英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

マレーシアという国 その3:おいしいものいっぱい!

2016-01-17 | その他
外国へ行って楽しみなのがご当地料理。マレーシアで体験した4つをご紹介します。

 白コーヒー 'White Cofee'

最初スーパーで見て、なんだろう??と思いました。絵から見るとカフェオレっぽい。
二日目のマラッカで大にぎわいのお店で試飲しました。 おいしい!! カフェオレと違う! とてもいい香りで味が濃厚。苦みもありません。

このホワイトコーヒー、牛乳が入って白いわけではありません。焙煎する時にマーガリンとパーム油を混ぜるそうです。飲んでみると非常にクリーミーです。

19世紀にマレーシアに移り住んだ華僑似によって作られたそうで、上海万博ではマレーシアの公式飲料として紹介されたそうです。スーパーでは粉末のインスタントもたくさん売られていて手軽に飲むことができます。私も買って持ち帰りました 

 肉骨茶 「バクテー Bak kut teh」
 

マレーシアやシンガポールで食べる鍋料理です。骨つきの豚あばら肉、内蔵と野菜(厚揚げやレタス、きのこ類がはいってました)に様々なスパイスがはいってウーロン茶のような褐色のスープで煮ています。

どんな味だろう??と興味津々でしたが、これがなかなかうまい! ジモピーはこれをご飯にかけて食べてました。

この地の肉体労働者に精をつけるために作られた料理で、街のあちらこちらに看板掲げた料理店が見られます。私たちが行った一角はバクテーレストランが軒並み並んでいるところで、人気のお店は行列ができていました。外にテーブルを出しているお店もあり、私たちもそういうお店にはいりましたが、お茶はストーブにかかっているヤカンからお湯をくんできて自分でお茶をいれるところが庶民的でおもしろい。また、ビールなどのアルコール類を置いてなかったのですが、近くのコンビニで買ってくれば持ち込みOKで、まあびっくりぽん

 ナシレマ (nasi lemak)


マレーシアの典型的朝食メニューだそうです。友人が是非食べるといいと勧めてくれたので、マレー料理を扱っているフードコートで見つけて食べました。

具材は、ココナツミルクで炊いたご飯に、ピーナッツ、キュウリの輪切り、甘辛く煎った小魚(日本の田作りみたい)、ゆで卵、そしてちょっとスパイしーな辛し味噌(サンバルsambalというそうです)がお皿にもられていて、混ぜながら食べます。

ココナツミルクのご飯なんて戦々恐々として口にしましたが、これが結構イケます。個人的には小魚がとてもおいしかった。

それにしても栄養バランスが素晴らしいと思いました。朝にこれを食べれば一日元気に過ごせるような気がします。

 こんなに美味しかったんだードリアン!

 

食べ物に対する偏見というか食わず嫌いは人生を損している、とつくづく思いました。

これまでにフィリピンやインドネシアなどいたるところで目にしたドリアン。その匂いだけで毛嫌いしていました。「おいしくなさそう」という思い込みです。外国人がよく言う「納豆はダメ」っていうのと似ています。

でも考えてみればどこのスーパーでも大量に売っています。ということは、美味しいだろうし、庶民に人気あるといことでしょう。考えればわかることだけど、チャンスを逸していました。
 マレーシアのイオンではパック入りが販売されていました。

友人が私たちのために、前日においしいドリアンを入手し、冷凍してZiplokに入れて持ってきてくれ(なんてやさしい友人でしょう!)、解凍しながら食べたのですが、今までの偏見がふっとびました。 

  ドリアンを解体(?)しているところ。日本のリンゴは長野が美味しいようにドリアンにもおいしい産地があるそうです。

一口食べて「おいし~い

なんていうんでしょか、カスタードクリームのような滑らかさと甘さ。

袋から出した時には一瞬「うっ!」と匂いが来ましたが、食べているうちに全然匂わなくなりました。自分自身がドリアンの匂いに包まれたような感じです 

そんな匂いですから、室内ではとても食べれず、バクテーを食べた料理店で開封して食べましたが、それでもまわりの人がちらりと見てました。でも「ああ、ドリアンね」っていう感じで咎められもせず。

