英語と子育て

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シアトル旅行記 その2~カフェラテの山

2016-08-25 | その他
みなさん、このカフェラテをご存じですか?


おそらくどのコンビニでも売っていますが、私が大好きな飲み物「マウント・レーニア」です。そしてここに描かれている山が、ワシントン州カスケード山脈の最高峰であるレーニア山です。

この山、標高4,394 mと富士山より高く、シアトルの高速道路を走っている車窓からも見えますが、ダウンタウンから車で2時間ほどのところにあり、この地域は地元のインデアン部族が住んでいました。
 レーニア山への行き道の車窓から頂が覗く。

インデアンたちはこの山を「氷の母」という意味の「タコマ」と呼んでいて、シアトルの国際空港は「タコマ国際空港」と呼ばれています。

今回の私の旅の第一目的はこのレーニア山に行くこと。私には登山はできませんが、ハイキングをして自然を楽しむことが目的でした。

7月までは残雪が残り、相当寒いという噂でしたのでダウンジャケット持参でしたが、当日はそれまでの雲がなくなって青空になってきました。レーニア山国立公園の入り口から「パラダイス」と呼ばれる山道入り口の駐車場までは、国内あるいは国外からの旅行者の車と観光バスでいっぱいです。
    山の全貌が見えてくると「うわ~」と声がでます。

私が参加したツアーも中型バスでしたが、アメリカ人、韓国人、シンガポール人、ノルウェー人と様々な国から集まった16人。ある意味チームみたいな雰囲気が出来上がって、お互い共通言語の英語で車中も大変にぎやかでした。

本当に「英語」がコミュニケーションのツールであると実感できます。

この日は朝7時に出発し、7時に帰ってきましたが、さすがに身体全体が心地よい疲れに包まれました。

次の日は、スカンジナビア半島から多くの移民が移り住んだバラード(Ballard)地区へ。ここはユニオン湖と結ぶ水門があるのですが、その隣にFish Ladder 【フィッシュ・ラダー】が設置されていて、カスケード山脈の川へ産卵に戻っていく鮭が見られます。


シアトルのパイクプレイスマーケットにずら~っと並んだ鮭(サーモン)はこうやって上ってくるのね 



川の流れに逆らって一生懸命泳いで登ってくる鮭を自分の目で見たのは初めてだったので、心底感動しました 

 鮭がいる!鮭!鮭!  

 近くでみると迫力あります。

日本のサーモン寿司よりここの方がおいしいから是非食べなさい、と言われていたのですが、チャンスを逃したのはとても残念 

次回訪ねる時には絶対に食べるぞ、と決意して帰ってきました。

    

みなさんはこの夏、どんな経験をされましたか? 何か学んだことはありましたか?

その経験を是非、まわりのお友達や先生に伝えてみてくださいね 








シアトル旅行 その1~アメリカという国

2016-08-18 | その他
13年ぶりにアメリカのワシントン州、シアトルに行ってきました。アメリカ本土もなんと7年ぶりです。

シアトルは産業がとても盛んな都市で、みなさんがよくご存じのマイクロソフトの本社もシアトル、スターバックスもエディバウワーもシアトル発です。

マイクロソフトのビルはいくつか立っていますが、これはひときわのっぽのビル。

ほかにもアマゾンAmazonやコストコ(英語では'コスコ’と発音します)もシアトルに本社を構え、ダウンタウンのど真ん中にアマゾンの気球のような建物が建築真っ最中でした。

13年も経っていると本当に、いろんなことが変わってました。もともと湖が多く、「きれいな水」からコーヒー産業や精密機器産業が栄えていますが、以前、1ブロックごとにあったTully's coffeやSeattle the best coffeeのお店が減っていて、どこ行ってもスターバックスばかりが目につきました。

 Pike Place Market近くにある第一号店は長蛇の列

スターバックス本社ビル 屋根にロゴがのっかってます。

また次男が滞在しているベルビュー(Bellevue)は13年前にはなかった高層ビルが増えていて、その中でも目を引いたのが'Expedia'(エクスペディア)の輝くビル。うちの息子たちはこのサイトで格安航空券を買います。

 真ん中奥がベルビューにある本部ビル。13年前にはありませんでした。

その他のお店の位置が変わっていたり、前はすごくにぎやかだったショッピングモールが閑散としていたり。

それでも、ああアメリカにいるんだなあ~と思うことが3つありました。

 どんなとこでくしゃみしても、全然知らない人が'Bless you!'と声をかけてくれる 
20代の頃、シカゴの空港でスーツケース引っ張って歩いている時にくしゃみしたら、めっちゃ遠くにいた黒人の男の人が'Bless you!'と私に向かって叫んでくれたことがありました (そんなに私のくしゃみが大きかった)。今回は私がバスでくしゃみしたら、前に座っていた10代のかわいい男の子が'Bless you!'と言ってくれました。それもポケモンGOしながら
でも、声かけてもらうとなんとなく嬉しいですね 'Thank you!'と私もにっこり

 フリーウェイは4~5レーンあって、一番左側はポルシェとレクサスがバンバン追い抜いていく。
今回次男が運転する車で移動しましたが、怖いくらいスピード出して走ってます。それにしても日本車と韓国車が多くなりましたね。日本車は相変わらずHONDAの人気が高いですが、多いのはTOYOTAとMAZDA。以前よく見たアメ車のTransam(トランザム)やMustang(マスタング)は皆無でした。
日本の「譲り合い精神」も素晴らしいですが、アメリカの道の譲り合いもごく普通。ラッシュの混雑時でもみんな「お先にどうぞ」とスペースを空けていました。

 電動車椅子の人が健常者と同じようにどこにでもいて、そういう人たちにみんなが優しい。
30年以上も前に留学した大学にはすでにどこでも車いす用のスロープがあって、さすがアメリカ!と驚きましたが、今回はもっと驚きました。息子のホストファミリーのお父さんは電動車いすで、毎日のようにひとりで町中まで出かけます。バスに乗る時は自動でスロープが下りてきて自分で楽々乗っていきます  その後、運転手さんが車いすを固定しました。車いすを固定するスペースに椅子がもともとあるんで、座っている人がいる場合もあるんですが、気が付いた人が「車いすの人が乗るからスペース空けて」と乗客が声を掛け合います。
日本の電車やバスでは、優先席にどかっと座っていて、席を譲ろうともしない人を度々見かけますが、アメリカでは「みんなで助け合おう」という気持ちが高いような気がします。


また舗道も段差がなく、歩く私たちよりこの電動椅子が速い 


アメリカでは、歩行者が最優先ですが、その中でも車椅子はもっと優先。信号が赤だろうが、青だろうが、車椅子の人が歩道で停まっていると、「渡る」と仮定して車はすべて停止しなくてはいけないそうです。だから、「渡る」意思がない車椅子の方は、信号に背を向けて停まります。アメリカで免許を取得した次男は、この文化の違いについて感激したようで「すごいよね」と言ってました。

次回は今回の旅の第一目的「レーニア山ハイキング」についてお知らせします