障害者の映像鑑賞を容易に 文化庁、著作権法改正へ(共同通信) - goo ニュース
今では、日本映画のDVDにも字幕が付けられることが珍しいことではなくなった。昔から、洋画に関しては字幕が付いていたので、聴覚障害者も映画館で映画を楽しめた。しかし、邦画に関しては劇場で字幕が付くというのは、特別な場合しか行われていない。
以前にろう者の友人と邦画(ウルトラマンだったが)を観にいったことがあるが、字幕が全くなかったので、彼が、十分に楽しめたのか疑問である。上映中にちょこっと薄暗い中で、手話を使って反応を確かめるくらいしかできなかった。
聴覚障害とは、コミュニケーション障害・情報障害である。聴者は、映画やテレビ番組を音を通しても情報として取り入れている。耳の不自由な人に対しては、テレビも字幕放送が付けられている番組があるがすべてではない。また、聴者が見ていても、最近は、画面に字が付けられているバラエティ番組などが目立つが、あの番組は、正確に内容を字幕で表わしたものではない。聴覚障害者から、その不正確性を指摘する声を聞いたこともある。
昨年の5月に国連で障害者権利条約が採択されて、わが国でも発効した。条約の中では「障害者が文化的な作品を享受する機会を確保する」ことが求められている。それに対応して、『文化庁は28日、著作権者の許諾を受けなくても耳が不自由な人向けに映画や放送番組に字幕や手話を付け、DVDで複製することを認めるなど、障害者が映像作品を鑑賞しやすくなるように著作権法を改正する方針を固めた。今国会に改正案を提出、10年1月の実施を目指す。』
今回の著作権法が改正されれば、聴覚障害者の情報保障が一歩前進し、文化に触れる機会が増えることになる。
今では、日本映画のDVDにも字幕が付けられることが珍しいことではなくなった。昔から、洋画に関しては字幕が付いていたので、聴覚障害者も映画館で映画を楽しめた。しかし、邦画に関しては劇場で字幕が付くというのは、特別な場合しか行われていない。
以前にろう者の友人と邦画(ウルトラマンだったが)を観にいったことがあるが、字幕が全くなかったので、彼が、十分に楽しめたのか疑問である。上映中にちょこっと薄暗い中で、手話を使って反応を確かめるくらいしかできなかった。
聴覚障害とは、コミュニケーション障害・情報障害である。聴者は、映画やテレビ番組を音を通しても情報として取り入れている。耳の不自由な人に対しては、テレビも字幕放送が付けられている番組があるがすべてではない。また、聴者が見ていても、最近は、画面に字が付けられているバラエティ番組などが目立つが、あの番組は、正確に内容を字幕で表わしたものではない。聴覚障害者から、その不正確性を指摘する声を聞いたこともある。
昨年の5月に国連で障害者権利条約が採択されて、わが国でも発効した。条約の中では「障害者が文化的な作品を享受する機会を確保する」ことが求められている。それに対応して、『文化庁は28日、著作権者の許諾を受けなくても耳が不自由な人向けに映画や放送番組に字幕や手話を付け、DVDで複製することを認めるなど、障害者が映像作品を鑑賞しやすくなるように著作権法を改正する方針を固めた。今国会に改正案を提出、10年1月の実施を目指す。』
今回の著作権法が改正されれば、聴覚障害者の情報保障が一歩前進し、文化に触れる機会が増えることになる。