英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

ボランティアワークから学ぶこと

2012-05-31 | その他
先々週の日曜日は毎年恒例のキッズ・インターナショナル・スクールのバザーが開催されました。

 みんなの願いが通じてお天気もよく、地域の方々もたくさん来場されました
 
 このバザーはスクールの保護者の方々がボランティアで運営されます。当日の企画はもちろんのこと、ちらしを作成し、地域のお店にも協力をお願いしたりして広報活動もされます。開催前日は会場設営、そして当日運営、駐車場の整理、とそれはそれはたくさんの仕事を自主的にされていて、毎年本当に頭が下がります。

 お子さん方はまだ幼児の方が多いのに、ご一家総出で働いてくださるところもあります。また小学生になったスクールの卒園生たちは「子どもボランティア」として、スナックの販売やゲームなどのアクティビティのお手伝いもします。

 お父さんやお母さんが生き生きと働くのを見て、子どもたちもみんな、大きな声を出して働いてくれました。

 「働く喜び」「人の役にたつ喜び」をきっと学んでくれたことでしょう 

 これこそが、昨今、重要になってきている「体験学習」です。

    

 アメリカの小学校では「ボランティアワーク」が教科としてはいっているので、「自らを役立てる精神」は子どもの頃から培われます。

 親子留学をした時、長男が通っていた園では、半年に一度、保護者主催の'Clean-up day'というのがありました。

 多くのところが夫婦そろって参加し、スクールの壁を塗ったり、本棚をきれいにしたり、お父さん方はカーテンレールを直したりの力仕事で大活躍。私もせっせと部屋の壁塗りを初体験したのを覚えています。都合で参加できない人はDonation(寄付金)を払って、スクールに役立てます。


 日本も昔に比べればボランティアワークが多少は増えてきていますが、まだまだだと感じます。

 私は息子が二人いましたので、保育園時代は夫婦でPTA会長、小学校に入ってからは子ども会の役員、そしてPTAの役員も3年続けてやりました。仕事を抱えて大変かな、と最初は思いましたが、やってみると学ぶことは多く、子どもや学校、地域に関することがよくわかり、大変勉強になりました。なんでもやってみると学ぶことがあるものです。

 なにより「子どもたちのため」「社会のため」に働く喜びを感じました。 

 特に子ども会の活動であった「廃品回収」や盆踊りなどの「地域行事」の活動は本当に楽しかったのを覚えています。

 その後「廃品回収」は業者の手によって行われるようになり、地域の行事もぐんと減ってしまいました。

 子どもたちに「廃品回収」の作業に携わらせることは、地球のエコを考えるという点においても、とても大事だと思うのですが、運営が難しいのでしょうか、本当に残念です。

 まずは大人が率先してボランティアワークに取り組み、「働く喜び」「人の役にたつ喜び」を子どもたちに見せて学ばせていってもらいたいな、と思います。

問題解決能力を育てる

2012-05-22 | 子育て
先週の土曜日は久しぶりの学会発表でした。

 所属している日本児童英語教育学会(JASTEC)の部支部研究大会で「インターナショナルスクール卒園生の言語力維持:エンパワーメントプログラムの効用」というタイトルでお話をさせていただきました。

 私のスクールでは、土曜日どっぷり英語漬けの「サタデークラス」と、平日2時間集中型の「インテンシブクラス」というイマージョンクラスがあり、インターナショナルスクールを卒園して小学生にあがった子どもたちが通ってきてくれています。日本の小学校へ進むと、それまで習得した英語を維持するのが大変です。かなりの努力も必要ですし、ご家族のサポートも必要です。

 それにもまして、子どもたちの英語学習へのモティベーションを保ちながら継続維持していくこと、そのために魅力あるカリキュラム作りと指導法を日々追求しています。今回はそうした内容をみなさんに聞いていただきました。

 私の発表の最後に、このプログラムの成果として、小学校4年生になったYくんに絵本を読んでもらいました。Yくんは昨年度のプレゼンテーションコンテストでも優勝しています。'Harry the Dirty Dog'という20ページある絵本です。

 この絵本をYくんはすべて暗記して読んでくれることになっていました

 1ページを読み始めて3行目でとまりました。

 「あれ??」とYくん。

 しーんとした会場から「ガンバレ」と声がかかりました。

 数秒だったと思いますが、その沈黙の時間は長く感じました。横で画面を操作していた私自身「どうしよう 」と思い、声をかけようとしたその瞬間・・・・

 'Excuse me. I'm going to start from the beginning.' (すみません、最初から読みます)とYくんは言ったのです 

 そして何事もなかったかのように、朗々と読んでいきました。 目を閉じればネイティブの発音。 聴衆に語りかけるような読みです。

 'Thank you.'と最後にペコリとおじぎした瞬間、拍手喝采  

本当に素晴らしい 



 その後、役員の方々と懇談で、みなさんが褒めてくれました。

 「すごいね、あの発音。それに読み方も素晴らしい」

 「でも、一番驚いたのは、自分でまた最初から読み始めたことだよね、それも英語でちゃんと断ってからさ」・・・・・そうなんです そこが彼は素晴らしかった。

 小学校4年生ですよ。普通、頭が真っ白になりますね。まわりからの声かけを待つでしょう。

 でもYくんは違いました。自分で考えて、問題を解決しました。

 

 夕方、スクールでお母様にお会いしました。

 わざわざお休みの日にご家族で学会に来てくださったこと、Yくんが本を読んでくださったお礼を述べました。そうしたらお母様がおっしゃいました。

 「本読みの出来は前の方がよかったと思うのですが、でも、あそこでとまって、自分でちゃんと考えて最初からやり直した、という行動に私は大満足です 


 レッスンでも様々な'problem'を取り上げて、それに対する'solution'を毎回ディスカッションしていますが、問題解決能力というのは一朝一夕では身に付かないものです。子どもたちに日常生活の中でたくさんの失敗を経験させて、そこから「どうしたら次回は失敗しないか」と考える力を育てることが大切です。

 それが「問題解決能力」であり、社会に出たら必須の力です。

 きっとYくんのご家庭はそういう姿勢をとられているのだと思いました。

「宙ガール」になる?

