英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

相づち文化

2020-08-22 | 教育一般
外国人のひとたちと長年一緒に働いて、いつも感心するのは、彼らのあるマナーです。

それは「会話に割り込まない」ことです 

私が誰かと話している時、その人が私あるいは相手と話したいことがあった場合、彼(彼女)はずっと私たちの後方にたって、話しが終わるのを待っています。

視野にはいれば「何か御用?」と聞き、そうすると'I'm sorry to interrupt you, but.。。。。。(話の邪魔をして申し訳ないんだけど)というふうに、大変申し訳なさそうに話かけてきます。

「人の会話を遮る」ことが、bad manner(悪いマナー)だという文化がそこにあります。子どもの頃から親はそう教えます。

私がよく保護者と話している時に、お子さんが「おかあさ~ん、ねえねえ、おか~さん」と間に入ってきますが、彼らのマナーからしたら、考えられないことでしょう。

そういう時私は「今、お母さんと話しているから、ちょっと待っててね」と声かけしますが、待てる子もいれば待てない子もいる。本当は親御さんが「ちょっと待ってなさい」と言ってくれるといいのに、と思います。

以前、アメリカ人のお母さんが、子どもがそう言ってきた時に、'Honey, I'm talking now. Just wait!' (今、お話ししているから待っていなさい)と厳しくたしなめていたのを見たことがあります。



日本語の話し方の最も大きな特徴は相づちです 

相づちを頻繁に打つということは、絶えず相手の反応を確かめながら話すということで、これが共有意識を生むようです。

ある研究では、平均して1分間に20回、相手が約20拍話した後に一回、という結果があります。

A:「あのね」
B:「うんうん」
A:「やっぱり、これは私たちがやらなくはいけないんだと。。。。」
B:「ええ」
A:「例えば、この仕事があるでしょ」
B:「はい」
A:「それを来月までにさあ~」
B:「そうですよね」

なんてふうに会話が進むわけです

頻繁に相づちを入れるので、文という形としてではく、フレーズで終わったしまうことがあります。

一方、英語の場合は、相手がぜ~んぶ話終わるまで、いっさいの相づちをいれません。黙ってきいています {

もちろんうなずくくらいはしますが、言葉をはさむということはまれです。

反対にちょっとでも声がかぶってしまうと 'Oh, I'm sorry, go ahead.'(あ!ごめんなさい、どうぞ)と言ってくれます。

以前の私は日本文化が沁みついているのか、話をしていて、外国人講師が全然何もいわないと、不安になって「ねえ、聞こえてるよね?」とか'Are you following ?’ 'Do you know what I mean?' (私の言っていることわかる?)とつい聞いてしまうんですが、これは、この文化の違いからくるんですね。

それでもようやくこの相手の沈黙にも慣れてきて、アイコンタクトをとりながら、効率よく話すようになりました。

相手の相づちがない、ということは、こちら側も効率よく話すようになります。

とてもいい訓練になります 



New Classrooms!

2020-08-08 | その他
や~~と、私たちのトレーラーハウスが戻ってきました!



思えば、約二年前、隣地にあったトレーラーハウスを移動しなくてはいけなくなってから、土地探しに一年以上かかり、その後地主さんとの交渉など数ヶ月。

平行してコロナ対応、隣家への説明、業者との打ち合わせ、市や県との折衝、インフラ整備、引っ越し。。。。。などなど、勉強になることがたくさんありましたが、何はともあれ、ほんとにほんとに、無事オープンできて、感涙



このトレーラーハウスは道路交通法によって、交通量が少なくなった夜から深夜にかけて搬入されます。

狭い間口から、切り返しはほぼ1~2回で見事に設置されるその様は感動ものでした

この間、保護者のみなさまおよび生徒のみなさまにはご迷惑やら不都合をかけましたが、ご理解とサポートをいただき感謝しております。

今の状況でソーシャルディスタンスをとらなくてはいけないので、面積が広いトレーラーハウス(Cabinsと呼んでいます)が使えるようになったのが何より嬉しいです



短い夏休みになってしまいましたが、学童のKEA(Kids English Afterschool)の子どもたちも一日、キャビンでの活動を楽しんでくれるといいな、と思っています。