英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

Thank you for asking.~ 思いやりに感謝

2016-11-14 | その他
うちのスクールのJくんはとても気が優しくて人気者です。

大学の選考が'Civil service' といって都市整備など市民の役に立つことを学んでいて、アジアでもボランティアで学校を作る仕事や英語教育の携わっていました。

社会や人に貢献したいという気持ちがたくさんあるんだと思いますが、それが彼の日常的な会話にも出てきます。

特に感心するのが、自分が先に仕事を終わって帰ろうとする時に必ず2つこう聞いてきます。

「何か手伝うことある? Do you have anything that I can help you? 」
「僕になにかしてほしいことはない? What do you want me to do? 」

スクールやオフィスにはまだ仕事が終わらなくて残っている人がいるんですが、そういう人たちにこう声をかけるんです。

外国人はタスクベースで仕事をするのが普通なので、自分の仕事をチャッチャッと片付けたら、「じゃあねえ~」と帰るのが一般的。ある意味残業するのは能力が低いから、という概念もあります。

ですから最初の頃、Jくんからこう言われて、慣れない私はただただびっくり というか、感激しました

それに、人種に関係なくこういう言葉を言える人はそういないです。特に社会経験が浅い若者は自分のことだけで必死ですから、周りの人のことまで気がいかないのが普通でしょう。

私の20代にはこんな言葉を言える器量も能力もありませんでした。

せっかく声をかけてくれるんで、「えっ、ほんと?じゃあ、悪いけど、男子トイレの施錠をお願いしていい?」なんて、私は図々しくお願いしますが、'Sure!'とにっこりしてやってくれます。

このあたりが彼の人気を高くしているんでしょう。本当に見習いたい。

反対に、さしあたって、何も思いつかないときには'Thank you for asking.'といいます。

「聞いてくれてありがとうね」~思いやりに感謝しながら言います。

日本語ではなかなかないフレーズですね。



先週土曜日にアメリカ人講師のAくんが病気でレッスンに来れなくなりました。

いつも元気で、ちょっと具合が悪くても、レッスンを休むことがないのですが、熱もひかないし気管支炎がひどくなって咳も止まらなくてと電話がありました。

すごく申し訳なさそうな電話に「いいよいいよ、とにかく休んで、なんとかするから」と私。

あんなにいつも元気なのになあ~、かわいそうにな~、と夜心配になって「具合はどお?ちょっとはよくなった?」とメールをしましたら、

'Thank you for asking.' と返信がありました。

具合が悪くても、感謝の一行を書いてくるんだなあ、と感心しました。

週末しっかり休養してよくなっていることを願っています。


みなさんも是非このフレーズ使ってみてくださいね。







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