2012-05-18 | 英語学習
ゴールデンウィーク中は山にこもって、ハイキングを楽しみ、友達と毎日BBQやらパーティでわいわいしておりました。

そこで話題になったのが、来週21日の「金環食」です。
天文クラブにはいっていたという友人の解説もおもしろく、時間といい場所といいこんなチャンスはない!と盛り上がりました。
それにしても22年前にドリカムの「時間飛行」で「指輪をくれる?2012年の金環食までまっているから」と聞いた時は、どんな先の話?と思いましたが、その年になったのか、と思うと感慨深いです。

いや~、楽しみですね。
太陽と月が恋に落ちる瞬間ですね。自然のロマンですね。

先週夕食の時に長男と「金環食」の話題になりました。

私 「英語ではなんていうだろうね? gold ring??」
長男「いやいや、それをいうなら'golden ring'でしょ。でも'eclipse'という単語が入るんじゃない?」
私 「じゃあ、'golden ring eclipse'?」
長男「長いね

二人で辞書を引いて、'annular eclipse'という単語を学びました。

それから長男と日食用メガネはどこでゲットしようか相談していたら、もうほとんど売れきれとのこと。
昨日、東京の東急ハンズで2600個売れたとニュースで聴きました。すごい 

慌ててネット販売で検索して、やっとゲットしました。


メガネと解説書でしめて1,480円。もと天文部だった友人お勧めのメーカーです。
思ったより高い買い物でしたが、この解説書が結構読み物としてためになりました。
日頃、とーんと夜空なんて見上げないですが、何かがきっかけで興味ってでてくるものですね。


「山ガール」から「宙ガール」が増えるかな?

とにかく21日の朝は晴れていますように 



映画で学ぶ「子育て」と「英語」

2012-05-08 | その他
長いゴールデン・ウィークも終わりました。きっとみなさんもそれぞれに楽しい思い出を作られたことでしょう。

 私は毎年この時期は長野の白馬に滞在し、ハイキングを楽しみますが、今年はそれに加えてたくさんの映画を見ました。テレビがないので、DVDを持ち込んで夜は鑑賞会です。

 今回は映画通の友人が送ってきてくれたDVDを何本か見ましたが、これはおもしろい!と思ったものが2本ありました。どちらもファンタジー映画です。

  'Nannie McPhee' (邦題 「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」)

魔法が使えるナニーといったら私はまず「メアリーポピンズ」を思い出します。息子たちも何回この映画を見たことでしょう。おまじないの言葉は今でも暗記してそらんじます。

 さて、今回は「メアリーポピンズ」とは似ても似つかない姿の「ナニー・マクフィー」-ダンゴ鼻に前歯は出てるわ、大きなほくろはあるわ・・・
 マクフィーは17番目のナニーとして7人の子どもたちがいるブラウン家にやってきます。
 この7人の子どもたちのやんちゃぶりがすさまじい。お母さんの亡くして唯一の楽しみがナニーを追い出すことなのですから。

 でもナニー・マクフィーは数段上手。魔法のステッキで5つのことを子どもたちに見事に教えていきます―「朝は起きること」「夜は寝ること」「人の話を聞くこと」「服を自分で着替えること」「Please. Thank you.を言うこと」―どれも基本的で大事なことです。
 キャストはアカデミー賞をとったエマ・トンプソンやコリン・ファースが演じています。
 
 こういう映画、親子で是非観て欲しいです 


  'Stardust' (放題 「スターダスト」)

 この映画は対象年齢がちょっと上がります。大人でも十分楽しめます。

 ニール・ゲイマンの小説を映画化したもの。 「ロード・オブ・ザ・リング」にコメディのエッセンスを入れた感じの映画ー愛と冒険のファンタジー映画です。スリルも満点。

 脇を固めるロバート・デニーロの海賊の親分、あの美しいミシェル・ファイファーの魔女ぶりは目が釘付けになります。

 いろいろな謎解きもあって、ラストシーンでは「なーるほどね」と納得  やっぱり一番大事なものは「愛」だよね、と思う


以上2本、英語も大変わかりやすくリスニングにはもってこいの映画です。


英語でウィークラリー

2012-05-01 | その他
巷はいよいよゴールデンウィークがスタートしました。

 29日は愛知万博の跡地にできたモリコロパークでウォークラリーを開催しました。午前中は幼児対象、午後からは小学生対象です。一日で約100名の方が参加してくださいました。お天気もよく絶好のイベント日和。

 公園には'Water zone' 'Forest zone'などいくつかのエリアがあります。私たちスタッフはそれぞれのエリアに通過ポイントを設置して、アクティビティを参加者とともにします。クイズに答えたり、歌やダンスをしたり、ゲームをしたり・・・・

* Animal JANKEN       * Category Game

     

 それぞれにピンクや緑の地図を片手に、ポイント地点をめがけて駈けているいる子どもたち、なんともかわいいです



 もちろん英語で! お父さんやお母さんもがんばって英語で話をしてもらいます。 なかには講師に熱心に英語で話しかけてくださるお父さんもいらっしゃって子どもたちにとってもいい刺激になりました。

 最後は大観覧車を見ながら、みーんなで'Chicken dance'を踊り、'Good-bye song'でお別れしました。