中年親父的「奥の細道」

日本大好き!旅行大好き!な中年親父の旅行記。
おすすめグルメや温泉スポットを紹介します。今は週末農業で大忙しです。

南イタリアの旅 5日目 アグリジェントへ (最終日)

2015-02-19 06:58:27 | Weblog

平成27年2月5日 アグリジェントの街は紀元前6世紀頃にロードス島から入植してきたギリシア人によって建設され、紀元前5世紀に最盛期で30万人を擁する大都市になったという。我々が巡る「神殿の谷」には20余りのギリシア神殿があり、神殿通りといわれる所のハイライトを見学する。

先ずは「ユーノの神殿」カルタゴの侵攻と地震によって壁面は残されていないが、25本の円柱と壁の一部が残っている。この頃には僅か残っていた雨が止んできた。どこからか白い犬が現れ我々に同行する。我々に寄ってくるでもなく、離れるでもなく流れに従って来る。何度も通っているガイドさんによると「案内犬」だという。

ここからは全景がよく望める。緑の木々の中に僅かにピンクのアーモンドの花が咲きだしている。桜と似た花を咲かせるが、時期的には桜よりは若干早く咲くようだ。アーモンドの花を見るとロンドンに住んでいた時を思い出す。ロンドンの家の前にアーモンドがあり、最初は桜か?と勘違いした。懐かしく日本の桜を思った事を思い出す。アーモンドはまだ満開とはいかず、3分咲き程度。綺麗に咲いているのを撮影した。

コンコルディアの神殿、ヘラクレスの神殿からゼウスの神殿へ。このゼウスの神殿はカルタゴ軍の破壊により完成に至らず現在は廃墟になっている。完成すれば縦113米、横56米で最大の物であったろうと。アテネのパルテノン神殿と同じような作りで、違いと言えば地元の石を使っているので若干黒っぽいという程度だろうか。この地域が当時ギリシア文化圏内にあったことを実感する。

今回の旅を通じての印象は南イタリアは北とかなり違う。もうイタリアというよりは地中海地域という印象が強い。隣のサルディニアやマルタなどもきっと面白いだろうと推測する。ローマなどから地中海を2週間程度で巡るツアーが沢山出ている。いずれはこれで旅したいと思う。翌日ホテルを出発して、パレルモ空港からローマ経由で帰国。

 

 

 

 

 

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