当初は90くらいだったんです(すでにちょっと息苦しい状態)
 ↓


絶対に走らないでゆっくり歩く。
一日3リットルの水分をとる(でないと血液がドロドロに固まる)。
頭が痛くなっても鎮痛剤は飲まない。
夜ぐっと寝るために、疲れていても昼寝をしない(といっても2-3時間ごとに苦しくて目がさめる)
横にならない(空気がとりこめなくなる)

などガイドのアドバイスを忠実に守っていたのに、最終的に、頭痛がひどくなり幻聴もでて、夜中にタンク一本(プロパンガスのようなタンク、8500円した)の酸素を吸入。

次の日ルクラの空港(現テンジン・ヒラリー空港)までヘリで下山しました。

急に息ができるようになって「はあ~たすかったああ~~~」と思いました。

このコロナ騒ぎで一番思い出したのが、この経験。

苦しかった記憶は甦りますが、それでもまたヒマラヤを観に行きたいです。

私が滞在した世界で一番エベレストに近いホテルは宮下さんという日本人が建てました。

宮下さんはネパールが生き残るには観光しかない、と、ネパールに帰化し観光開発に貢献されました。

パルオキシメーターを見ると、あの時の経験とこのホテルを思い出します。

チャンスがあったら、ぜひ訪れてみてください