子どもの頃は絵を描くのが苦手でした。
小学生3年の図画工作の時間、校庭で初めて写生なるものをしたのですが、まったくなにも描けませんでした。
だいたいスリーディメンションの風景を、どうやってツーディメンションの紙一枚の上に描くのか?~途方にくれて泣けてきました
帰宅して母にその話をしたら、「お絵かき教室」にいれてくれました。
名古屋の今池にある「パトリシアン・スクール」という名前で、先生は岡田徹(おかがてつ)先生という前衛画家。いつもベレー帽をかぶっておしゃれな方でした。
たくさんの美大生も来ていて、なんとも楽しい雰囲気のスクールで、毎週水曜日はバスに乗ってルンルンで出かけていました。
時には大学生のお兄さんたちが、外に出て写生の方法も教えてくれました。今思うとこれが「遠近法」です。
岡田先生はいつも「上手に描けたね」と褒めてくださって、最後に一筆ふた筆を加えてくれるのですが、それで絵が生きたようになるのが、不思議でした。
水彩画から始めて小学校高学年からは油絵に転向して、中学3年で引っ越すまで続けていました。
一昨年、40年ぶりに油絵レッスンを再開しました。
きっかけはヒマラヤに行ったことで、なんとも唐突に山を描きたくなったのです。
幸い、身近に山岳画家の先生がいて、教えてくれることになりました。
最初は「遠景(遠い風景)」から描くので、空から塗っていったら、速攻で先生に言われました。
「空を見上げたことはある?」
「あります、あります 」と私。
「ほんとかな~?」と先生。
一緒に外出て、空を見上げてみました
実は、空というのは、建物近くの空の色ともっと上空の色では全然違うんですね
気がついてませんでした。。。
「外歩いてるときもぼーっと歩いてちゃだめだよ。ひとつひとつをよく観察しなさい。」と先生。
子どもの頃はもっと空も眺めていたし、学校帰りの道草で発見したことは数しれません。
大人になるにつれて車で移動することがほとんどで、自然にあるものに目を向けることをすっかり忘れていました。
今の子どもたちは空をなにいろに塗るんだろう?
道端には何が生えているんだろう?
日頃から観察力を高めるためにも、歩きスマホはやめて、自分のまわりの自然に目を向けたいものですね
もうすぐ桜満開の季節 待ち遠しいです。
小学生3年の図画工作の時間、校庭で初めて写生なるものをしたのですが、まったくなにも描けませんでした。
だいたいスリーディメンションの風景を、どうやってツーディメンションの紙一枚の上に描くのか?~途方にくれて泣けてきました
帰宅して母にその話をしたら、「お絵かき教室」にいれてくれました。
名古屋の今池にある「パトリシアン・スクール」という名前で、先生は岡田徹(おかがてつ)先生という前衛画家。いつもベレー帽をかぶっておしゃれな方でした。
たくさんの美大生も来ていて、なんとも楽しい雰囲気のスクールで、毎週水曜日はバスに乗ってルンルンで出かけていました。
時には大学生のお兄さんたちが、外に出て写生の方法も教えてくれました。今思うとこれが「遠近法」です。
岡田先生はいつも「上手に描けたね」と褒めてくださって、最後に一筆ふた筆を加えてくれるのですが、それで絵が生きたようになるのが、不思議でした。
水彩画から始めて小学校高学年からは油絵に転向して、中学3年で引っ越すまで続けていました。
一昨年、40年ぶりに油絵レッスンを再開しました。
きっかけはヒマラヤに行ったことで、なんとも唐突に山を描きたくなったのです。
幸い、身近に山岳画家の先生がいて、教えてくれることになりました。
最初は「遠景(遠い風景)」から描くので、空から塗っていったら、速攻で先生に言われました。
「空を見上げたことはある?」
「あります、あります 」と私。
「ほんとかな~?」と先生。
一緒に外出て、空を見上げてみました
実は、空というのは、建物近くの空の色ともっと上空の色では全然違うんですね
気がついてませんでした。。。
「外歩いてるときもぼーっと歩いてちゃだめだよ。ひとつひとつをよく観察しなさい。」と先生。
子どもの頃はもっと空も眺めていたし、学校帰りの道草で発見したことは数しれません。
大人になるにつれて車で移動することがほとんどで、自然にあるものに目を向けることをすっかり忘れていました。
今の子どもたちは空をなにいろに塗るんだろう?
道端には何が生えているんだろう?
日頃から観察力を高めるためにも、歩きスマホはやめて、自分のまわりの自然に目を向けたいものですね
もうすぐ桜満開の季節 待ち遠しいです。