私の父は子煩悩でしたが、時々わけもなにのに「不機嫌」でした。昭和一桁生まれの男性特有とでもいうのでしょうか、そんな時、母も私も妹も「触らぬ神にたたりなし」ではないですが、とにかくその「不機嫌」が爆発しないように息を潜めていました。
ですので、自分の生活空間はとにかく楽しく!機嫌よく!をモットーにと思っています
ただ、私も人間ですからたまーに気分が乗らない時もありますが、そういう時は「ごめん、今日、ちょっと機嫌よくないかも」というと、息子たちは「どうしたの?」と話を聞いてくれたりします。話をすることで自分を客観視することができますし、相手が話を聞いてくれることで気持ちをリカバリすることができます。
先日お会いしたmpiの松香洋子先生が、「いい本だわよ」と勧めてくださって「上機嫌の作法」(角川oneテーマ21 発行)を読みました。著者は齋藤孝さんーお友達になりたい方です
彼の著書は何冊か読んでいますが、教育論、身体論、コミュニケーション論を合体させるいくつかの理論とメソッドにはいつも感心します。
まずは
「不機嫌が許されるのは赤ん坊か天才だけ」に続き「不機嫌さは‘なんらかの能力が欠如しているのを覆い隠すため’だとしか考えられない」とバッサリ
要は「不機嫌な人」というのは「思いやり」とか「気配り」ができない人・・・・知的な人というのは「上機嫌」ですよ、ということです。確かに自分で気持ちをコントロールするというのはそれ相当な努力と鍛錬が必要でしょう。
「一流の経営者は例外なくハイテンションー上機嫌」だというのです。ー確かに
厳しい意見も「上機嫌」で言うことが大事。ーなるほど
そして「上機嫌と頭がいいのは両立」するとあり、すごいのはこの「上機嫌」は技化できる・・・・訓練で身につけることができるというのです。
例えば:
その1:気分をコントロールする身体を作るしっかり寝てしっかり食べる、しっかり呼吸をして「気」を循環させる
その2:自分を客観視し自己肯定力をつける自画自賛し、愉しくないことは忘れる
その3:ハイテンポで元気を引き出す
などなど。今日からでも実践できそう
私が上機嫌に向かうのはまずは「レッスン」です。子どものレッスンはやっているうちにも上機嫌になりますが、大学生はそうはいきません。講義前に自分のテンションをまず上げます。それから教室にはいって大声で'Hello!'と微笑む。初回は学生が引きますが、かまいません。堅く静かな空気を暖かく賑やかな空気に変えていきます。そうすると学生も機嫌よくなってきて授業が楽しくなります。
期末のフィードバックアンケートで「先生の授業は毎回愉しくて楽しみでした」なんてコメントがくると「やった 成功」と思います。
「上機嫌な人同士が接触して起こるエネルギーには、膨大な可能性があります。人を前にしたときには上機嫌になる作法を身につける。その習慣づけによってこそ、コミュニケーションが、社会が活性化するのです」(本著から)
明日からずっと「上機嫌」でいられるようさらに技を磨きたいと思います。そして齋藤さんがおっしゃるとおり、大人として「不機嫌な子ども」を容認しないような社会を作りたいものです。
ですので、自分の生活空間はとにかく楽しく!機嫌よく!をモットーにと思っています
ただ、私も人間ですからたまーに気分が乗らない時もありますが、そういう時は「ごめん、今日、ちょっと機嫌よくないかも」というと、息子たちは「どうしたの?」と話を聞いてくれたりします。話をすることで自分を客観視することができますし、相手が話を聞いてくれることで気持ちをリカバリすることができます。
先日お会いしたmpiの松香洋子先生が、「いい本だわよ」と勧めてくださって「上機嫌の作法」(角川oneテーマ21 発行)を読みました。著者は齋藤孝さんーお友達になりたい方です
彼の著書は何冊か読んでいますが、教育論、身体論、コミュニケーション論を合体させるいくつかの理論とメソッドにはいつも感心します。
まずは
「不機嫌が許されるのは赤ん坊か天才だけ」に続き「不機嫌さは‘なんらかの能力が欠如しているのを覆い隠すため’だとしか考えられない」とバッサリ
要は「不機嫌な人」というのは「思いやり」とか「気配り」ができない人・・・・知的な人というのは「上機嫌」ですよ、ということです。確かに自分で気持ちをコントロールするというのはそれ相当な努力と鍛錬が必要でしょう。
「一流の経営者は例外なくハイテンションー上機嫌」だというのです。ー確かに
厳しい意見も「上機嫌」で言うことが大事。ーなるほど
そして「上機嫌と頭がいいのは両立」するとあり、すごいのはこの「上機嫌」は技化できる・・・・訓練で身につけることができるというのです。
例えば:
その1:気分をコントロールする身体を作るしっかり寝てしっかり食べる、しっかり呼吸をして「気」を循環させる
その2:自分を客観視し自己肯定力をつける自画自賛し、愉しくないことは忘れる
その3:ハイテンポで元気を引き出す
などなど。今日からでも実践できそう
私が上機嫌に向かうのはまずは「レッスン」です。子どものレッスンはやっているうちにも上機嫌になりますが、大学生はそうはいきません。講義前に自分のテンションをまず上げます。それから教室にはいって大声で'Hello!'と微笑む。初回は学生が引きますが、かまいません。堅く静かな空気を暖かく賑やかな空気に変えていきます。そうすると学生も機嫌よくなってきて授業が楽しくなります。
期末のフィードバックアンケートで「先生の授業は毎回愉しくて楽しみでした」なんてコメントがくると「やった 成功」と思います。
「上機嫌な人同士が接触して起こるエネルギーには、膨大な可能性があります。人を前にしたときには上機嫌になる作法を身につける。その習慣づけによってこそ、コミュニケーションが、社会が活性化するのです」(本著から)
明日からずっと「上機嫌」でいられるようさらに技を磨きたいと思います。そして齋藤さんがおっしゃるとおり、大人として「不機嫌な子ども」を容認しないような社会を作りたいものです。