英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

春を体感して楽しむーKids Garden Class

2012-04-27 | レッスン風景
桜の花も満開、あちこちの花壇にはチューリップや水仙、フリージアが咲いて、本当に春って心がワクワクする季節です。

 スクールの幼児向けクラスである「Kids Garden キッズガーデン」では今月の学習テーマはずばり'Spring!' (スプリング)

 どんなことをしたかというと・・・・

   「春になって景色はどんなふうに変わってきた?」「外にはどんなお花が咲いてる?」
    「みんなが着ている服装はどんなの?」「寒い時はなに着てた? 今は何着てるの?」

講師がまずティーチャートークでいろいろ質問します。子どもたちは自分たちが知ってる英語の単語を駆使して話をしてくれます。
毎週2時間、ネイティブ講師と日本人講師が入る中身の濃いレッスンですから、リスニングもスピーキングも上達します。

 それから、春のお歌を歌い、春の絵本を読みました。
 そして、講師が持ってきたチューリップの花の観察です。

   「花びらは何枚あるのかな?」
    「中はどんなふうになってるかな?」・・・・みんな興味津々 
 しっかり観察をして、絵を描きました。

 そして、次のレッスンでは紙皿で「凧」を作りました。そしてみんなで外に行き、凧上げをしました。
 
   

 春のそよ風に吹かれて、子どもたちもご機嫌 
 凧上げは大成功です。

 今週のレッスンでは、春をテーマにしたクッキングも楽しみます。

 子どもたちが体感したことは記憶に残ります。
 この「楽しかった」経験が次の英語学習へのモティベーションになるといいな、と思います 

 

 

健全な英語学習とは?

2012-04-16 | 英語学習
ここ2-3ヶ月の間、私のスクールがレッスンさせていただいている幼稚園の園長先生とおしゃべりする機会があって、お二人の方から聞かれました。

 園長先生 「あのー、よく宣伝で聞く'ただ聞き流すだけでなんとか’っていうの、本当に話せるようになるんですか? 
 私    「(にっこり笑って)いいえ、話せるようにならないです。英語の音に耳が慣れるということはありますが、練習しないと話せるようにはならないです。
 園長先生 「ですよねえ。やっぱりねえ~」

 広告の影響というのは恐ろしい。というか、まちがった広告はやめて欲しい。
 だいたい、あのプロゴルファーは子どもの頃オーストラリア在住だったと聞きます。話せて当たり前。

 「勉強をすればするほどできるようになる」というのが健全な学習です。

 先日、NHK英会話講師をしていらっしゃった佐藤良明さんのコラムを読んでいて、ホントだわ~と思いました。
 
 英語学習において「不合理で不健康ないくつかの思い込み」を「4つの誤り」として紹介されていました。
 (以下'English Journal' アルク出版4月号から抜粋)

  「英語ペラペラはかっこいい」→今や、英語はグルーバル言語。ネイティブ英語を崇めるのはよそう。
  「とにかく早期英語教育を」→公立小学校で始まる英語教育は「信頼できる教師の確保」がまだ不十分。英語教員の実力アップに国は本腰をあげるべき。
  「英語は英語で教えないと、コミュニケーションの力は付かない」→英語学習者に対しては、日本語を上手に利用して細やかな理解をはかることが必要。
  「ネイティブなら英語のことを深く、よく知っている」→日本人が日本語の文法を完璧に説明できないのと一緒。

 要するに、幼児期の「言語習得」と児童期以降の「言語学習」とは過程も違うし、やり方も違うということをしっかり認識することが必要でしょう。

 佐藤氏曰く「ピアニストの名演奏をいくらききながしても、ある日突然弾けるようにはならないだろう」・・・・全くそのとおり 

 楽して「話せるようになる」ことはありえないわけで、言語は「努力して勉強を続けていく」ことで身に付くわけです。

    

