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ダーウィン映画、米で上映見送り=根強い進化論への批判/気になるニュース

2009-09-13 18:58:48 | 政治
'Creation' Trailer


ダーウィン映画、米で上映見送り=根強い進化論への批判(時事通信) - goo ニュース

 今年は、進化論を確立したイギリスの博物学者チャールズ・ダーウィンの生誕200年に当たる記念すべき年で、「種の起源」出版150周年の年でもある。イギリスでは、さまざまなイベントが行われている。

 映画の世界でも、ダーウィンを描いた「クリエーション」が英国を皮切りに世界各国で上映される予定だという。トロント映画祭では、いち早いお披露目だった。

 映画のに内容は、ダーウィンが著書「種の起源」を記すに当たり、キリスト教信仰と科学のはざまで苦悩する姿を描いているという。

 しかし、米国では上映が見送られる公算となった。原因は、アメリカ社会の病巣の原因の一つとなっているキリスト教原理主義のようだ。アメリカ人の多くが未だに「神が人間を創造した」とするキリスト教の教義を固く信じている。ある調査では、米国で進化論を信じるのは39%に過ぎず、ダーウィンにも「人種差別主義者」との批判があるという。実際は、ビーグル号航海記などでは、反人種差別主義者としか考えられないのであるが。


 そんなわけで、アメリカの映画配給会社は「米国民にとって矛盾が多過ぎる」と配給を拒否したのである。

 宗教における原理主義は手に負えない。

 アメリカの保守派を支えるキリスト教原理主義。今は、オバマ大統領の医療保険改革案に対して、アメリカを社会主義化するといういわれのないデマを繰り広げている。その論でいけば、日本もイギリスも、お隣のカナダも社会主義国となる。非合理主義は、まさに人間にとって、進化に反する存在であろう。
 
ダーウィン (天才!?科学者シリーズ 2
ルカ・ノヴェッリ
岩崎書店

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生命の樹 チャールズ・ダーウィンの生涯
ピーター・シス
徳間書店

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『10代がつくる平和新聞 ひろしま国』/私達に期待されている事

2009-09-13 01:50:28 | 読書
10代がつくる平和新聞 ひろしま国
中国新聞社
明石書店

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 広島の地方紙の「中国新聞」に、ジュニアライターによる「ひろしま国 10代がつくる平和新聞」が、月2回、特集紙面で掲載されていることは、本書で初めて知った。総監は、2007年1月29日だそうだ。小学生から高校生までの記者が、自分たちで企画した平和に関する取材をみると、何もしない大人たちが恥ずかしくなる。オバマ招聘プロジェクトなど、行動に結びつくものもある。本書は、創刊号からのダイジェスト版だが、その記事の内容の豊富さには驚かされた。様々な分野の人へのインタビューもある。子ども兵士やクラスター爆弾といった、広島から世界に目を向けた記事もある。もちろん、原爆投下に対する子供たちの疑問とその調査結果も興味深かった。
 世界の人にインタビューする時、ヒロシマの子どもとして期待されていることを感じると言う。原爆が落とされた街に生まれたことが、自然と、世界に向けて、もちろん国内に向けても、放っておけば風化してしまう原爆の記憶を伝えていく使命のようなものを感じ取っている。被爆者の平均年齢も高くなっている現在、その体験を直接聞ける最後の世代である子どもたちとの意識を持っている。
 我々、ヒロシマに住んでいない大人たち、あるいは子どもたちも、長崎の原爆、第五福竜丸事件を経験した国の人間として、やはり、世界に向けて、平和の声を発信しなくてはいけないという事を再認識させられた。また、加害者としての歴史を経験した国の人間としての思いも伝えていく必要があるだろう。

 さて、「ひろしま国」の創刊号では、広島市内の中学校の平和学習から生まれた「ねがい」という曲に着目した記事『「ねがい」ぼくらの国家はエンドレス」が載っている。「ひろしま国」にふさわしい国家として「ねがい」を選んでいる。記事のタイトルのエンドレスというのは、はじめの曲の歌詞が4番目まであり、2002年にNPO法人の「JEARN」(ジェイアーン)が、「5番目の歌詞を作ろう」という運動「ねがいコネクション」を展開した結果、2007年1月28日現在で、28カ国から622番までの歌詞が寄せられた。2009年6月26日現在では、1679番まで広がっている。世界中に広がった平和への思いを歌詞にして表現する運動は、今も続いている。そんな意味でエンドレスの歌なのである。

 「ねがい」は、「ひろしま国」のホームページから聴くことができる。

「ひろしま国」ホームページ 「ねがい」

フェスタin茨木 ねがい♪