英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

アナログを見直す

2017-01-14 | 脳の働きと教育
あなたのスケジュール管理は「手帳派」ですか?「スマホ派」ですか?

私は両方使っていますが、どちらがより重要か、といわれれば、絶対的に「手帳」です。

フランクリン・コビーの手帳をもう20年近く愛用しています。

スケジュールはもっと細かく書いてありますし、最新のアップデートも鉛筆でちょこっと書き込むだけでできますし、なんせ最近頼りない「短期記憶(ついさっきのことを忘れてしまう)」をバックアップするために、すぐメモするのがこの手帳です。

ただ、世の中ハイテクで便利になると同時にパソコンやスマートフォン頼ることも多くなります。

レストランの予約はネットで口コミをみて「ネット予約」し割引クーポンをゲットします。

飛行機のチケットはネットで予約し、メールで送られてくる「Eチケット」で、それをカウンターで見せればチェックインできる。海外の滞在先のホテルはもちろんネット予約です。

大きな理由のひとつはコストの節約です。

ネットのほうが、検索に時間がかかありますが、いつでもどこでも、自宅でできますし、安いものを見つけられます。

ただ、落とし穴もあります。

一昨年友人とマレーシアに旅した時のこと。

その際、Eチケットも、ホテルの予約確認表も、成田での友人との待ち合わせ場所も、要するにほぼすべての情報が私のスマートフォンの中にありました。

それが、羽田についた途端、このスマートフォンの画面が真っ黒

バッテーリーは十分にあるのに、どのボタンをどう押しても起動しないのです。

空港のSoftbankに駆け込みましたが、空港のお店は「旅行者用の貸し出し」専門で対応できず。

成田での待ち合わせ場所もわからないまま、あたりを決めてターミナル1までバスで移動。そこでもう一度、お店を探しましたが、同じことをいわれました。壊れていたとしても修理不可能。

真っ青です 

血の気が引くというのはこういうことをいうのでしょう。

途方に暮れていると、奥から若い女性がでてきてこうおっしゃいました。

「だめもとですが、こことここのボタンを20秒以上押してみてください

いわれた通り2つのボタンを押して20秒息を殺して数えました。

そうしたら、なんと!復活

あの時の安堵感は忘れられません。彼女はまさに「救世主」でした。



この時私が学んだのは「スマートフォンに頼らないこと!」です。

その後、必要重要書類はプリントアウトして「まさかの事態」に備えるようにしています。

昨今は「スクリーンショット」や「スナップショット」でネット画面が映像としてすぐ保存できます。

「忘れないように」と思って保存して、安心していることもありますが、記憶に残っているかどうかは非常に??不安です

やはり記憶に残そうとすれば、脳に情報をたたき込まなくてはいけない当然のことながら、いや、脳科学的にも証明されているとおり、「書く」ことで脳が活性化し、記憶に残ることを今一度思い出さなくてはいけないと思いました。

今年は「アナログ」に少し戻って脳を鍛えようと思っています 





That's a good question! ~いい質問ですね!→ホント?

2017-01-04 | 英語学習
明けましておめでとうございます!

2017年がスタートしました。楽しいお正月をお過ごしになりましたでしょうか?

私は今年初めて、長野の白馬村にある山小屋で年明けをしました。白馬村はかつて冬季オリンピックも開かれた白馬八方スキー場があり、この時期、海外からのスキーヤーで賑わいます。

多くが、季節が逆のオーストラリアのスキーヤーですが、ほかにも常夏の国フィリピン、シンガポール、マレーシアなどアジアからの方も多く出会います。

そんな中、ある日夫がリフトで知り合ったというオランダからの青年をランチに誘った、と言って連れてきました。

名前はTijnくん(文字を見る限りどういう発音かわからない)。


発音すると「ターィン(うまくカタカナでは表せないのですが)」となります。私がHi!と名前と一緒に言うと、「Wow!日本に来て初めて正しい発音で呼んでもらえた」と喜んでくれました。

確かに、オランダの名前なんてそうそう出くわさないですから、私も'Correct? あってる?'と聞きなおしました

オランダというと人口の90%が英語が理解できるほど、英語が共通語になっています。ですから彼の英語も大変流暢。オランダ語(母語)、英語、そしてドイツ語が理解できるというトライリンガルの青年で、日本は初めて、それも一人旅、というので、なんと勇気があるんだろう!と驚きました。

私たちもなかなかオランダのことは知らない。オランダのイメージというと「チューリップ」「風車」だよね~というと、Tijnくん、はびっくり。

 「チューリップなんて僕の住んでるアムステルダムにはほとんど咲いてないし」「よく、木靴はいてるの?って聞かれるけど、そんなの持ってないし、誰もはいてない。だいたい痛いでしょう、木靴。。。」

ステレオタイプのイメージでしたね 

それから食べ物や政党まで話題は広がり、私たち夫婦は次々質問しちゃいました 

時々彼が、'That's a good question.'と言って、ちょこっと首をひねります。

このフレーズ、日本語に訳すと「それはいい質問ですね!」ですが、そういう意味ではありません。

「よくぞ聞いてくれました!」と言われたと、得意げになってはいけません。なぜなら、その後の答えはたいてい、首をひねりながら考えつつだからです。

裏を返せば、「え~っと、そうですねえ~」と時間を稼ぎながら「困ったなあ~なんて答えようかなあ」「どういえばいいかなあ~」っていう意味なんですね。

まあ、「いい質問」どころか「答えるのが難しい困った質問」なんですね。

ですから、この'That's a good question.'に続くフレーズは'I'm not sure, but...(確かじゃないですが)」とか'I think ....(私が思うに。。。)」となります。

ということで、Tijnくん、あまりの質問攻撃にこのフレーズを3回。

でも、'I don't know well...'「よくわかりません」って言われるよりいいですね。なかなかイキな表現だと思います

ごめんね~次から次へと聞いちゃってと言ったら、いいよいいよ、僕も日本のこと聞きたいから、って。

ほんのひとときでしたが、異文化に触れた楽しい時間でした。

今年も英語を通して、たくさんの人と関わりたいと思います。

みなさんも、英語を通して今年も世界を広げてください