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ネアンデルタール人、現生人類と交配/気になるニュース

2010-05-08 01:47:48 | 科学
ネアンデルタール人、現生人類と交配(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト) - goo ニュース

 今年は、国際生物多様性年である。地球上に住む生き物たちの多様性が、どれほど、人類の生存にとっても重要であるか認識し、多様性を守る事の大切さを自覚すべき年である。

 さて、人類も、その進化の過程では、多様性が見られたことが、最近の考古学的発見から明らかになってきた。我々の先祖のホモ・サピエンスの他にも、先日、シベリアで発見された化石、また、フローレンス島に住んでいたとても小さな人間も、同じ時代の生存していたことになる。

 それとは別に、今回のニュースで報じられたのは、ホモ・サピエンスとは違う進化の仕方をしていたネアンデルタール人が、現生人類と交配していたという研究結果であった。本来は、両者には、交わりがなかったものとされていたので、非常に興味あるニュースであった。両者の間に、どんな交流があったのか、また、争いがあったのか、何故、ネアンデルタール人が滅んだのか等、知りたいことはたくさんあるのである。また、人類の多様性に関しても、何故、ホモ・サピエンスだけが生き残り、脅威的な進化?を遂げたのかも、好奇心の対象となる問題である。

現生人類とわずかに混血か=絶滅のネアンデルタール人-国際チームがゲノム解読(時事通信) - goo ニュース

『欧州やアジア西部に約3万年前まで生息したネアンデルタール人の全遺伝情報(ゲノム)を解読したと、ドイツ・マックスプランク研究所などの国際チームが7日付の米科学誌サイエンスに発表した。同じホモ(ヒト)属で種が異なる現生人類のゲノムと比較すると、1~4%の領域がネアンデルタール人に由来するとみられ、8万~5万年前に中東で混血が起きた可能性があるという。

 認知能力や代謝、頭や胸の骨の発達などに関連する遺伝子に違いがあるかもしれないことも分かった。解読成果は、なぜネアンデルタール人が絶滅し、現生人類が生き残ったかを解明するのに役立つと期待される。

 研究チームは、クロアチアの洞穴で発見された約4万4000~3万8000年前の3人のネアンデルタール人女性の骨粉から、DNAを抽出し、塩基配列を解読。アフリカ南部と西部、フランス、中国、パプアニューギニアの現生人類計5人のDNAと比較した。 』

太陽の巨大な紅炎撮影=輪の直径、地球の20倍-NASA観測機/気になるニュース

2010-04-24 00:31:28 | 科学
太陽の巨大な紅炎撮影=輪の直径、地球の20倍-NASA観測機(時事通信) - goo ニュース

『【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は22日までに、太陽観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)」が撮影した太陽の表面から噴出する巨大なプロミネンス(紅炎)の画像を公開した。

 プロミネンスは磁場の力でガスが表面から持ち上げられる現象。画像は3月30日に撮影されたもので、巨大なプロミネンスの弧を鮮明にとらえている。NASAによると、プロミネンスが描く輪の直径は、地球の直径の20倍以上になるという。

 NASAの太陽物理学専門家のリチャード・フィッシャー氏は「40年以上にわたる研究の中で、このような活発な太陽を見たのは初めてだ。SDOは太陽に対するわれわれの理解を変え、ハッブル宇宙望遠鏡同様に大きな衝撃を科学に与えるだろう」としている。

 SDOは2月に打ち上げられた。高度約3万5000キロの上空で、5年間にわたり、太陽の黒点やフレア(太陽表面爆発)などの現象を観測する。』 

Large Solar Prominence SDO



「雌が先」説覆す…雄特有「侠気」遺伝子発見/気になるニュース

2010-04-18 02:52:37 | 科学
「雌が先」説覆す…雄特有「侠気」遺伝子発見(読売新聞) - goo ニュース

 今までの定説では、生物は進化の過程で雌から雄が発生したとされてきた。アダムの肋骨からイブが生まれたという話も、そうした説から否定されてきた。
 今回の研究結果では、元々、雌と雄が分化していたという説が妥当なのではないかという話になった。どちらにしろ、アダムからイブが発生したのではないのは確かなようだが。なお、科学者も、粋な命名をすることがあるという、別の面での興味深い所もあるニュースであった。