記念に種を持って帰って来て、ホテルの洗面所で洗いました。それでも匂いが充満したので諦めて捨てました。スクールのこどもたちに見せてあげたかった。でもよくよく考えると種子類は輸入禁止品目なので、持ち帰りは不可能でしたね。
 これが種

ちなみにドリアンとマンゴスティンはホテル室内に持ち込み禁止です。
 ホテルエレベーター付近に掲げられてあるサイン

さて、このドリアン、あちこちにドリアンストアがあって、ドリアンのジュースとかゼリーとか、チップスとか売っているあたり、やはりその人気はすごいんだな、と思いました。



ということでみなさん、小学生カリキュラムの'Hi Bye English'(英会話体操)にも出てくるドリアン、チャンスがあったら是非食べてみてくださいね。

    

今年も異文化体験して発信していきますのでお楽しみに 





マレーシアという国 その2:マラッカと「ババ・ニョニャ文化」

2016-01-12 | その他
マレーシアに行ったことがなくても「マラッカ海峡」という名前は日本人なら誰でも知っているでしょう。

だって、小学校の教科書にも載っているんですもの。

 モスクのバルコニーからマラッカ海峡を眺める。遠くにタンカーが何艘か見えました。

マラッカは首都クアラルンプールから車で約2時間。15世紀にに築かれた「マラッカ(英語名ではムラカ)朝」はマレー文化の原型であり、海上の道として、多くの貿易船が行きかい発展しました。

この土地を制すること=世界を制する、に等しく、16世紀のポルトガルに始まり、オランダ、イギリス、そして最後は日本と、いろんな国が占領。 現在でも様々な文化が生き残っています。

 中心地のオランダ広場は世界遺産となっています。

  セントポール教会跡と布教活動をしていたフランシスコ・ザビエルの像。ポルトガル支配の頃は西洋の宣教師の活動拠点でした。

またポルトガル人居住地は宗教はキリスト教ですので、まだクリスマスの飾りがおうちを飾っていました。

  ポルトガル人居住者が集まるマーケット広場


このマラッカのチャイナタウンはとても賑やかな町で、あちこちからの観光客でごった返していました。



ここは15~19世紀、プラナカン Peranakan(海峡華人)文化が大いに栄えた町。地元マレーの女性と貿易でやってきた中国の男性が結婚して住みつき、栄えた文化です。

このカップルから生まれた男の子を「ババ」と呼び、女の子を「ニョニャ」と呼ぶのですが、それはそれは大きなお屋敷に住み、豪華な家具に囲まれて暮らしていた様子がそのまま博物館になって残っています。

  内部は撮影禁止です。

 屋敷の一角は「ババ・ニョニャ料理」のレストラン。ここの内部撮影も禁止。

でもごちそうだけパチリ。 
「ニョニャ風チキンカレー」と「オタオタ Otak Otak」(魚のすり身の包み焼き)

いろんな言語のガイドさんがいるあたり、本当にたくさんの人が訪れているんでしょう。どの調度品も「うわ~、高そう!」と思えるものばかりでした。現在もこうした家系は続いていて、およそ7代目だそうです。



クアラルンプールも異文化融合の都市でしたが、ここマラッカは小さい街だけにその融合が衣食住を通してヒシヒシと感じられました。単一国家で育った単一民族の私にはおもしろいことだらけの街でした。


「ババ・ニョニャ文化」・・・・非常にユニークな文化です 

さて次回最後の報告はもちろん「食」!についてです 






マレーシアという国 その1:異文化 fusion(融合)

2016-01-04 | その他
みなさんは「マレーシア」と聞くとどんな国のイメージですか?

