巷間される“アルカリ信仰” 栄養学的には意味なし(産経新聞) - goo ニュース
透析患者が導入に至るまでは、人によって原疾患が発症ないし発見されてから、かなりの時間の幅があるようだ。糖尿病性腎炎などは、思った以上に進行が早いという知人が言っていた。私の場合は、慢性腎炎発見から透析導入までは、30年近くかかっている。その間、世間で身体に良いといわれる健康法を結構試してみた。発見当時は、自分が透析に至るイメージはみじんも持っていなかった。今考えると、自分で自分の腎臓の細胞を壊す免疫の異常とでもいっていいのだろう、IgA腎症は不可逆的な疾患で、一度壊れた糸球体は死んだまま再々することがない。ということは、失われてしまった腎機能は回復することがないので、時間の長短の差こそあれ、透析に至る可能性が高いと理解している。しかし、保存期と呼ばれる時期には、患者仲間でも、色々な健康法を試したという話を聞く。自分だけではないようで、その時代に流行ったものが一番影響するようであった。私の病気発見の頃は、巷で自然食糧法という声が聞こえ出した頃で、自然食の素材を求めに、早稲田まで遠出もした。今では、ネットで気楽に健康食品を買うことができるのであるが、当時は、店自体少なかったし、パソコンなど存在しなかった。身体に良い体操というのもやってみた。健康オタク状態であったのは、何とか病気を回復させたいという気持ちからであった。
いろいろ試した方法の中に、このニュースで取り上げられている「アルカリイオン水」の飲用があった。アルカリイオン水を毎日、電気分解する誠三器で作っては毎日飲んでいたことがあった。世間でも、やがてペットボトル入りのアルカリイオン水が登場した。この製造マシンを購入した時に付いていた小冊子には、腎臓病にも効果があるような記事が掲載されていた。
この記事を読んでいて、高校の保健の時間に「ホメオスターシス」ということを習っていたのに、すっかりそういうことを無視して、アルカリ信仰に生きていた時代があったことを思い出した。
この記事は、「アルカリ性食品」「酸性食品」の定義から始まって、アルカリ信仰の無意味さを分かりやすく解説している。保存期に、どれほど健康食品にお金を使ったのだろうか。
ただし、透析導入直前の尿毒症の時は、炭酸水素ナトリウム(重層)を飲んだりしたこと、透析液の中に炭酸水素ナトリウムが含まれているのは、腎臓が壊れたことによって、血液の酸性化が起こるからかもしれない。健康な人は、恒常性(ホメオスターシス)の機能が働くので、血液のPh値は一定に保たれるので問題はない。
透析患者が導入に至るまでは、人によって原疾患が発症ないし発見されてから、かなりの時間の幅があるようだ。糖尿病性腎炎などは、思った以上に進行が早いという知人が言っていた。私の場合は、慢性腎炎発見から透析導入までは、30年近くかかっている。その間、世間で身体に良いといわれる健康法を結構試してみた。発見当時は、自分が透析に至るイメージはみじんも持っていなかった。今考えると、自分で自分の腎臓の細胞を壊す免疫の異常とでもいっていいのだろう、IgA腎症は不可逆的な疾患で、一度壊れた糸球体は死んだまま再々することがない。ということは、失われてしまった腎機能は回復することがないので、時間の長短の差こそあれ、透析に至る可能性が高いと理解している。しかし、保存期と呼ばれる時期には、患者仲間でも、色々な健康法を試したという話を聞く。自分だけではないようで、その時代に流行ったものが一番影響するようであった。私の病気発見の頃は、巷で自然食糧法という声が聞こえ出した頃で、自然食の素材を求めに、早稲田まで遠出もした。今では、ネットで気楽に健康食品を買うことができるのであるが、当時は、店自体少なかったし、パソコンなど存在しなかった。身体に良い体操というのもやってみた。健康オタク状態であったのは、何とか病気を回復させたいという気持ちからであった。
いろいろ試した方法の中に、このニュースで取り上げられている「アルカリイオン水」の飲用があった。アルカリイオン水を毎日、電気分解する誠三器で作っては毎日飲んでいたことがあった。世間でも、やがてペットボトル入りのアルカリイオン水が登場した。この製造マシンを購入した時に付いていた小冊子には、腎臓病にも効果があるような記事が掲載されていた。
この記事を読んでいて、高校の保健の時間に「ホメオスターシス」ということを習っていたのに、すっかりそういうことを無視して、アルカリ信仰に生きていた時代があったことを思い出した。
この記事は、「アルカリ性食品」「酸性食品」の定義から始まって、アルカリ信仰の無意味さを分かりやすく解説している。保存期に、どれほど健康食品にお金を使ったのだろうか。
ただし、透析導入直前の尿毒症の時は、炭酸水素ナトリウム(重層)を飲んだりしたこと、透析液の中に炭酸水素ナトリウムが含まれているのは、腎臓が壊れたことによって、血液の酸性化が起こるからかもしれない。健康な人は、恒常性(ホメオスターシス)の機能が働くので、血液のPh値は一定に保たれるので問題はない。