平成27年2月1日 食事の後バスはナポリ湾を右回りに進み、左手にヴェスヴィオス山を見て、明日見学するポンペイを超えて、ソレント半島の先端へ。目の前には今日行く筈であったカプリ島が。ここから海岸線をアマルフィまで走る。
急峻な崖の下は深い紺碧の海で、その途中の少しなだらかになった場所に町が開けている。それを崖の途中を切り開いた狭い曲がりくねった道で結んでいる。中型バスが行き違うのが精一杯といった所で、海側の眺めはこの高さからは最高だが、同時に命が縮む思いで怖い。ここを走っている間中は余りに美しい景色の連続でカメラが離せない。
ソレントは「帰れソレントへ」というカンツオーネで余りにも有名。昔からの別荘地で名だたる文化人・貴族がやって来たそうだ。有名な割にはおとなしい静かな町だ。アマルフィへの道の途中にあるのがポジターノは「アマルフィ海岸の真珠」とも呼ばれているそうで、海岸線から少しなだらかな傾斜になっており、ここから中腹に広がる町並みは素晴らしい。16-17世紀に世界有数の海運都市だったとのこと。ここで少しバスは休憩。土産物を売っている。赤いのは唐辛子、干しイチジク、香辛料、アマルフィ名産のレモン、そしてそれの5倍程の大きなレモン(実はそれ程酸っぱくはないそうだが)、ミカン(ポンカンに近い)も甘くて美味しいのを売っていた。