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マスク着ければ…ワクチン1600万人分?(読売新聞) - goo ニュース/気になるニュース

2009-09-24 21:28:55 | 病気


マスク着ければ…ワクチン1600万人分?(読売新聞) - goo ニュース

 僕が通っているクリニックでは、先週から透析室でのマスク着用を患者に勧めている。我々透析患者は、免疫力が落ちているので、体調が良くてもマスクを着用した方が良いようだ。
 先週の土曜日に、患者会から会員にマスクを配った。一袋3枚入りのものを、マスクを付けようという呼びかけの意味も込めて、ささやかなプレゼントをした。
 今週も、もう一回、マスクを配ることにした。まだ、マスクを着用していない患者もいる。今回は、一袋7枚入りのものを配ることにしたが、透析の帰りにいくつかの店を回って、僕の透析日のグループ分のマスクを、やっとなんとかき集めた。今日は、11袋配ったので、明後日配る残りの22袋分を確保した。

 さて、今日、気になったニュースは、やはり新型インフルエンザ関係のもので、
『新型インフルエンザの患者1人が他人にうつす人数を1割減らすだけで、国内患者の総数は4分の3にとどまり、ワクチン1600万人分の効果に匹敵することが、田中剛平・東京大学助教(数理工学)らの計算でわかった』という内容のものであった。
 
 新型インフルエンザにかかってしまった場合に、患者のちょっとした配慮が、感染の拡大防止に大きな効果が出るという。もちろん、外出は控えることが大切であるが。

 具体的な計算とマスクの効用については、、ニュースによれば次の通りである。

 『東大の田中助教と合原一幸教授は、新型インフルエンザの感染力が、通常の季節性よりやや強く、感染者1人が平均1・4人にうつすと仮定。感染者の半数が発症するとして、感染の広がりを計算した。

 その結果、特別な対策をしないと、最悪の場合、1回の大流行で国民の4分の1に当たる3300万人が新型インフルエンザを発症する。一方、マスク着用や外出を控えたりすることで他人にうつす割合を10%減らすと、25%の患者を減らせることがわかった。うつす割合を20%減らせれば、患者の減少は60%にも達した。

 仙台医療センターの西村秀一・ウイルスセンター長は、「患者全員がまじめにマスクをすれば、感染の広がりを止める力は大きい。簡単な実験では、せきなどの 飛沫 ( ひまつ ) は、マスクで20分の1から100分の1程度に減らせた」と強調する。

 慈恵医大の浦島充佳・准教授(公衆衛生)も「南半球の調査では、感染者の半数以上に自覚症状がなかった。少し具合が悪い、家族に患者がいるという人がマスクをすることで感染拡大を防げる」と話している。』

 最後のコメントは、はっきりした自覚症状がなくても、体調が少しでも悪ければ、感染の確認を待たずにマスクを着用すること、また、家族に患者が出たか、その疑いがある場合にも家族全員で、マスク着用をすることが新型インフル拡大防止の有効な方法であるということだ。
 透析室内の、透析患者のマスク着用も大いに意味があるということになる。
明後日は、少し早めにクリニックに行って、マスクを配ろう。

九州国立博物館の絵本、埴輪『月夜のおおさわぎ』

2009-09-24 00:48:24 | 絵本・児童文学
月夜のおおさわぎ (きゅーはくの絵本―埴輪)
画工舎
フレーベル館

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 九州国立博物館が企画した絵本の中の埴輪に関するものです。
考古学の成果をもとに、古墳で行われる祭りの様子をイメージしたものです。客観的には、そのような祭りがあったことは証明されるものではありませんが、古代にはそのようなまつりが行われたかもしれないというロマンが感じられる世界を表現しています。

 この絵本の登場する埴輪たちには、実際のモデルが存在します。クレイで表現された埴輪たちには、躍動感が感じられ、愛らしくもありました。

 お話のほうは、土の中から見つかった馬の埴輪が、満月の晩に、月光により目覚めたことから始まります。王様のいる場所に急ぐ途中で、他の埴輪たちも同行していきます。動物埴輪のイノシシや水鳥なども、人物埴輪の盾持人や踊る人なども、器材埴輪の家や船も、そして円筒埴輪までが古墳に向かっていきます。新しい王が決まったのです。古代では、古墳は亡き王を弔うだけではなく、新しい王の誕生を祝う祭りが行われたという設定が取られています。古墳に集まった埴輪たちは、新しい王の命令で、その晩は、亡き王に感謝の念を込めて祭りが行われるのです。にぎやかな埴輪たちのお祭りの様子が生き生きと描かれています。やがて、鶏の埴輪が朝を告げる声を上げます。すると、古墳の周りには、動きを止めた埴輪たちが、お墓のまわりに並びました。これから、王様のおそばにいてお守りをするのでした。

 この絵本に出てくる埴輪の本物に会いたかったら、全国にある埴輪スポット(巻末に載っています)に出かけて見ることです。東京だったら、上野の東京国立博物館で、「踊る人々」(馬子)や「挂甲の武人」などの教科書に出てくる埴輪の他にもたくさんの埴輪に会うことができます。