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英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

レッスンあれこれ

2022-07-07 | レッスン風景
暑い毎日ですが、レッスンに参加している子どもたちを見ていると、暑さも忘れるほど笑えることがあります。

レッスン風景 その1

やる気満々の帰国子女クラスの三年生たち。

本日のJournal writingのトピックは、3 wishes.

お願いごと3つ考えよう!



  いろんなアイデアをbrainstormします。

何かなぁとそれぞれが考えてたら、

「マスクだ、マスク」

「そうそう、マスクはずすこと!」

「一日中はずすこと!!」

と、みんなが言い出しました。

‘I want to be rich.’と言った私とは違って

今の時代を生き抜いてる子どもたちの切なる願いです

レッスン風景 その2

9人中6人が男の子の中学1年生クラス。

M先生 'What do you think easy-going means?' 「easy-goingってどういう意味だと思う?」

子どもたち
「簡単に。。。。。行く、ってことか
  ↓
「ああ、近道ってことか!
  ↓
「ショートカットやな、ショートカット!

M先生 「う~ん、悪くないけど、違うかな

暑くても子どもたちのパワーは全開です

「フツー」ってなに?

2021-10-05 | レッスン風景
先日の帰国子女中学生クラスでの会話です。

先生「みんな料理する?」
生徒「あんまりしな〜い」(注:半分以上が男の子のクラス)
先生「でも、ゆで卵とか、目玉焼きくらいはできるでしょ?」
生徒「できると思う」「うん、作れる」
先生「じゃあさ、どんな固さのゆで卵が好き?」

生徒の一人「フツー」

先生と私「はあ???

この「フツー」という言葉がクセモノです 

なぜならこれだけ世の中が多様性に満ちてくると、何が普通で何が普通じゃないか、その人によるからです。

人じゃなくて、国や文化によって違う場合もあります。

たとえば、「女子教育」

私が30年前に留学していた頃、アラブ首長国連邦から留学してきたMayは、水着を来てビーチに行ったこともなければ、外でテニスをしたこともなかった。

当時、彼女の国では学校の体育の授業は、男女が別れて行っていたし、女子は身を布でつつみ肌が見えないようにしていましたから、テニスウェアなんて誰も持っていませんでした。

家の外で、女性が男性に肌を見せるのが禁止されているのです。

このMayは女医になることが夢でした。

女性の医師がなかなかいなくて、なかなか女性の病人が医療処置を受けられずに、死亡率が高かったのです。

日本で「フツー」に男女性差の差別がなく、医療も受けられ、テニスもできるし、水着も来てビーチにいくことは、彼女たちにとって「フツー」じゃありませんでした。

今でも中東では、なかなか女性解放まで至っていません。

    

で、「ゆで卵」に話が戻りますが、どんなゆで卵が好き?と聞かれたら、皆さんはどう答えますか?

先生は「じゃあ、もっと具体的に言ってみて」とdiscribeするよう励ましました。

「中(center)の柔らかさはどのくらい?」「何%くらいが液体でどろっとしてるのがいい?」

子どもたちが具体的に話し始めました。

どんなtalkも相手がイメージできるように、具体的に話すことが大事です。

それが相互理解に結びつきます。

「フツー」とか「まあまあ」で会話をすませないようにしたいですね 

Do you believe in God? 神様を信じますか?

2021-08-31 | レッスン風景
「あなたは神さまを信じますか?」と聞かれたらなんと答えますか?

宗教の話をしようと思っているわけではなく、私が担当する中学生クラスで行うディスカッションの質問の一つです 

全部で9名いるうち、4名がYES, 5名がNOと手を挙げました。

'God never works!'と叫んでいる子もいて大笑いでした

でもね、実は、日本人ほど信仰心が深い国民もいない、という説があります。

え〜〜ほんと!?と思っている方、以下の質問に答えてください。
   ↓
   ↓
1。お正月に初詣に行ったことがありますか?

2。お守りを持っていたことがありますか?

3。おみくじを引いたことがありますか?

4。おうちに神棚とか仏壇はありますか?


上記でNOの子が5人いましたが、その多くがこの4つについてYESでした

初詣については「僕はいきたくないけど、親が連れて行くからいやいや行く」と答えた子もあり。 

思春期の男の子には微妙のようです

それでも、

「受験合格祈願に行ったことがある」
「交通安全のお守りをおばあちゃんからもらった」
「おみくじはいつも引く、中吉ばっかりだけど
「海外留学に出発するお兄ちゃんのために、家族みんなで仏壇で手を合わせた」などなど、止まらないほどに話が出てきます(もちろん英語で

無神論者を'atheist' と言いますが、まだどの子もそこまでではなく、やっぱり神さま仏さまはいるかもね、というオチになりました。

さて、お守りは'lucky charm'と呼んだりします。

私も子どもの頃はたくさん持っていました。祖父母や両親からもらったもの、ランドセルにつけたり、捨てずに、初詣の時に持参して焼却してもらったりしていました。そんな時はなんか心が痛みましたね

皆さんのご家庭ではいかがですか?