『「生物はもともと雌が基本で、雄は進化の過程で雌が変化して生まれた」とする従来の説を覆す証拠を、日米の共同研究チームが突き止め、米科学誌サイエンスで発表した。

 ごく初期の生物で、すでに雄と雌それぞれに特有の遺伝子が複数存在していた。

 野崎久義・東京大学准教授らは4年前、雌雄を区別できる最も原始的な生物である緑藻「ボルボックス」の雄株から、精子に似たたんぱく質を作る雄特有の遺伝子OTOKOGI( 侠気 ( おとこぎ ) )を発見した。この時、雌株からは雄雌共通の遺伝子しか見つからなかったため、「雌が基本でそこに新しい機能が加わって雄になった」という従来の説が正しいと考えられた。

 しかし今回、雄雌両方の株の遺伝情報すべてを解読した結果、雌特有の遺伝子5個を発見、HIBOTAN( 緋牡丹 ( ひぼたん ) )遺伝子群と命名した。さらに雄だけの遺伝子も新たに9個見つかった。

 「緋牡丹」の名は、野崎さんが大ファンだという女優・富司純子さん主演の映画名から。野崎さんは「高等動物は成長過程で雌雄が変化するクロダイのような種もいてわかりにくいが、性の起源までさかのぼると、雄雌は根本的に違う進化をたどったことがわかる」と話している。』

小惑星探査機はやぶさ、地球へ 軌道変更に成功/気になるニュース

2010-03-30 00:09:13 | 科学
小惑星探査機「はやぶさ」地球への軌道に乗る(読売新聞) - goo ニュース

小惑星探査機はやぶさ、地球へ 軌道変更に成功(共同通信) - goo ニュース

地球帰還、ほぼ確実に=小惑星探査機「はやぶさ」-宇宙機構(時事通信) - goo ニュース

 小惑星イトカワの標本採取にために2003年5月に地球を出発した小惑星探査機ハヤブサは、2005年11月に小惑星「イトカワ」に着陸した後、燃料漏れや通信途絶、エンジン故障など様々なトラブルに見舞われてしまいました。その後、『故障したエンジン2台を組み合わせて1台分の推進力を得るなど、曲技のような手段を駆使して、帰路を進んで』いました。宇宙空間で孤児となることもなく、6月に帰還すべく頑張っていました。
 
 『旅した距離は約45億キロ・メートル。カプセルには小惑星の砂が入っている可能性があり、太陽系誕生の謎を解く手がかりになると期待されている。』(読売新聞)

 今年の初めに、サイエンスドーム八王子のプラネタリウムで、はやぶさの地球への帰還を描いた作品がドームに投影されているのを観に行ってきました。その時は、まだ、確実に地球に帰れるのかは確実ではありませんでした。

 今回、ニュースで、地球への軌道に乗ることに成功したと報じられました。下の動画が、プラネタリウムで投影されている番組の予告篇です。
 昨日は、報道を受けて、再び、プラネタリウムでの番組を観に行ってきました。作品は、はやぶさを擬人化して、彼に呼びかけるという感動的な表現をとっています。後は、無事にオーストラリアに落下することを祈るだけです。それと、科学や芸術に無理解な事業仕分けの内容、どうにかならないのでしょうか。あのパフォーマンスにたけた女性の委員のことを思い出すたびに腹が立ちます。

HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 【Trailer】



副作用抑える薬、心臓に効果…再生医療応用も/気になるニュース

2010-03-06 23:18:04 | 科学
副作用抑える薬、心臓に効果…再生医療応用も(読売新聞) - goo ニュース

慶応大、心筋細胞増殖に成功 再生医療へ前進(共同通信) - goo ニュース
 
 拡張型心筋症などの重い心臓病に対しては、現在は、移植という方法しか有効な治療法がない。昨年の臓器移植法の改正を受けて、今後、国内でどれだけ心臓移植が、子どもを対象としたものも含めて、多く行われるようになるかは、疑問がある所である。社会の臓器移植に対する関心は低く、日本文化の影響もあり、社会への啓発を待っていては時間がかかるようである。子どもの時から移植に関する意識を高めるために、教育カリキュラムの中に、移植の学習を含めるべきであるという意見もある。また、日本では、脳死判定が厳しすぎて、今のままでは、臓器移植手術も劇的に増えることはないということが指摘されている。
 仕方なく、外国で心臓移植手術を受けなくてはならない選択となり、そのためには、多額の費用を捻出しなくてはならない。また、外国でも、ヨーロッパのように、実際の適用面で、日本人を締め出す動きが起こる可能性もあるのだ。まずは、自国民の移植を優先させるべきだとの意見が高まることも、考えておく必要がある。当面は、日本国内で、子どもも含めての心臓移植手術の実施が容易に行われる態勢がとられる必要がある。かなり困難が伴うものであるが。

 将来は、再生医療が現実のものとなれば、もはや、臓器移植は必要なくなると思われる。しかし、ガン化などの問題をクリアする必要がある。

 今回のニュースは、『新型万能細胞(iPS細胞)や胚性幹細胞(ES細胞)から作った心筋細胞に、顆粒球コロニー刺激因子(G―CSF)という物質を加えると、心筋細胞が非常によく増殖するとの研究結果を、慶応大の福田恵一教授と下地顕一郎助教らが5日付の米科学誌「セル・ステム・セル」電子版に発表した。心筋梗塞など重症心不全の患者に対する心筋細胞を使った再生医療の実現に向けて一歩前進としている。』(共同通信)という研究成果を紹介している。

 この「G―CSF」は、抗ガン剤の副作用を抑制するホルモンで、胎児の心臓を成長させる別の働きが見つかったというのだ。
『研究チームは、マウスのES細胞( 胚 ( はい ) 性幹細胞)や人間のiPS細胞を心筋細胞に変化させると、G―CSFが急激に増えることを発見。逆に、iPS細胞などにこのホルモンを加えると、心筋細胞に変化するものが数十倍増えた。マウスの胎児にこのホルモンを与えると心臓が過剰に発達したが、生まれた後に与えても影響はなかった。このホルモンを働かないようにしたマウスは心臓が弱く、半数は生まれる前に死んだ。』(読売新聞)

 「G―CSF」を使って、iPS細胞(新型万能細胞)から心筋細胞を効率よく作ることができれば、再生医療の分野で将来は、重症の心不全患者が臓器移植に頼らなくても良くなることが期待される。その第一歩になりうる実験結果であった。

「双方向の床」も可能:貼るとタッチスクリーンにできるフィルム/気になるニュース

2010-02-04 21:51:27 | 科学
「双方向の床」も可能:貼るとタッチスクリーンにできるフィルム(WIRED VISION) - goo ニュース

 新しい技術に関するニュースである。動画付きである。

『平面であれ曲面であれ、あらゆる表面をタッチ操作可能なディスプレーに変えることができるという製品が登場した。ポルトガルの企業DISPLAX社が開発した、紙よりも薄いポリマーフィルムは、ガラス、プラスチック、木材などに貼り付けると、それらをインタラクティブな入力装置に変えることができるという。』

『DISPLAX社の最高業務責任者(CBO)であるMiguel Fonseca氏は、「当社のフィルムは『E Ink』ディスプレー、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレー、液晶ディスプレーなど、あらゆるものに加える形で利用できる」と話す。

フィルムのサイズは、対角で35センチから300センチまであるという。』

 既存のディスプレー製造プロセスに変更を加える必要がないというのが、優れもので、7月から出荷されるということだ。

『100マイクロメートルほどの薄いポリマーフィルムに、ナノワイヤーの格子が埋め込まれており、これらの格子から送られる入力信号を、マイクロコントローラーが受け取って処理する。指を1本2本と画面に置いていくと、電気的な乱れが生じる。マイクロコントローラーがこれを解析して、格子上の入力位置を読み取る。フィルムには、ファームウェア、ドライバー(USB接続)、およびキャリブレーションと設定の制御パネルが付属する。』