トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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多文化・環境共生型野外フリーイベント「みんなちがってみんないい」

2009-05-31 20:21:29 | 多様性
 今日は、多文化・環境共生型野外フリーイベント「みんなちがってみんないい」に行ってきました。電気はソーラー、食器はリユースというエコな要素が加わり生まれ変わって第2回目のイベントでした。外国人・障害者もみんなで楽しむイベントです。天気のほうは、雨が時々降ってくるなか、イベントは進められました。
 各作業所も参加、エスニックの店もたくさん出ていました。
 八王子市聴覚障害者協会も手話体験コーナーを設けました。隣では、八王子視覚障害者福祉協会による点字の体験コーナーが開かれていました。

 パフォーマンスも伝統芸能から、ゴスペルやバンド演奏など2つのステージで熱演していました。

 ケグリの朝鮮農楽は、サックスも入っての新しさも取り入れたものでした。



 ナッカユスは、朝鮮大学校で学ぶ大学生の伝統音楽バンドです。
朝鮮学校の運営に関して、東京都では地元の八王子・小平・西東京・青梅の各市を除いて助成金を支給しています。八王子市で朝鮮学校への助成金を実現する会からの呼びかけと、朝鮮学校の歴史を示す写真パネルの展示もありました。



 会場では、アジア・南アメリカ各国の料理を楽しめます。珍しい民族料理の体験ができます。



 地元の磯沼牧場からは、子牛も参加。羊の毛刈りの実演も行われました。



 何故か、レインボーフラッグも風に、はためいていました。


 お土産は、前に書いたアイスプラントの苗などのほかに、バリ島の木彫りの空飛ぶ猫と空飛ぶカエルを買いました。大きさは、猫も等身大かな。


 日本には、たくさんの外国の人々が住んでいます。排外主義ではなく、それぞれの民族の事情をお互いに理解しながら、仲良く共生していかなくてはと思いました。
 身障者も、当たり前に社会で生活できる世の中を目指して、「共に生きる」社会の実現を目指したいですね。
 今日のようなお祭りは、そんなことを自然に考えることのできる有意義なイベントでした。
 時間の都合で、エイサーやアイヌの伝統芸が見られなかったのが残念でした。

糖尿病から透析へのリスク/グレート義太夫さんの本が参考になるかも

2009-05-31 15:59:09 | 透析
糖尿だよ、おっ母さん!
グレート義太夫
幻冬舎

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 俳優としても活躍しているたけし軍団のグレート義太夫さんが、透析療法を受けていることを今日初めて知った。長年、糖尿病を患っていた義太夫さんが、透析に至ることを書いた本が出版されていることが新聞の読書欄の広告に載っていたからだ。

 糖尿病性腎不全をはじめ、糖尿病は様々な合併症を起こす深刻な病気である。しかし、そのことを自覚している人は、決して多くはないだろう。糖尿病の発症の可能性のある糖尿病予備軍の人は、全国で約1300万人もいると推定されている。
 本書では、義太夫さんの発症から透析までをつづったリアルな記録とある。義太夫さんからの糖尿病患者及び予備軍の人への警告の書でもある。しっかりと自己管理することにより、良い状態を維持するためにも、きっと本書は当事者による良い入門書ともなっているのだろう。
 新型インフルエンザも、糖尿患者は血糖値が高いことで、免疫力が低下して重症化するリスクが高い。また、季節性のインフルエンザでも発症すると血糖値が上がり、免疫力の低下を招くという負のスパイラルも懸念されている。
 食事療法、運動療法、医師による薬物療法等、どうか自己管理により、透析導入や、神経障害、網膜症などの合併症に至ることがないように、頑張ってください。

<ポスドク>加速する頭脳流出 若手研究者、職なく41%が海外へ

2009-05-31 15:29:50 | 社会
ポスドク41%が海外流出、職なく 毎日jp
2009年5月30日(土)18:00
 
 非常に気になるニュースである。学術会議からもポスドク問題で以前に提言がなされているが、国の対応はいまだ進んでいない。
 資源のない我が国の未来は、科学立国を目指すべきだが、国立大学の独立行政法人化とともに、ポスドク問題は、将来の日本の科学研究に暗雲をもたらしている。

 今回、毎日新聞のニュースのもとになった調査は、大阪府立大学の浅野雅子准教授(素粒子論)の、素粒子論分野のみの調査であるが、他の分野でも同様のことが起こっていると考えてよいだろう。
 98~08年度調査によれば、10年間にポスドクが就職するまでの期間が平均6.4年と倍増し、若手研究者の海外流出の加速を招いているという。流出先では、特に、台湾や韓国など東アジアへの流出が目立つという。

