英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

食育を考える

2012-03-20 | 子育て
結婚して24年、ずっと夫のお弁当を作っています。正確に言えば、高校生の頃から自分でお弁当を作っていましたから、お弁当歴は相当長いです 

 理由は2つ  カロリーをとりすぎずバランスよく食べるため。

二人の息子たちも小学校を卒業してからお弁当持ちでしたから、一日4個のお弁当を朝から作っていました。たまには購買で買って食べたいだろう、と思いましたが、二人とも「弁当がいい」と言い、私が出張でいない時とか病気で臥せっている時以外はずっとお弁当を持ってっていました。

 夏は早めに起きて、ご飯をさましてつめなくてはいけないし、次男がラグビーをやっていた頃は毎日2個のお弁当を持たせていました。当日の朝からでは間に合わないので、お総菜は多めに作って小分けして冷凍したり、前の晩は下ごしらえをしていました。

私が手作りの食事にこだわるのは、長男のアトピー性皮膚炎発症が大きなきっかけです。私自身グルメとは縁遠く、基本的には「それなりに美味しい」こと、「空腹を満たす」ことで食生活は成り立っていましたが、家族が増え、家族の健康を預かる立場になってからはそんな悠長な姿勢ではいけないと、それなりに学びました。

朝食はご飯と具沢山のみそ汁をしっかり食べさせました 
 スナックなどのお菓子は一切与えられなかったので、手作りのおやつを工夫しました。三度の食事も「砂糖」や「油」「乳製品」とは縁遠いものでしたが、今思うと、それが功を奏したのか、長男は病気知らずです。歯もろくに磨かないのに小学校では「よい歯」で表彰されました。

かたや次男は、制限なしでしたので、あちこちで菓子をつまみ食いしたせいか、長男ほど身体が丈夫ではありません。

先日読んだ「体温を上げる料理教室」という本に「肉食と砂糖が身体を狂わせている」とあって合点がいきました。



著者の若杉友子さんは70歳を過ぎてなお、スクワット70回、縄跳び100回くらいは平気、髪の毛も染めたことがないほどお元気な方ですが、この源が日本の伝統的食生活である「一汁一菜」であること、食生活を見直さないと子どもが元気を失う、そして日本の社会が危ないと警告をしています。

東洋哲学である「万物は陰陽から成る」という考えを食生活にあてはめ、どんな食べ物が陰はたまた陽であり、それを理解することで自分や家族の身体の具合をコントロールしていく方法をわかりやすく述べています。

私が意外!と思ったのは;
* 豆腐や納豆が健康にいいというのは間違っている
* 菜食主義は健康にいいというのは大きな間違い
* 塩分を控えめにすると活力も失われている
の3つ。

「食育」という言葉を初めて使った石塚左玄は「食は本なり、体は末なり、心はまたその末なり」と言っていますが、心身の病気は食事に原因があるということです。

たかが食べ物、されど食べ物、知ると知らないとでは大違いと思いました。

我が家の食生活、まだまだ改善の余地ありです 

英語は世界を支配するのか?

2012-03-11 | 英語学習
アジアでは英語教育がさらに熱心に広まっています。

 今や英語を話す人が多い国は、アメリカの次がインドだといわれています。まあ、人口も多いからでしょうが、インドはフィリピン同様、英語が「公用語」となっています。

 先週のAsahi Shinbun'Globe'では'Is English taking over the world?' 「英語化の行方」という特集が組まれていてとても興味深く読みました。

 まず一番のショックが日本人のTOEFL平均点が低いこと。トップのシンガポール(98点)、ブータン(82点)、韓国(81点)中国(77点)と続く中、日本は70点とかなり低い。2010年実績によると、日本はアジア30の国・地域のうち27位で、8位のブータン、13位の北朝鮮より下ということになるそうです 

 もちろんTOEFLの受験者はそれぞれの国でも上流階級の人たちだと思いますので、母体のデータにもよるところでしょうが、それにしても日本人の英語力がアップしたという記事はとんと見ません。

 そして見逃せないのが、シンガポールでは中国語が「第三言語」として学習されていること、韓国にいたっては国家戦略として「英語漬け教育」がなされてきていることです。

 さあ、日本はどうするべきでしょうか?

 英語指導者としては、もちろん子どもたちに英語をマスターして欲しい  

 日本のような島国では、英語が絶対的に習得されなくてはいけないという状況ではありません。国内産業も盛んですから、英語がわかんなくたって生きていける。

 でも・・・・と思うのです。

 すでに今の世の中、すべての人が「グローバルな世界」に生きていて、そういう意識をもって生きることが大事だと思うのです。

 英語をもうちょっと学習するだけで、そういう意識は高まります。

 英語に限らず、ほかの言語でもいい・・・韓国語だって中国語だって、はたまたフランス語だっていいかもしれません。

 他言語を学ぶということは他の国、他の文化を学ぶこと、知ることです。
 

 今日ニュースでは世界中の人たちが「311」によせる想いを伝えてくれました。

 英語教育を通して、日本の子どもたちに世界に目を向けることをこれからも伝えていきたいと思いました。 

 

内向的な子どもたち

2012-03-04 | 英語学習
あなたは社交的ですか?それとも内向的ですか? お子さんはいかがですか?

 先日、私のスクール教師の2歳の息子さんに逢いました。教師のお母さんは笑顔が素敵な社交的なお母さんですが、この息子さん、すごく人見知りをします。赤ちゃんの時から抱いて泣かれなかったことがないです 

 「Sくん、こんにちは 」と覗き込むと、すーっと目をそらす(その表情がまたかわいい)
 
 もう一度「Sくん!」と覗くと、今度は目を閉じてしまいました  「あらら?? 」

 お母さん曰く 「すみません、どうも彼、‘自分が見られていない世界’に入り込もうとするみたいで」

 このお母さんの解釈に大笑いしてしまいました 

 今までたくさんの子どもたちに関わってきましたが、人見知りをする子、人前では声を発しない子など様々に内向的な子どもたちがいます。おうちでも話さないかというと、そうでもなく、たいていの場合お母様に聞くと「うちではおしゃべりで、大きな声で妹と遊んでます」と聞きます。

 「どうしてうちの子はあんなに小さな声しかでないんでしょう?」
 「もっと大きな声で発表してほしいです」

 など、お母様方からは、オープンクラス(授業参観)などにいらっしゃるとご意見をいただきます。

 でも、これはそのお子さんの個性でしょう。

 先月のTime Magazineでは'Introverted children(内向的な子どもたち)'という記事をある小児科医が書いていました。

 「内向的というのはその子の性格であり、内向的な子は思慮深く物事を熟考することに長けている。天才と呼ばれる学者に内向的な子どもだった人が多い」
 「社交的が良くて内向的が悪いというものではない」
 「内向的な子どもの長所を親がよく見て褒めてやり、愛情で包んであげることが何より大事」

 まれに血液循環の障害から脳の血流が悪く、それが思考力の低下を招いて内向的な性格を生み出すこともあるようですが、それはほんとにごく稀なことでしょう。

 幼稚園でレッスンしていると、年中年長とほとんど声らしい声を聞いたことがない子が、小学生になって大きな声で本の音読を上手にしてみせて、正確が180度かわったように見える子もいます。

 また音声によりスピーキングでは意見を発表できなくても、高学年になって書く力がついてくるに従ってライティングで意見をたくさん述べれる子もいます。

 子どもはひとりひとりその子なりの「ポテンシャル(可能性)」がありますから、それを私たち大人が見つけ出して、原石から宝石にしてあげたいと思います