ウズベキスタンで使った3つの言葉
「すご~い」
「え~ 」
「アッつ」
ボキャボラリーが乏しいと言われそうですが、本当に毎日この3つが口について出てきました。
今回は旅行ガイドブックに載ってない「うら話」をご紹介します。
エアコン
ガイドさんの車に乗ってまず聞かれたのが「窓あけて風をいれますか? それともエアコンかけますか?」
決まってるでしょう 外気温45度ですから「エアコン」と叫びましたが、道行く9割くらいの車は窓を開けて走ってます。まあ、湿度が低いせいもあるでしょうが、エアコンに慣れてしまっている我が身が恨めしかった
Uber(ウーバー)いらない
いわゆる「流しのタクシー」は走っていません。もちろん駅には「白タク」なるものが停まっていて、たくさんの運転手が「乗ってよ」「安くするから」と話しかけてきますが、言葉がわからないとぼったくられることもがわかってるから私だけだったら乗りません。
じゃあ、みんなはどっか街中でタクシーが必要になったらどうするのか
ある日モスクでの礼拝が終わったあと、次の場所に移動しようとした時、友人のディリアはおもむろに道に出て、ヒッチハイクのように片手を差し出して、ヒラヒラさせていました。
「え!?まさかのヒッチハイク?」と思いましたが、若いおにいちゃんの白い車が止まり、彼女と二言三言話したかと思うと、「乗るわよ!」とみんなで乗り込みました。
なんとタクシーに早変わりです ちなみにこれ合法だそうです
かわいい女の子には声をかける
旅行中一緒に同行していたディリアの娘さんのイモナは本当にかわいい
だからか行くところ行くところで若い男の子が笑顔でじ~っと見てきて、すれ違いさまに何かささやきます。イモナも慣れているのか完全無視
いや~これって日本でいう「ナンパでしょう!?」とディリアに言ったら、「かわいい女の子に声かけるのは男の子として当然、大事なマナー」って。
↓
もうびっくりしました 女の子、大事にされてるのね~
でも、声かけられなかったら寂しくない よかった、ウズベキスタンに生まれなくて
警察は信用できるの?
ブハラで朝、ガイドさんの車で移動している時に急に道で警察官に止められました。
ガイドさんは書類を手に降りていって、警察官と握手(とりあえず誰でも握手するのがこの国のあいさつ)
それから延々20分くらいやりとりをしている→助手席に乗っているディリアがずっと見ていて、そのうち警察官になんだかんだと言って(ウズベク語だから全く理解できなかった)、ようやく解放されました。
しばらく車中はし~んとしていたのですが、夕食の時にディリアにその理由を聞いてみました。
ガイドさんは何も違反をしていないのに、「違反した」といちゃもんをつけて、最終的には'What can you do for me?'と暗に賄賂をねだってきたとか。
彼女曰く「Our police is collapsed. (警察は破綻してるのよ)」
日本の警察といったら国民にとって一番信頼して頼るべき存在なのでものすごく驚きました
彼女の説明によると、この国の公務員である医者、先生、警察の給料が安すぎるのが原因らしい。
警察は「賄賂」で動く人もいて、あとから聞いたところによると、観光客に賄賂を要求して特別な観光スポットに連れていく警察官もいるとのこと。
警察官すべてがそうとは限りませんが、注意は必要。
ただ、医療と教育の向上のために今の政府は給与全体の底上げを実施しようとしているとのこと。この国の警察がまともに機能して、ちゃんとした法治国家になることを願います。
紙幣は0がいっぱい
入国に際してはアメリカドルを持っていきました。それも新札。
新札じゃないと、換金されない場合もあるし、5%の手数料をとられる場合があります。
そして換金したお札の0の多いこと
一番高い紙幣が'100,000'ソムですが、日本円にすると1260円くらい(2019年8月) 換金した後ものすごいお金持ちになった気分でした。
コインはほとんど使いません(まあ、ほぼ価値がないですね) 一番よく使ったのが、'10,000' '5,000' '1,000'札でした。
まあ、物価がとにかく安いですから、4人で夕食をおなかいっぱい食べても、2000円くらいでした
普通のお財布ではお札は入りきらないので、ポーチを財布がわりに使っていました。
結婚年齢が低い
女性の場合、だいたい20歳くらいだそうです。
ディリア自身、婚約が18歳(大学生だった)で、結婚が20歳。ご主人は21歳だったそう。
親が決めるので、結婚まで二回しかあったことがなくて、結婚前日「どんな顔だったんだろう~」と思ったそうです(嘘みたいな話)
女性の役割は「子どもをたくさん産んで、家庭を守る」ことだそうですので、多産です。
また、女の子が生まれると、母親はすぐ「嫁入り支度」に取り掛かるそうで、例えば「スザニ」の刺繍をして寝具やじゅうたんをあつらえたりするそうです。細かい手作業の刺繍ですから時間もかかりますが、この刺繍は「厄除け」の意味もあるので、お母さんは祈りをこめて作るんでしょうね