 独立行政法人化による大学研究への予算の削減と、深刻なポスドク問題は、特に基礎研究分野での先細りが懸念されている。政治家と官僚たち、また、利益につながる研究にしか興味を持たない企業が、日本の科学技術の衰退をもたらし、この国自体の衰退を招くことに対する危機感を持つことが、今、求められている。

 ポスドクの教育機関への配備等、彼らが安心して研究を続けられる環境の整備が緊急に求められている。


 

アイスプラントの苗が手に入りました

2009-05-31 14:07:19 | 日記
 アイスプラントは、最近お目にかかるようになった新しい食材です。多肉植物好きのおいらには、この南アフリカ原産の植物にとても興味がありました。多肉で食用の者は、アロエとかウチワサボテン、それにドラゴンフルーツといったサボテンの果実などは食用として良く知られています。
 アイスプラントは、生食でその食感を楽しむものと聞いてはみたものの、なかなか現物にはお目にかかることはできませんでした。デパートやスーパーなどで見つけることができれば挿し木ができそうなものです。
 結局、先日、タネを求めて発芽させてみましたが、成長が遅いという難点がありました。
 今日、多文化・環境共生型野外フリーイベント「みんなちがってみんないい」第2回目に行ってきました。そのことに関しては、後でブログに投稿したいと思っています。
 なんと、そこでアイスプラントに苗を買うことができました。3本買いました。一つ百円。値段も安かった。ちぎれた葉っぱを食べてみました。青臭さがないという感じでした。一定の期間、塩水で育ててみれば、塩味が葉につくそうです。



 別の店でも、ちょっと珍しい苗を買いました。ハバネラとハラペーニョ。遊び感覚ですね。



 ハーブ類は、まだ、今のようにハーブの苗が普及する前に試してみたことがあります。タネを取り寄せて育ててみました。初めて、ミントの葉を手でもんでミントの匂いを嗅いだ時は、新鮮な気持ちがしました。ローズマリーも種から育ててみました。そのうちに、各種のハーブが出回るようになると、さほど珍しくなくなったので、ハーブ類への興味は失せてしまいました。

 今日、カルフォルニアホワイトセージの苗を見つけました。アメリカの先住民が儀式に使った神聖な植物という説明に、心が惹かれて買ってしまいました。ハーブを育てることになるのは、久しぶりです。

 

読書/発達障害の子どもの「ユニークさ」を伸ばすテクノロジー

2009-05-31 09:07:02 | 障害
発達障害の子どもの「ユニークさ」を伸ばすテクノロジー
中邑 賢龍
中央法規出版

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 ある会社の研究室で実験終了後、主任が電源を切るように言うと、ある研究員が大きなニッパーで装置のコードを切った。ある学校で、式典終了後、先生が盆栽を片づけるように言うと、頼まれた生徒は盆栽を鉢から抜いてゴミ箱に捨てたという。アスペルガー症候群の子ども達に起こりがちなミスコミュニケーションの例が本書に載せられていた。

 トーマス・エジソンは教師から1+1=2と教わったが、コップ1杯の水にコップ1杯の水を加えても1杯の水だと反論した。他にも彼のユニークさを伝える話が残っている。彼は、AD/HD(注意欠陥/多動性障害)と言われている。アインシュタインもダ・ヴィンチも坂本竜馬も同様の障害を持っていたのではないかと考えらるエピソードがあるそうだ。ここに、発達障害を持っている子どもに対する教育のヒントが隠されている。障害のできない部分をできるようにするのではなく、できる部分を引き出すようにすることが教育の目的ではないか、ユニークな才能、ユニーク・インテリジェンスを伸ばすことを目的とする教育を目指す、そのためにはテクノロジーを積極的に教育現場に活用すべきだというのが、本書の提案である。

 発達障害を持つ子どもたちも対象とした特別支援教育は、平成19年4月にスタートしているが、具体的な教育方法については確立されたとは言えないのが現実なのだろう。「努力すれば、頑張ればできる」という精神論がまだはびこっている。そのために、一般児童と同じようなことをさせようとする無理な療育や教育に多くの時間が割かれ、成果が上がらないだけでなく、子どもたちのユニークな才能を伸ばす時間が失われている。

 計算ができない場合には電卓を使えばいい、書く能力に問題のある子にはワープロを使えばいい、現代はテクノロジーの発達で発達障害の子どもたちの障害のある部分を補う様々な技術が応用できる。できないことを無理に教え込むことはやめて、その部分はテクノロジーの力を借りて、彼らのために才能を伸ばす時間を使うことが必要だ。しかし、未だ、教育現場には、先述の精神論がテクノロジーの導入を阻んでいる。また、日本では、他人と同じようにという均一的な教育が行われていて、ユニークが子どもが排除される傾向にある。ひどい場合は、「みんな」と違うということで「いじめ」の対象になっている。その子の可能性の芽を摘み取っている。

