英語と子育て

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吉田松陰の教えに触れる

2018-11-10 | 教育一般
NHK大河ドラマ「西郷どん」を楽しみにしています。

個人的に、維新の話が大好きで、この時代がなかったら今の私たちの近代的生活はなかったんじゃないかと思っています。

江戸時代の混沌とした時代から徳川が無血開城をし、日本の近代化が進んだわけですが、そこには山口の若者たちの活躍がかかせません。

その師が吉田松陰~ずっと山口を訪れたいと思っていて、やっと想いがかないました。

みなさんがご存じのように、山口、萩市は毛利家を藩主とする長州藩でした。

薩長同盟以降、明治政府の立役者がそろっていますが、吉田松陰が開いた「松下村塾」からたくさんの門下生が出ています。

 小さな講和室です。ここに門下生が集まって教えを聞いたのですね。

    

2015年の大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台になりましたが、その時の杉家の家もそのまんま!という感じがしました。

その松下村塾跡を訪ねると、彼らの顔写真が飾ってあります。


誰がいるのかなあ~?とよく見ると、尊王攘夷を掲げて、幕末の混乱で命を散らした者もいますが、伊藤博文など、明治政府をけん引していった人々もたくさんいます。

驚くことに、山口からは歴代8名のの首相が出ているのです !

今の安倍晋三首相も山口出身です。

松陰の教えはたくさんありますが、資料館で心に残ったことが2つありました。

 書物を読みっぱなしにするものではない。
膨大な書物を読んだ松陰ですが、彼の勉学のやり方は、本を読んだら要点をちゃんと書きとっていたことです。
読んだだけでは忘れてしまうことがありますが、ちゃんと書いておくことで知識が定着するのですね。



 師弟ともに同行し、ともに学ぶ。
師弟の礼儀も大事ですが、それよりも師弟の信頼関係が何よりも大事、と説きました。
松陰自身、門下生と田畑を一緒に耕したといいます。



「学ぶ」ということがどういうことなのか、また「人を導く」とはどういうことなのかを振り返り、私自身もっと研鑽をしないと、と心が引き締まる旅となりました 

「西郷どん」もあと一ヶ月ちょっと

楽しみたいと思います。