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透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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やっぱりね、産経新聞は/気になるニュース

2009-09-02 21:09:17 | 政治
産経選挙班、投稿サイトに不適切書き込み(読売新聞) - goo ニュース

産経社会部、総選挙めぐり不適切書き込み 自社ページに(朝日新聞) - goo ニュース

 産経新聞といえば、旧都立七尾養護学校事件の時の記事、また、最近では、NHKの台湾についての番組で、その右派的立場は暴走していた。系列の扶桑社は、新しい教科書をつくる会の教科書を出版しているのは、周知の事実である。
 
 産経新聞社社会部は、衆院選に関連して「Twitter(ツイッター)」に開設した公式ページで、記者の書いた文章が批判を浴び謝罪文を掲載した。同社広報部は「『不偏不党』を社是としており今後も方針に変わりはない。一部内容に誤解を招く表現があったので、社会部選挙班として説明と理解を求める趣旨の文を提示した」とコメントしているが、今回問題となった書きこみが、記者というより、社是のようになっているのが、今までの同紙の記事の傾向から理解した方がよいのかも知れない。産経新聞が『不偏不党』を社是としているなどとは、初めて聞くようなことである。昔はそういう時があったのかも知れないが。

 ツイッターでは、公示日の8月18日から投開票翌日の同31日まで選挙取材班のコメントなどを発信したが、民主党圧勝が明らかになった同30日深夜以降に「民主党さんの思うとおりにはさせないぜ」「産経新聞が初めて下野」などの書き込みをしていた。これらに対しての批判的な意見が多数寄せられた後、「社会部として是々非々の立場でのぞみたいという意思表示のつもりでした」「軽率な発言だったと反省しています。ご不快の念を抱かれた方には、おわび申し上げます」との謝罪に至ったわけだが、本音は別の所にあるのだろう。自民党の機関紙だと認めた発言と、民主党政権に対する挑戦的敵意が底流に流れているということが確認できた訳だ。

昨日の日記/夏の百冊から読書の秋に

2009-09-02 14:34:51 | 日記
 昨日、腕の手術の抜糸が終わりました。左手の付け根から親指にかけてのしびれと痛みはだんだんと薄れていきますが、元に戻るまではまだ時間がかかりそうです。dも、手首の瘤がとれてすっきりしたので、今後はリストバンドで隠す必要はなくなりました。

 防災の日でしたね。でも、毎年、1923年に関東大震災の際に起こった朝鮮人6000人以上、中国人700人以上の罪のない人に対して行われた虐殺の事を忘れてはいけません。政府と官憲が流したデマが元になり、軍隊や官憲などにより虐殺が行われました。また、この際には、社会主義者も殺されています。この虐殺者に、一般人の自警団が関わっていたということは、悲しむべきことです。普段は、善良な平凡に生きている市井の人間が、恐るべき加害者となったのですから。検問の際に、日本語を話させ、発音がおかしいと朝鮮人とみなされるような不合理な残酷なことが行われていたそうです。地方からの出身者や、ろう者に対してどんな扱いがされたのでしょうか。「自虐史観」を旗印に「他虐史観」ともいうべき靖国史観をとる新しい教科書をつくる会(仲間割れから分裂して、お互いに争っている)の人たちは、都合の悪いことは無視するに限るとしているようです。

 さて、今日も涼しい日です。昼の蝉の声から、夜の虫の声へと秋が少しずつ感じられるようになってきました。昨日は、新潮と角川文庫の夏の百冊のキャンペーンを思い出して、透析の後、本屋に急ぎました。まだ、締め切り前でした。今年は、身長はYonda?のマスコット人形がもらえます。角川の方は、いつものようにブックカバーです。それぞれ2冊で、プレゼント1つです。普段は、図書館を利用することが多く、特別欲しい本以外は本屋では買わないのですが、夏のキャンペーンのグッズ目当てで、毎年、対象図書から選んで買っています。おまけ商法に弱いですね。どの本にしようかと、かなり書架の前で悩んでいました。
 結局買った本は次の通り。読み終わったら、ブログに感想を載せられますね。
☆角川文庫
 被疑者04の神託(松岡圭祐)・螺鈿迷宮 上下(海棠尊)・ビギナーズクラシックス 古事記(武田友宏)

☆新潮文庫
 海ちゃん―ある猫の物語(岩合 光昭,岩合 日出子)・ミッキーマウスの憂鬱(松岡圭祐)

 重くない本ばかり選んだようです。力を入れずに読める本ですね。これも読書の楽しみです。

古事記 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

角川書店

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海ちゃん―ある猫の物語 (新潮文庫)
岩合 光昭,岩合 日出子
新潮社

