国際科学フェスティバルの一環として、サイエンスドーム八王子では、今晩、プラネタリウムでの朗読会が開かれた。
昼間は、「銀河鉄道の夜」を投影している。この番組は、好評で現在も投影されている。もう3回も観ている。その延長で、今回の企画にはすぐに参加したくて予約した。
「銀河鉄道の夜に描かれた宇宙~朗読と星空解説の夕べ」というイベントであった。
1時間の時間の中で、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」からのハイライト朗読と、その朗読の間に、星の投影による解説が行われた。
宮沢賢治ということで、会場は、予約の段階で満員であった。マスク姿が目立ったのは、新型インフルエンザのせいである。僕も、マスクを着用して参加する。
星の解説で、色々気付かされることが多かった。作品の星空がいつの季節のものかという検討もされているそうだ。作品の記述から、8月12日11時という夜空が想定され、その星空が想定された。
鳥捕りに男の解釈も初めて聞くものであった。殺生を生業としているので、この男は、銀河鉄道に何度も乗り降りを繰り返しているが、決して南十字に行くことができない。タイタニック号の沈没で自己犠牲の精神を見せた家庭教師の青年と対比される。賢治の仏教観が反映されているということか。
小さな子供連れの親子の姿が多かったが、多分、賢治の「銀河鉄道の夜」の世界は、親の世代には理解できても、子供たちには難しいものだったのだろう。童話ということで、勘違いをしている人が多いようだ。昼間の番組の投影も、子供たちには、退屈そうな様子が感じられる。怪傑ゾロリの番組の投影の方が良いみたいだ。
とにかく、賢治が生涯、書き換えていった作品である。相手にするのは手ごわい作品である。今回の催しは、参考になることが多かった。
なお、朗読はフリーアナウンサーの三谷章子さんであった。
また、昼間、プラネタリウムに出かけてみようと思う。
手嶌葵 時の歌 - Teshima Aoi Toki no Uta
昼間は、「銀河鉄道の夜」を投影している。この番組は、好評で現在も投影されている。もう3回も観ている。その延長で、今回の企画にはすぐに参加したくて予約した。
「銀河鉄道の夜に描かれた宇宙~朗読と星空解説の夕べ」というイベントであった。
1時間の時間の中で、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」からのハイライト朗読と、その朗読の間に、星の投影による解説が行われた。
宮沢賢治ということで、会場は、予約の段階で満員であった。マスク姿が目立ったのは、新型インフルエンザのせいである。僕も、マスクを着用して参加する。
星の解説で、色々気付かされることが多かった。作品の星空がいつの季節のものかという検討もされているそうだ。作品の記述から、8月12日11時という夜空が想定され、その星空が想定された。
鳥捕りに男の解釈も初めて聞くものであった。殺生を生業としているので、この男は、銀河鉄道に何度も乗り降りを繰り返しているが、決して南十字に行くことができない。タイタニック号の沈没で自己犠牲の精神を見せた家庭教師の青年と対比される。賢治の仏教観が反映されているということか。
小さな子供連れの親子の姿が多かったが、多分、賢治の「銀河鉄道の夜」の世界は、親の世代には理解できても、子供たちには難しいものだったのだろう。童話ということで、勘違いをしている人が多いようだ。昼間の番組の投影も、子供たちには、退屈そうな様子が感じられる。怪傑ゾロリの番組の投影の方が良いみたいだ。
とにかく、賢治が生涯、書き換えていった作品である。相手にするのは手ごわい作品である。今回の催しは、参考になることが多かった。
なお、朗読はフリーアナウンサーの三谷章子さんであった。
また、昼間、プラネタリウムに出かけてみようと思う。
手嶌葵 時の歌 - Teshima Aoi Toki no Uta
インフルで東京都「流行注意報」 患者急増、大半は新型(朝日新聞) - goo ニュース
いよいよ、東京都では、新型インフルエンザを含めての今後4週間以内の大流行の可能性を見込んで、25日に「流行注意報」を発令した。
我々、重症化リスクの高い透析患者は、より一層の注意が必要となった。
ワクチン接種の時期が早まることを期待している。
いよいよ、東京都では、新型インフルエンザを含めての今後4週間以内の大流行の可能性を見込んで、25日に「流行注意報」を発令した。
我々、重症化リスクの高い透析患者は、より一層の注意が必要となった。
ワクチン接種の時期が早まることを期待している。
THREAT SIGNAL - Road To Revision - Tour Recap
てっこう丸はだれでしょう? (おはなしひろば)さとう まどかフレーベル館このアイテムの詳細を見る |
この児童書のタイトルにある「てっこう丸」について知っている人はどれくらいいるのかな?
漢字では「鉄甲丸」と書く。南アメリカ生まれの多肉植物で、寒さには弱い。葉っぱが生えている時は、ソテツのような形態をしている。こんなマニアックなサキュレントが主人公の児童書にお目にかかるのは初めてのことだ。
話は、若夫婦のマンションにいるてっこう丸が、引っ越しの時に、枯れたものと思われて、捨てられるところからの旅が描かれる。すっかり葉を落としててっこう丸は、てっきり枯れたものと判断されてしまったのだ。この後も、少女に拾われるのだが、多肉植物に冬の間、水をやり過ぎてしまう。だから、身体がぶよぶよになったてっこう丸は、すっかり腐ってしまったものと勘違いされて、また捨てられる。
このお話の中では、植物にも人間の言葉がわかるし、植物同士も会話ができるという設定が取られている。植物に音楽を聴かせている農家の人もいるしね。
確かに、植物に声を毎日かけたら、植物がそれにこたえて、しっかり成長して、きれいな花を見せてくれたり、おいしい実をつけてくれそうな気がする。
植物の声が聞こえる人の事を「みどりのおやゆび」って言うんだと、この本の中に書いてあった。
少女に寒い冬に捨てられたときに、冷たい雨に打たれるてっこう丸は、すっかり覚悟を決めてしまう。寒さと過度の水分に弱い植物だからね。
気がついたとき、おもしろいおばあさんに拾われていた。このおばあさんの家には、他にも植物が育てられていた。おばあさんは、いつも、植物たちに声をかけているんだ。そう、てっこう丸の育て方、おばあさんはよく知っていたんだ。だから、元気になったてっこう丸の頭から、葉っぱが出てきて、すっかりハンサムになったんだ。
でも、おばあさんが、朝から姿を見せず昼にも現れなかった。夜になって、電話が鳴りっぱなしだった。そのうちに、ドアからおばあさんの娘さんが現れた。おばあさんが、救急車に乗せられたのは、そのすぐ後だった。
さて、お話はどう展開するのでしょうか。
この本は、多肉植物の育て方もよく調べて書かれていました。他にも竜血樹やアロエの不夜城などが、おばあさんの家に登場します。植物たちが、正面に出てくる本が珍しくて、読んでいてうれしくなりました。