 今年度も「健全な英語学習」を目指して、子どもたちのためにレッスンをしていきます 


New teacher & New culture

2012-04-10 | その他
4月になって新学期が始まりました。3月末に二人の新しい外国人講師が加わりました。

  一人目はグアムからやってきたPくん。グアムは観光地として栄えていて日本にもなじみのある土地です。ちなみにここはアメリカ合衆国です。

 到着してオリエンテーションをしてからすぐに、子どもたちの春休みキャンプに参加することになっていました。空港からスクールへ向かう車の中での会話。

 Pくん  「キャンプがあるんでしょ、楽しみ 
 私    「うんうん、子どもたちも楽しみにしてるよ。キャンプはよく行くの?」
 Pくん  「僕ね、キャンプは行ったことないんだ」
 私    「えっ!!(と、絶句)

その理由を聞いて納得。グアムは小さい島ですが、キャンプをするような森林(forest)がないこと、緑が茂っているところは、いわゆる「ジャングル(jungle)」で中にはいるのは非常に危険なこと。

 「毒をもった蛇がたくさんいるからね」・・・・・と、Pくん。

 小学校の先生をしていたので、「ビーチで過ごすキャンプならあるよ」ということでした。


  二人目は南アフリカからやってきたDさん。南アフリカから23時間かけて名古屋セントレア空港に到着。ほんと遠い国だわ。

 オリエンテーションでは、スクールの様子や日本での生活での仕方も説明します。

 私   「定期的に、火災訓練と地震訓練をやります」
 Dさん 「(きょとんとして沈黙)
 私   「火災訓練と地震訓練、南アフリカでもある?」
 Dさん 「火災訓練はあるわ。でもその・・・地震ってどんなの?」
 私   「南アフリカは地震はないの?」
 Dさん 「ないの。経験したことないの。どんな感じ?怖い?」
 私   「いえいえ、そんなに揺れないから、大丈夫よ」
 Dさん 「私のいたスクールは地震訓練はないけど、'Gun robbery drill' (銃と強盗の訓練)はあるわよ」
 私   「えっ!? なにそれ?

要するに、不審者が入って来た時の対応の訓練だそうです。
どうやってやるのか身振り手振りで教えてくれました。

 しかし、日本ではないよなあ、そういうの。

 国が違うと文化も違う。
 知らないことがまだまだいっぱいあって、彼らからいろいろ教えてもらえることが幸せです。

 日本での滞在を楽しんで欲しいな、と思っています。

Thank You Letter

2012-04-01 | 英語学習
4月です  新しい年度が始まりました。

この4月からレギュラークラスでのティーチングから降板することにしました。講師の更なる育成とバイリンガル教育をもっと研究することにしたからです。

 18年間教えてきたクラスを降りることは、とてもとても寂しいことでした。それに加えて3月には6名の卒業生を見送ることになりました。

 みんな4歳から教えてきた子どもたち、8年間のお付き合いです。

 最後のレッスンの時に、素敵なお花とお手紙をもらいました。そのお手紙は英語で書かれた'Thank you'レターでした。




 Dear Ms. Matoba

Thank you for teaching me English for eight years.
The lesson was very fun.
I'll miss you so much.
I hope to see you again.

Love, _______



ほとんどの子が同じような文でしたが、所々、ちょこっとだけ違います。

実はこのレター、授業で習ったものでした。

 小学校5-6年生では、海外にホームステイに行った時のダイアログを学ぶのですが、そのテキストの最後にこの「サンキューレター」の書き方がでてきます。

 ホームステイでお世話になったホストファミリーに対して、帰国してから書くものです。

 子どもたちはそれをテンプレートとして使って、自分流に書いてくれたようです

 中には、

 「今まで本当にありがとうございました。 中学校に行っても英語がんばります」

と、日本語で書き加えて書いてくれた男の子--胸が熱くなりました 

 寂しい別れもあれば、新しい出会いもある季節です。

 今年度もスタッフ一同、全力で子どもたちの英語学習をサポートしようと決意しました。