ちなみに我が家の長男は、カトリックの中高に通っていましたが、大学生でガーナの僻地でボランティアをしていた頃、「神様なんて信じない」と言ったら、村のシスターに呼び出されて、コッテリ説教されたと笑ってしました。

次男はプロテスタントの学校で「宗教係」なる、宗教の時間に聖書を配る係をしておりましたが、「神様はいると思う?」と聞いたら「いなかったら、僕たちの存在が理由づけできないでしょう」と言ってました。

兄弟でもぜ〜んぜん違うもんです 




「あきらめない」ということ

2014-06-24 | レッスン風景
先日、あるお母さまからメールが届きました。

昨年度小学校を卒業して、今は中学一年生の教え子だったSちゃんのお母さんからです。

学校で行われるスピーチの原稿を英語にしたけれど、正しいのかどうかわからない、Google翻訳でもよくわからないので、見てくれませんか?というメールでした。

「もちろんですよ、送ってください」と返信したらファックスで送られてきました。

‘人は変われる’というタイトルの作文でした。日本語がA4で1ページ、そして丁寧に手書きされた英語のページが4枚でした。

Sちゃんは4歳で私のスクールにはいりました。お姉ちゃんも私が教えていましたし環境が整っていましたから、リスニング力もあるし、英語の感もよく、何も心配をしていませんでした。

ただ、泣き虫さんでした

緊張すると泣けてくる、ちょっと間違えただけで泣けてくる 

泣きたくて泣いているわけじゃなくて、自然と涙がでてしゃくりあげてしまうのです。

「まちがえてもいいんだよ」「トライすることが大事なんだからね」「泣かなくてもいいんだよ」といつも励ましていましたが、自分でもどうして涙がすぐ出るかわからないの、と言ってました。いつもポケットにハンカチがはいっていて涙をそっと拭いていました。

そんな彼女が、レッスン中の出来事で自分が変わっていった、というのです。

たまたまおこなったアルファベットのクイズで勇気を出して手を挙げたら、私が指名し、答えが正解だったーその時とても幸せな気持ちになって前に踏み出すことができた、という内容です。

いつの出来事か私はまったく記憶にないのですが、ある時からSちゃんはとても変わりました。泣かなくなりましたし、まちがえても「あら~まちがえたあ~」と笑うようになりました。

Sちゃんはこう書いています。

「自分を変えたいと思いました。あきらめずに努力を続けていればきっと報われます」と。

     

「あきらめない」という言葉を読んで、先日見たダイアナのプレゼンを思い出しました。NHK「スーパープレゼンテーション」でも放映されましたが、私自身とても力をもらったプレゼンです。

日本語版は以下です。
http://www.ted-ja.com/2014/02/diana-nyad-never-ever-give-up.html

子どもたちと是非ご覧いただき、「あきらめない」ってこういうことなんだね、って伝えてください。


春を体感して楽しむーKids Garden Class

2012-04-27 | レッスン風景
桜の花も満開、あちこちの花壇にはチューリップや水仙、フリージアが咲いて、本当に春って心がワクワクする季節です。

 スクールの幼児向けクラスである「Kids Garden キッズガーデン」では今月の学習テーマはずばり'Spring!' (スプリング)

 どんなことをしたかというと・・・・

   「春になって景色はどんなふうに変わってきた?」「外にはどんなお花が咲いてる?」
    「みんなが着ている服装はどんなの?」「寒い時はなに着てた? 今は何着てるの?」

講師がまずティーチャートークでいろいろ質問します。子どもたちは自分たちが知ってる英語の単語を駆使して話をしてくれます。
毎週2時間、ネイティブ講師と日本人講師が入る中身の濃いレッスンですから、リスニングもスピーキングも上達します。

 それから、春のお歌を歌い、春の絵本を読みました。
 そして、講師が持ってきたチューリップの花の観察です。

   「花びらは何枚あるのかな?」
    「中はどんなふうになってるかな?」・・・・みんな興味津々 
 しっかり観察をして、絵を描きました。

 そして、次のレッスンでは紙皿で「凧」を作りました。そしてみんなで外に行き、凧上げをしました。
 
   

 春のそよ風に吹かれて、子どもたちもご機嫌 
 凧上げは大成功です。

 今週のレッスンでは、春をテーマにしたクッキングも楽しみます。

 子どもたちが体感したことは記憶に残ります。
 この「楽しかった」経験が次の英語学習へのモティベーションになるといいな、と思います