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それと、もうとっくに発刊されているはずの超左翼マガジン「ロスジェネ」のことも思い出したので、探しました。4号ありました。まだつぶれずに頑張っています。広告がないので、えらく薄い雑誌であります。表紙を見てびっくり。いうものタイトルの前に「エ」の字が付いていて「エロスジェネ」になっていました。第3号は、増山麗奈さんの責任編集号なので、さもありなんだったのですね。巻頭には、増山さんの「エロスジェネ宣言」が載っていた。さて、エロスをめぐる増山さんの編集さばきは如何に?これも、読後また感想を載せられるでしょう。

 「ロスジェネ」、頑張って発刊が続きますように。m9の方は、最初は期待していたのですが、内容がひどくなる一方で。ライトオピニオンがライトノベルのライトから、右のライトになっていきます。これでは、ネット右翼雑誌であります。相変わらずプロ市民だの既得権益論などの言葉、排外主義の跋扈。それなりに説得力がある楽しい雑誌なら救われるのですが。失望。

ロスジェネ 第3号―超左翼マガジン

ロスジェネ

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新型インフルエンザ対策について全腎協に政府回答/気になるニュース

2009-09-02 12:07:14 | 透析
新型インフルの強い感染力、動物実験で確認 季節性超す(朝日新聞) - goo ニュース

「新型」で肺炎診療の留意事項を事務連絡―厚労省(医療介護CBニュース) - goo ニュース

 いよいよ新型インフルエンザへの警戒が高まってきた。我々、透析患者は罹患した場合、重症化するリスクの高いグループである。免疫力が落ちている上、糖尿病や、心臓病といった合併症を伴った患者も少なくない。今までに、新型インフルエンザでの死亡例に透析患者が含まれている。先月は、沖縄県や兵庫県で慢性腎不全患者が死亡している。透析患者は、全国で約28万いる。
 全国腎臓病協議会(全腎協)の宮本高宏会長は、1日に、先月20日に政府に提出していた要望書について、政府から回答があったことを厚生労働省内で記者会見した。
 6項目に及ぶ要望書は、腎疾患などの基礎疾患を持つ患者への優先的ワクチンの接種、公費助成、十分なタミフルの備蓄などを求めている。
 政府からの回答は、9月末をめどに優先的に接種する対象疾患を確定したいとするものであった。
 ※こうした動きを見るにつけ、やはり、透析患者にとって患者会組織は有効であることを認識する。しかし、現実には、地域ごとの患者組織に加入する会員数は減少する傾向にある。やはり、運動の成果だけ享受するのではなく、患者会に参加する意義は大きいのではないか。身体が思うように動けなくなっても、あるいは、運動に積極的に参加できなくても、名前だけでもと会員になっている患者もいる。「数は力なり」という要素も運動にはあることを承知しての参加である。
 

追記・仏教の女性差別に関して/『破戒と男色の仏教史 (平凡社新書)』

2009-09-02 02:32:20 | 歴史
破戒と男色の仏教史 (平凡社新書)
松尾 剛次
平凡社

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 本書で、仏教における女性差別に関する歴史もうかがうことができた。
仏伝に依っても、仏陀は養母マハー・パジャパティの出家をなかなか許そうとせず、弟子のアーナンダの取りなしによって、やっと許されたとある。その際に、差別的な条件が出された。八敬法(はっきゅうほう)である。

 我が国に、国立戒壇ができてからも、女性の比丘尼に対する受戒は行われることがなかった。一人前の尼になれなかったのである。藤原氏がその権勢で、道長の娘彰子のために尼戒壇がつくられたのは、あくまでも例外であった。
 比丘尼の前段階の雛尼になるについても、男性と比べて戒律の数が多かった。

 仏教における女人五障説から女性のままでは成仏できないとされていた。死に際して、男となって成仏するとの転女成仏説が一般だった。あるいは、変成男子の考えが。

 戒律復興運動を展開した叡尊らにより、鎌倉時代になって初めて奈良の法華寺に尼戒壇が樹立されたのである。

 なお、日蓮に関しては、女人五障説の立場ではなく、女人成仏の考え、つまりは、南無妙法蓮華経を唱えれば女身のままで成仏できると説いたのは注目に値する。
 禅宗でも、道元は出家して座禅修行すれば、女性でも成仏できると説いている。

 仏教史における女性差別の問題も避けては通れぬ問題である。

 本書において、こうした視点からの言及があることは意義深い。

※ 五障説 
 女性はどんなに精進しても、仏、転輪聖王、帝釈天、魔王、梵天の五つの地位に就けないとする説で、女性の成仏を否定した。