刺繍のモチーフとして多いのが「ザクロ(ポムグラム)」→切るとたくさん種がでてきますね。これが「多産」と「多幸」の象徴だそうです。
素晴らしいスザニのカーペット
購入したクッションカバー
ただ、昨今は社会で働く女性も増えているそうで、ディリア自身も国連で女性の地位向上のためにバリバリ働いています。
かつて中央アジアの女性は外出時はこういう服を来て顔を隠していました。
値札がない
バザールのお店も観光地でスザニのクッションカバーを買おうとしても、とにかく品物に値札がついていないし、掲示もない。
いったいいくらなのか見当もつきませんので、とりあえず「これ、いくら?」と聞きます。
そっからの値段交渉がとにかく忍耐。
お店の人はたいてい「~ドル」って言うか、「いくらなら買う?」と聞いてきますので、私はディリアのアドバイスで、とにかく「いくら?」と聞いて、その半値から交渉しました。
例えば「10ドル」と言われれば「5ドルにして」→「じゃあ、8ドル」とお店の人→私「じゃあ、7ドル」とhaggle(交渉)していきます。
数をたくさん買うとものすごくディスカウントしてくれるので、まとめ買いがおススメ
お土産品の数々
スザニのものやナッツ類もたくさん買ってきましたが、これはと思ったのが「シルクスカーフ」でした。
シルクロードの町ですから、シルクが豊富。
シルクスカーフもいろいろですが、お店のお姉さんに本物の見分け方を教えてもらいました。
片手の中でクチャクチャと丸めて、それからぱあ~と手を開いた時に、しわもなくパア~と広がるのが本物のシルクだそう。
実際「シルク製」とタグに書いてあっても混ざりものもあるそうなので、ちゃんと確かめてね、とお姉さんがにっこり 賢くなった気分でした。
マイクタイソンのご近所さんになる?
タシュケントの町を走っていた時大きな看板が目にはいりました。
マイクタイソンが「僕のご近所さんにならない?」とにっこり微笑んでいます?
ディリアに「どういう意味?」と聞いたら、最近、マイクタイソンがマンションを買って、そこに時々住んでいるそう。
なんと、マンションの宣伝でした 笑えました
治安はとってもいいですし、人は親切で明るいし、男性は女性に優しいし、おいしいものがいっぱいだし、マイクタイソンじゃなくてもウズベキスタンに住みたくなります。
サマルカンドで泊まったB&Bのロビー
ということで、みなさんも是非、訪れてみてください
ちなみに今回の旅行でお世話になって旅行社はこちら
↓
WANDERLUST.UZ
Email: info@wanderlust.uz (Ms. Nodira Akhmedova)
旅のカスタマイズもしてくれるので、ご興味ある方はどうぞ
「すご~い」
「え~ 」
「アッつ」
ボキャボラリーが乏しいと言われそうですが、本当に毎日この3つが口について出てきました。
今回は旅行ガイドブックに載ってない「うら話」をご紹介します。
エアコン
ガイドさんの車に乗ってまず聞かれたのが「窓あけて風をいれますか? それともエアコンかけますか?」
決まってるでしょう 外気温45度ですから「エアコン」と叫びましたが、道行く9割くらいの車は窓を開けて走ってます。まあ、湿度が低いせいもあるでしょうが、エアコンに慣れてしまっている我が身が恨めしかった
Uber(ウーバー)いらない
いわゆる「流しのタクシー」は走っていません。もちろん駅には「白タク」なるものが停まっていて、たくさんの運転手が「乗ってよ」「安くするから」と話しかけてきますが、言葉がわからないとぼったくられることもがわかってるから私だけだったら乗りません。
じゃあ、みんなはどっか街中でタクシーが必要になったらどうするのか
ある日モスクでの礼拝が終わったあと、次の場所に移動しようとした時、友人のディリアはおもむろに道に出て、ヒッチハイクのように片手を差し出して、ヒラヒラさせていました。
「え!?まさかのヒッチハイク?」と思いましたが、若いおにいちゃんの白い車が止まり、彼女と二言三言話したかと思うと、「乗るわよ!」とみんなで乗り込みました。
なんとタクシーに早変わりです ちなみにこれ合法だそうです
かわいい女の子には声をかける
旅行中一緒に同行していたディリアの娘さんのイモナは本当にかわいい
だからか行くところ行くところで若い男の子が笑顔でじ~っと見てきて、すれ違いさまに何かささやきます。イモナも慣れているのか完全無視
いや~これって日本でいう「ナンパでしょう!?」とディリアに言ったら、「かわいい女の子に声かけるのは男の子として当然、大事なマナー」って。
↓
もうびっくりしました 女の子、大事にされてるのね~
でも、声かけられなかったら寂しくない よかった、ウズベキスタンに生まれなくて
警察は信用できるの?
