英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

色の名前

2021-04-21 | 教育一般
先回「え?」と思ったことを書きましたが、実はもうひとつありました。

それは、ファミマで売り出した下着に「はだ色」という記載があって、人種差別につながるとのマイナスの風評のため、何万点の商品を回収した、というものでした。

確かに「はだ色」の「肌」というのは人種によって違って、今は多様化しているので「はだ色」という言葉自体が差別だという意見もありますが、私自身は幼稚園でもらったさくらクレヨンの「はだいろ」は「あの色」で、私の中ではほとんど「固有名詞化」しています。

おそらく私くらいの年代は「はだいろ」と聞けば「あ~あの色ね」とわかる。
あの色が「ベージュ」とか「ピンクベージュ」とかにかわってますが、今いち私はしっくりしないのです。

油絵のKUSAKABE絵の具にはこの2つの色があるんですが、あのさくらクレヨンの「はだいろ」とはちょっと違うんですね~。

それぞれの国にそれぞれ固有の色があるように、色の名前も「固有名詞」として扱えないのかな、と思うのですが、ほかの人には私が多様化を理解してない、と思われるかもしれません。

確かに、「はだいろ」があったら「髪いろ」とか「目いろ」とかあってもおかしくないですものね

自分自身「多様化」についていかないと!と思います。

それにしても「はだいろ」表記の商品がもし廃棄になったら、なんとももったいないですね。

みなさんはどう思われますか?

ジェンダーに関わる言葉について

2021-04-08 | 教育一般
最近「えっ!」と思ったニュースがありました。

東京ディズニーランドで ' Ladies and gentleman! Boys and girls!'

という御馴染みの言葉(掛け声)が、

'Hello, everyone!'にとってかわる、というニュースです 

その理由は、「ジェンダー」が明らかな語彙を避ける、というものでした。

「えっ!」と思ったのと同時に「うちのレッスンのあいさつといっしょだ 」と思いました。

私の息子たちが小さいころよくいったサーカスなんかでは、この' Ladies and gentleman! Boys and girls!' という勢いある掛け声で幕開けし、観客がわ~~~~と盛り上がったものです。

が、これが'Hello, everyone!'となって、ショーやパレードは盛り上がるのかなあ~、なんかさみしい感じがするのは私だけでしょうか。

ジェンダー(性差)の境目がなくなってきて、例えば、タイなんかは18種類もの性別があって、LGBT(性的少数者の総称)に対する差別も少ないし、性別の多様性も寛容になってきている国もあります。

今まででも'chairman(議長)'が'chairperson'になったりして性差を問わない言葉がたくさん生まれました。

そうなってくると、boyとかgirlとかいう単語はなくなっていくのか?

となると、昔、郷ひろみが歌っていた「きみたち女の子、ぼくたち男の子」っていう歌は完全にNGだな、とか、

あるいは、日本語特有の、兄、姉、妹、弟、なんていう単語はどうなるんだろうか、と考え始めたらとまらなくなってしまいました

そんな中、昨日の朝刊にはこんな記事も。



この記事を読んで、辞書の改訂も大変だなあ、と思いながら、個人的にウケたのは「ぽっちゃり」の項目で、これが「女の子」特有の言葉だったとは意外でした。

言語は進化するものですが、さてさて、この先、性差に関係する言葉はどうなっていくんでしょうか

みなさんはどう思われますか?