英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

NHK「プロフェッショナル」から学ぶこと

2015-11-19 | その他
2003年のベストセラー「13歳のハローワーク」という本をご存じですか?

我が家は発売と同時に購入。当時小中学生だった息子たちと何回もめくった覚えがあります 

小さい頃から「お笑い芸人になる」ことが夢だった次男は、どうやったらそういう仕事につけるのか?一生懸命ページをめくっては読んで調べていました。

大人の私でも気が付くと真剣に読んでいることもしばしば。世の中にはこんなにいろいろな職業があるのかーこういういろんな人たちが仕事をして社会を動かし支えているんだ、と感慨にふけったものでした。

さて、長年かかさず観ているテレビ番組のひとつに、毎週月曜日に放映されている「プロフェッショナル」
があります。

日本を支える農業、林業、漁業はもちろん、ありとあらゆる職業の「プロ」が登場するのですが、先回の職業が「曳家(ひきや)」という仕事でした。

「曳家(ひきや)」ってご存知ですか?

たとえばお城などの歴史的建造物の土台(城壁)などが崩れてきた時、建物をそのまま別の位置に移動させるお仕事です。

大事なお宝建造物を補修保存するためには、なくてはならないお仕事です。

私は実際そうやって移動した家とかその他建造物こそ見たことがあれ、どうやってこういうことができるのか不思議でした。

でもやっぱりそういうことができる「プロ」がいるんですねえ~

技というか、知識というのか、経験というか、知恵というのか・・・・もうあっぱれ!としかいいようがない。


そして、この番組にはこれまでに300人近くの「プロフェッショナル」の方々が登場しているのですが、挫折をした経験がない、という方は一人もいない。

言い換えれば、どのプロも大きな挫折を経験し、それを自力で乗り越えているんです。

それに加え「プロフェッショナル」がどうあるものか?と番組の最後に尋ねられると多くの方々がこう答えるのです。

 「毎日こつこつと」
 「臆病であること」

自分に課せられたことに向かい合い、地道にコツコツと働き、一歩ずつ前に進む。
決しておごらず高ぶらず、謙虚に、そして臆病なほどに慎重になること。


大事なのは学歴や成績じゃなくって、ゴールに向かうその精神なんだとつくづく思います。


私もその道の「プロ」を目指して毎日コツコツとまだまだ前進するぞ!、と毎週観るたびに勇気をもらいます。

子どもたちにもそういう生き方を見せていきたいな。

     

さて、元に戻って「13歳のハローワーク」-改訂版も出て、IT産業もたくさん盛り込まれました。

まだまだものづくりの分野はちょっと物足りない感がありますが、親子でめくってみることをお勧めします。


子どもたちと夢を語るって素敵なことだとは思いませんか?  







お掃除タイム

2015-11-03 | その他
世界にはいろいろな異文化があります。

日本で生まれ育ったら「当たり前」ですが、外国人の目から見ると「当たり前」ではないもののひとつに、日本の学校の「お掃除タイム」があります。

子どもたちが教室の掃除をしたり、ランチタイムでは給食の配膳も子どもたちがおこないます。

うちのスクールのアメリカ人は一様に驚きます。

特にトイレ掃除も子どもたちでする、と言うと「え~! ウソでしょ」となる 

アメリカの学校はお掃除をお仕事としてする人がいて、授業が終わるとやってきて掃除します。一般の会社と同じです。ここで雇用を生み出しているという考え方でしょう。

先日、動画サイトでおもしろいものを見つけました。


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These Kids Clean Their Own Classrooms – And Have Fun Doing It

Should kids clean their own classrooms? Japan thinks so.

Posted by AJ+ on 2015年11月2日


日本の小学生たちが協力して、教室の掃除、トイレの掃除、そして給食の配膳をしています。どの子も楽しそうにやっています。

私は小学生の頃、給食が大好きで、給食委員をやっていましたし、給食の配膳は大好きな係りでした。どんなふうに適量に盛り付ければこぼれないとか、熱い汁物はどうやってよそい分けるのか、など、この経験から学んだといっても過言ではないでしょう。

「トイレ掃除」について言えば、ある時は「罰則」にでもなるほど、みんな苦手なものですが、私たちの共通意識として、

 自分たちが使うところは、自分たちできれいにする→責任感を育てる。
 自分たちで掃除することによって自分たちも汚さないようにする。→他者への思いやりを育てる。
 みんなで協力しておこなう→団結力やチームワークを育てる。

というものがあるでしょう。

しかし、外国の方々の動画への書き込みを見ると、

'Child abuse' 「幼児虐待」とか
'Child labor' 「児童労働」

との指摘もあって、日本人の私は驚いてしまいます 

ちなみにうちの息子たちは学校のトイレ掃除のおかげで、うちのトイレ掃除もやってくれていました 


動画に出てくる子どもたちが「褒めてもらえると嬉しい」とか「きれいになると嬉しい」と、喜びを感じているところが観ていて嬉しい 

日本の「おもてなし」文化は世界中から賞賛される文化ですが、こういう子どもの時からの習慣が「おもいやり」を育て、「おもてなし」につながるんじゃないかと思います。

みなさんはどう思われますか?