私が小学校5年生のある日、父がNHKラジオの「基礎英語」のテキストを買ってきて言いました。
「鳥飼玖美子さんを目指しなさい 」
当時、同時通訳というと男性が多い中、アポロ11号の月面着陸や大阪万博などの舞台で活躍、彗星のごとく現れた女性です。最初テレビで見た時は、「なんてかっこいいんだろう!」と思いました。
あんなふうに英語をペラペラと話せるようになりたい、と思った方も多いのではないでしょうか。私自身、ずっと憧れの存在でした。
現在、立教大学名誉教授をされている鳥飼先生ですが、幸運なことにお話しを聴く機会がありました。
題して「国際共通語としての英語、専門職としての英語」
小学校英語教育が始まって久しいですが、鳥飼先生は最初から「小学校英語」には反対です。その理由は著書「危うし!小学校英語」にも記されていますが、言語学習ってそんなに簡単じゃないわけで、専門家になるのでないならネイティブのように話そうとしなくてもいい、それよりも大事なことがたくさんありますよね、ってことだと思います。
英語力を基盤とした「グローバル人材育成」というよりは「グローバル市民の育成」を目指しましょう、と説いていらっしゃいました。
では、「グローバル市民とは?」というと、
Identiry 自分を知る。
Tolerance 異質な他者への寛容さを持つ。
Communication ことばを使って関係構築できる。
Expertise 得意分野(専門性)を持って世界に貢献する。
以上の4点。
確かに、ノーベル賞を受賞された方たちはみなさんが英語力があるわけではないですが、得意分野を通して英語に触れており社会に貢献されています。まずは自分の得意なことを見つけ、それを伸ばしていくことが大事です。
もちろん英語力があった方がいいですが、ではどういう英語を身に付けるかと言えば、「ネイティブ英語」ではなく「わかりやすい英語」を身に付けましょう、そして、なんといっても「肝心なのは内容」だと。
今後ますます、心を育て、思考力を培っていかないといけないと思いました。
言語の学びは生涯続くものと思って、子どもたちを暖かくサポートしていきたいものです
「鳥飼玖美子さんを目指しなさい 」
当時、同時通訳というと男性が多い中、アポロ11号の月面着陸や大阪万博などの舞台で活躍、彗星のごとく現れた女性です。最初テレビで見た時は、「なんてかっこいいんだろう!」と思いました。
あんなふうに英語をペラペラと話せるようになりたい、と思った方も多いのではないでしょうか。私自身、ずっと憧れの存在でした。
現在、立教大学名誉教授をされている鳥飼先生ですが、幸運なことにお話しを聴く機会がありました。
題して「国際共通語としての英語、専門職としての英語」
小学校英語教育が始まって久しいですが、鳥飼先生は最初から「小学校英語」には反対です。その理由は著書「危うし!小学校英語」にも記されていますが、言語学習ってそんなに簡単じゃないわけで、専門家になるのでないならネイティブのように話そうとしなくてもいい、それよりも大事なことがたくさんありますよね、ってことだと思います。
英語力を基盤とした「グローバル人材育成」というよりは「グローバル市民の育成」を目指しましょう、と説いていらっしゃいました。
では、「グローバル市民とは?」というと、
Identiry 自分を知る。
Tolerance 異質な他者への寛容さを持つ。
Communication ことばを使って関係構築できる。
Expertise 得意分野(専門性)を持って世界に貢献する。
以上の4点。
確かに、ノーベル賞を受賞された方たちはみなさんが英語力があるわけではないですが、得意分野を通して英語に触れており社会に貢献されています。まずは自分の得意なことを見つけ、それを伸ばしていくことが大事です。
もちろん英語力があった方がいいですが、ではどういう英語を身に付けるかと言えば、「ネイティブ英語」ではなく「わかりやすい英語」を身に付けましょう、そして、なんといっても「肝心なのは内容」だと。
今後ますます、心を育て、思考力を培っていかないといけないと思いました。
言語の学びは生涯続くものと思って、子どもたちを暖かくサポートしていきたいものです