 英米では、発達障害者を差別することを禁止して、教育現場での配慮を求める権利を認めた法律がある。そのため、障害のある子には、やさしく書かれた教科書、教科書の内容を録音したもの、様々な機器が提供される。また、教育方法もその子に合うように配慮されている。試験時間の延長も当然の権利であろう。だから、日本と異なり、発達障害を持つ者の大学進学率も高い。障害のある部分は、教育的配慮で補えば良いのである。

 本書には、障害に応じてそれを補うためのテクノロジーのの例が紹介されている。それは、あくまでも足掛かりだと本書では言っている。発達障害をもつ子どもたちの才能を伸ばすために、まずは、「精神論」「療育論」の壁を壊すためにも、本書は有用なものである。本書に紹介されているテクノロジーの一部を知ってもらいたい。

「ムットーニ ワールド」からくりシアター/八王子市夢美術館にて楽しむ

2009-05-30 20:53:39 | わが街と近隣
 本日より、八王子市夢美術館で「ムットーニ ワールド」からくりシアターが始まった。透析帰りにさっそく寄ってみた。

 ムットーニ(本名 武藤政彦)氏の、人形・光・音・背景の転換などを駆使したからくりの世界。現代のからくりは、電動仕掛けで独自のムットーニワールドのストーリーを展開していく。今日は、16時からの上演会に参加した。ムットーニ氏自らが作品の口上を行ってくれる。上演会は、金・土・日曜日の14時と16時に、一回について45分位の時間で行われる。何を上演してもらえるかは、その時のお楽しみである。(なお、たっぷり口上を楽しめるナイトツアーもあるが、各回40名の抽選制である)。
 今日は、16作品のうち、7作品も口上付きで楽しめた。スタートは、大作「ザ ダイアリー オブ ウィングズ」だった。詩情たっぷりの深みのあるストーリー。
 「インターメッツォ」は、まだ口上のない作品であったが、会期の終わりごろには新たな口上が誕生するかもしれないということであった。同じ音楽を使用した「アローン ランデブー」の素敵なストーリーの口上をつけてくれた。「サテライト キャバレー」も楽しむことができた。

 7月5日までの開催なので、何回か行ってみようと思う。もちろん、上演会の時にである。何作品が楽しめるか?

 

 ミュージアムグッズを見るのも楽しい。今日は、クリアファイルと、犬のジョンのストラップと、シルバーの天使のピンズを購入した。アンドロイドのピンズもあったが、今回は予算の都合で断念。

 こんなコマーシャルがありました。
日産グループ 企業CM(ムットーニ)



聴覚障害者の銀座のホステス/気になるニュース

2009-05-30 20:53:26 | 障害
筆談ホステス
斉藤里恵
光文社

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 今日の朝日新聞夕刊に、聴覚障害者の銀座のホステスさんのことが載っていた。斉藤理恵さんだ。彼女は、手話ができない。筆談を使ってのお客さんへの接待だという。障害をもっている人の職業の多様化は歓迎すべきことだ。彼女の努力で、店のナンバーワンを争う位置にいるそうだ。
 本も出版しているとのこと。コミュニケーションということを考えさせられるニュースであった。聴覚障害者とのコミュニケーションは、まずは、お互いに自分の気持ちを何としても伝えたいという所から始まるのだということを。手段は、色々ある。筆談でも空書でも、手話でも、身振り手振りでも、最初は伝えたいという気持ちが大切だ。以前、病院に入院していた時には、絵を描いてスタッフに気持ちを伝えている人がいた。

障害者世帯車所持で生活保護停止「違法」 北九州市に慰謝料命令

2009-05-30 20:40:15 | 格差社会・貧困化社会
車所持で生活保護停止「違法」 北九州市に慰謝料命令(朝日新聞) - goo ニュース

「車は命綱」 所有理由に生活保護停止は「違法」判決で(朝日新聞) - goo ニュース

北九州・生活保護停止違法 餓死も覚悟「感無量」 勝訴原告 「市は聞く耳を」(西日本新聞) - goo ニュース

 北九州市といえば、過去にも生活保護受給拒否で死者を出すなど何かと問題のある自治体である。
 生活保護を受給するについては、障害者や母子家庭などで車がないと生活が送れない人が、車を処分しなければ生活保護を受けられないケースが問題になっていた。車を所有していても、厚労省の要件を満たしていれば本来は生活保護を支給される。しかし、現実には要件を満たしているにも関わらず、不支給の自治体が全国的に多いという。今回の判決は、今後の生活保護行政に大きな影響を与えるだろう。峰川義勝さんの「(車は)生きていくための命綱だった」という言葉を行政側は真摯に受け止めてもらいたい。