ヴァイオリンとフルートのRio

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安全性の検証は

2017年02月08日 19時28分30秒 | その他
 石油や石炭などの化石燃料の代わりにアンモニア(NH)を利用すると、二酸化炭素(CO2)の排出量を減らす事が出来ると言う研究が紹介されていました。アンモニアを用いたガスタービン発電にも成功したと言われています。

 アンモニアには炭素(C)が含まれていませんから二酸化炭素(CO2)が発生しない事は頷けますが、気になった点があります。それは燃焼によってN2ガスと水(H2O)のみが生じると説明されていた点で、この説明は明らかに間違いと思います。

 窒素(N)原子を含む化合物を燃やせば窒素酸化物が必ず生じます。窒素酸化物とは代表的には一酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2)で、普通は総称的にNOxと書きます。世間ではノックスと呼んでいますが、私の学生時代にはエヌオーエックスと呼びました。NO2はエヌオーツーと読みますからね。

 当時、光化学スモッグの原因物質としてNOxが騒がれ始めていました。NOxは石油や石炭に存在する窒素を含む化合物が酸化して生成するか、燃焼時に空気中の窒素ガス(N2)が酸化して生成しますので、自動車の排ガス規制においても考慮されています。

 アンモニアを用いてCO2排出量を減らそうとする努力に水を指す積りはありませんが、NOxの排出が全くないのか、良く検証して頂きたいし、報道側も注意して取り扱って欲しいもの。


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