青電塗色を纏った京成3300形、3356編成が2月18日に引退するというニ
ュースを目にしました。久しぶりに3356編成と対面しましたが、更新工事を
行っているものの、40年を超える年月を走り続けた疲労が車体の随所に見
られました。
京成の青電は、物心ついたときから祖父に連れられて線路際でよく眺めてい
て、自分が鉄道好きになった原点ともいうべき車両です。
独特の渋い色、釣り掛けモーターの音、ブレーキの制輪子が焼ける臭いは
今でもはっきり覚えています。
3356編成の引退を前に、京成電鉄のHPに運用予定表が出ており、今日、
明日と千葉線を走るということで、早速撮りに行ってきました。しかし、明日
は撮影行けないため、実質今日が最後の撮影となってしまいました。
今日は北風が強く吹き、寒さのためか思ったよりも撮影の人は少なめでし
たが、晴れていても悪天候のような状況でしたが、自分は最後のチャンス
と思い、レンズが揺れないよう手で押さえ、かじかんだ手で必死に撮影し
ました。撮影後は、自分が小さい頃やっていたように、走り去る青電がの
姿が見えなくなるまで、ひたすら線路際で見送りました。
京成千葉線 みどり台 - 京成稲毛