ブハラで朝、ガイドさんの車で移動している時に急に道で警察官に止められました。
ガイドさんは書類を手に降りていって、警察官と握手(とりあえず誰でも握手するのがこの国のあいさつ)
それから延々20分くらいやりとりをしている→助手席に乗っているディリアがずっと見ていて、そのうち警察官になんだかんだと言って(ウズベク語だから全く理解できなかった)、ようやく解放されました。
しばらく車中はし~んとしていたのですが、夕食の時にディリアにその理由を聞いてみました。
ガイドさんは何も違反をしていないのに、「違反した」といちゃもんをつけて、最終的には'What can you do for me?'と暗に賄賂をねだってきたとか。
彼女曰く「Our police is collapsed. (警察は破綻してるのよ)」
日本の警察といったら国民にとって一番信頼して頼るべき存在なのでものすごく驚きました
彼女の説明によると、この国の公務員である医者、先生、警察の給料が安すぎるのが原因らしい。
警察は「賄賂」で動く人もいて、あとから聞いたところによると、観光客に賄賂を要求して特別な観光スポットに連れていく警察官もいるとのこと。
警察官すべてがそうとは限りませんが、注意は必要。
ただ、医療と教育の向上のために今の政府は給与全体の底上げを実施しようとしているとのこと。この国の警察がまともに機能して、ちゃんとした法治国家になることを願います。
紙幣は0がいっぱい
入国に際してはアメリカドルを持っていきました。それも新札。
新札じゃないと、換金されない場合もあるし、5%の手数料をとられる場合があります。
そして換金したお札の0の多いこと
一番高い紙幣が'100,000'ソムですが、日本円にすると1260円くらい(2019年8月) 換金した後ものすごいお金持ちになった気分でした。
コインはほとんど使いません(まあ、ほぼ価値がないですね) 一番よく使ったのが、'10,000' '5,000' '1,000'札でした。
まあ、物価がとにかく安いですから、4人で夕食をおなかいっぱい食べても、2000円くらいでした
普通のお財布ではお札は入りきらないので、ポーチを財布がわりに使っていました。
結婚年齢が低い
女性の場合、だいたい20歳くらいだそうです。
ディリア自身、婚約が18歳(大学生だった)で、結婚が20歳。ご主人は21歳だったそう。
親が決めるので、結婚まで二回しかあったことがなくて、結婚前日「どんな顔だったんだろう~」と思ったそうです(嘘みたいな話)
女性の役割は「子どもをたくさん産んで、家庭を守る」ことだそうですので、多産です。
また、女の子が生まれると、母親はすぐ「嫁入り支度」に取り掛かるそうで、例えば「スザニ」の刺繍をして寝具やじゅうたんをあつらえたりするそうです。細かい手作業の刺繍ですから時間もかかりますが、この刺繍は「厄除け」の意味もあるので、お母さんは祈りをこめて作るんでしょうね
刺繍のモチーフとして多いのが「ザクロ(ポムグラム)」→切るとたくさん種がでてきますね。これが「多産」と「多幸」の象徴だそうです。
素晴らしいスザニのカーペット
購入したクッションカバー
ただ、昨今は社会で働く女性も増えているそうで、ディリア自身も国連で女性の地位向上のためにバリバリ働いています。
かつて中央アジアの女性は外出時はこういう服を来て顔を隠していました。
値札がない
バザールのお店も観光地でスザニのクッションカバーを買おうとしても、とにかく品物に値札がついていないし、掲示もない。
いったいいくらなのか見当もつきませんので、とりあえず「これ、いくら?」と聞きます。
そっからの値段交渉がとにかく忍耐。
お店の人はたいてい「~ドル」って言うか、「いくらなら買う?」と聞いてきますので、私はディリアのアドバイスで、とにかく「いくら?」と聞いて、その半値から交渉しました。
例えば「10ドル」と言われれば「5ドルにして」→「じゃあ、8ドル」とお店の人→私「じゃあ、7ドル」とhaggle(交渉)していきます。
数をたくさん買うとものすごくディスカウントしてくれるので、まとめ買いがおススメ
お土産品の数々
スザニのものやナッツ類もたくさん買ってきましたが、これはと思ったのが「シルクスカーフ」でした。
シルクロードの町ですから、シルクが豊富。
シルクスカーフもいろいろですが、お店のお姉さんに本物の見分け方を教えてもらいました。
片手の中でクチャクチャと丸めて、それからぱあ~と手を開いた時に、しわもなくパア~と広がるのが本物のシルクだそう。
実際「シルク製」とタグに書いてあっても混ざりものもあるそうなので、ちゃんと確かめてね、とお姉さんがにっこり 賢くなった気分でした。
マイクタイソンのご近所さんになる?
タシュケントの町を走っていた時大きな看板が目にはいりました。
マイクタイソンが「僕のご近所さんにならない?」とにっこり微笑んでいます?
ディリアに「どういう意味?」と聞いたら、最近、マイクタイソンがマンションを買って、そこに時々住んでいるそう。
なんと、マンションの宣伝でした 笑えました
治安はとってもいいですし、人は親切で明るいし、男性は女性に優しいし、おいしいものがいっぱいだし、マイクタイソンじゃなくてもウズベキスタンに住みたくなります。
サマルカンドで泊まったB&Bのロビー
ということで、みなさんも是非、訪れてみてください
ちなみに今回の旅行でお世話になって旅行社はこちら
↓
WANDERLUST.UZ
Email: info@wanderlust.uz (Ms. Nodira Akhmedova)
旅のカスタマイズもしてくれるので、ご興味ある方はどうぞ