ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

フルート属の音域

2017年02月18日 17時10分12秒 | フルート
 フルートアンサンブルに参加して、アルトフルートを間近で眺めたり、他のアンサンブルとの合同の発表会でコントラバスフルートを見る機会があります。

 フルートを長く吹いている割には、フルート、ピッコロ以外のフルート属の楽器については今まで全く知らなかったので改めて調べて見ました。当然ながら当たり前の話ばかりになります。

 音域、特に最低音に注目して見ると、C管のフルートの最低音はド、G管のアルトフルートの最低音はその下のソ。と言う事はアルトフルートの最低音とヴァイオリンの最低音は同じで、もっと大きなバスフルートの最低音は普通のフルートの1オクターブ下で、弦楽器で言えばヴィオラの最低音(C線の解放弦)と同じ。4の字の形のコントラバスフルートはさらに1オクターブ下まで出るので、チェロと同等。

 弦楽器を標準とする必要はないにしても、仮に弦楽四重奏をフルートアンサンブルで再現するには、チェロの最低音が出るコントラバスフルートが必要と言う事になりますし、オーケストラの弦楽五部(コントラバスが加わる)をフルートアンサンブルでと言う事になれば、弦楽器のコントラバスに相当するダブルコントラバスフルートが必要になります。

 吹奏楽のように弦楽器のコントラバスを使用すればよいのではと思いますが、フルートアンサンブルではフルート奏者が持ち替える事が前提になっているためか、巨大なダブルコントラバスフルートが用いられる事があります。

 弦楽器の場合には弦の長さ当たりの質量も音の高低に影響を与えますから、極端な事を言えば分数ヴァイオリン、分数チェロ、分数コントラバスでもフルサイズの楽器と同じ音域をカバーする事ができますが、フルート属の場合には管の長さが音の高低を決めるので、低音を出すためにはとにかく管を長くしなければならず、楽器の重量が増す上に高価になるものと思います。


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