暑い、食べ物がおいしい、親日的、安全、きれい・・・・こんなところでしょうか?

私が初めてマレーシアを訪れたのは28年前のことですが、その時はペナン島で泳ぎまくっていたのであまり文化に触れることがありませんでした 

この年末チャンスがあって久しぶりに行ってきましたが、首都クアラルンプール(以下KL)を見ただけでも風景が全く違っていてビックリポンでした 

今回私が見て感じたことを3回にわたってご報告したいと思います。

     

まずはマレーシアの国土。ほぼ日本と同じですが(正確には0.9倍)人口が2900万人足らずということで、こころなしかゆったり感があると思いきや、KLは車の渋滞外日常茶飯事で、東京の光景とかわりがありませんでした。

高層ビルが立ち並び、高速道路も4~5車線という広さ。まだまだ建築中のビルがあちこちで見かけます。

 日本のT工務店が建てたという美しいビル

建物も近代的なビルと古くからの建物が共存していておもしろい。
 

KLのランドマークは「ツインタワー」。建築から2003年までは世界一高い建物でした。

 ショッピングモールの前には巨大なクリスマスツリーが。

さてそんな近代的な建物とは別に、街はいろいろな文化に包まれています。

まず民族ですが、マレー系が65%、中国系が26%、インド系8%、その他1%というほんとにいろんな人が集まっています。

  KLのチャイナタウン

ですから宗教色も豊か。イスラム教、仏教、ヒンズー教、キリスト教がおもな宗教。特にイスラム教徒が多いので、街行く女性はみなさんヒジャブ(hijab)を被って髪の毛を隠し、手足も長袖長ズボン(あるいは長いスカート)で皮膚を出さないようにしています。その横では短パンにタンクトップの女性が闊歩しています。

街中にはヒジャブの専門店もあっていろんな色や柄のものを売っていました。

一日目にシャー・アラム(Shah Alam)にあるモスクに行きました。世界4番目を誇る大きなブルーモスクです。その美しさは息をのむほどです。

 美しい外観
 壁面のタイルも美しい!

廊下でアラビア語のコーランを勉強している少年。

中は10,000人を収容できるそうです。ひろ~い!

ここに入るためにはヒジャブを被って、長いガウンを羽織らなくてはいけません。当日は12月といえど32°の暑さ。モスクの中はまだひんやりとしていましたが、戸外でこれを身にまとうのはさぞかし暑いものだろうと思いました。

 友人とガイドさんで着てみました。

制約がいろいろあるんですよ。
   これを借ります。

友人に町を案内してもらいましたが、あちこちにある学校もそれぞれ、マレー系、中国系、キリスト系とあって、建物の外の看板が何語で書いてあるかによって、系列がわかりました。

それにしても、みなさん英語がわかる! タクシーの運転手さんはもちろん、屋台のおじさんにも英語で注文できます。すごいなあ~。みなさん、英語はどの学校に行っても小学校から学ぶんだそうです。

街中の看板もだいたい3~4行で書いてあります。一番上がマレー語(文字はアルファベットだけど読めない!)、二番目が漢字、三番目が英語です。四番目にアラビア語が書いてある看板もありました。

「日本」という国は富士山があって、着物を着て、日本食で・・・・というステレオタイプとは真逆な国・・・「異文化が融合した国」・・それがマレーシアだと感じました。

こういうご時世なので、イスラム教徒が多いマレーシアへの観光客が減っているんじゃないか、とタクシーの運転手さんは心配していましたが、私自身は、どこも活気があり、みんながいろんな恰好でいろんな言語を話ひ、それでいて仲良く住んでいるという印象でした。

最後にマレーシアの国花・・・・それはハイビスカスです。
いたるところに咲いていて、まさに常夏の国という感じがしました。 


次回はみなさんご存じの「マラッカ海峡」に面したマラッカについてお知らせします