平成21年4月26日(日)-28日(火) 26日に畑作業を早い目に切り上げ、この後は田舎暮らしの場所探しの旅にモード変更する。
桜土浦ICから常磐自動車道でいわき湯本ICまで。この128キロが1000円なのは有難い。宿に入るには少し早いので、近くにある願成寺へ。ここの庭園はどこか平泉の毛越寺の様な雰囲気がある。平面的で優しい。庭の真ん中に池があり、その中に白水阿弥陀堂がある。これは国宝に指定されている。その阿弥陀堂の中には国の重要文化財の阿弥陀如来像があるのだが、残念ながら拝観時間の4時を少し過ぎてしまった。宿に向かう。温泉街の中心を走り、以前に行ったことのある外湯”さはこの湯”の斜め向かいにある松柏館へ。ここは以前は本陣だった建物だそうで、余裕のある作りで何となく風格を感じる。料理は十分過ぎる程だったが、眼ヒカリのフライを追加注文。やはりいわきではこれを食べないと。
27日は2か所の候補地を訪問する。宿を9時過ぎに出発していわき勿来ICから国道289に抜けて約30分。田人町に到着。現地の案内人と合流。他にも2組の田舎暮らし希望者と一緒にお話を聞かせて頂く。ここの土地は坪当たり1000円。私の希望は1000坪の土地を買って、半分を果樹に、残りに家を建て、100坪程度の畑と少しの花壇をと考えている。土代が200万円、小さなログハウスを建てて、1000万円程度で収まればと思っている。この候補の土地を数か所案内して頂く。紹介の物件は大体が農耕放棄地。農耕を止めて数年も経てば農地は原野に戻り、雑木林となる。機械力で形になるらしいが、昔の面影を想像するのが難しい。日当たりとか、田舎の方との距離感とかを考えに入れて、取り敢えず検討することにした。
次の約束は更に北に上がった石川町。2時過ぎに切り上げ、小一時間県道14号をひた走り到着。ここでも空家物件を紹介いただき、最近都会から移住してきた方からお話を聞かせて頂く。石川町には3つの温泉がある。母畑温泉、猫啼温泉、片倉温泉。この日我々は母畑温泉に泊まる。ここはラドン温泉として有名だ。高蔵内ホテルという10室程の小さな宿。木をふんだんに使った建物、旬の山菜と野菜を中心にした料理には大満足。
28日の訪問先は夏井川沿いの川前という所に11時。それまで少し時間があるので、今が満開だという越代の桜(写真)を見物にいく。宿の方は山桜としては日本一だと自慢する。途中くねくねとした細い道を不安な思いで看板を唯一の目印に走る。カーナビには福島県の田舎のデータは余り入っていない。更にガイドブックには、有名とは言え桜の住所は書いていないので、一本桜巡りにはカーナビは役に立たない。悪戦苦闘の末やっと桜に巡り合えた。そこだけ開けた場所で、桜を中心に後光が差しこんでいるようで、多くのマイカーとバスが停車していた。
先を急ぐので、同じ様なくねくねした道をJRの川前駅を目指して走る。途中何度も、対向車と行き違うのも大変そうな一車線の箇所を通過してようやく川前駅へ。そこから更に山に入り、案内人の方と合流。空家を数件案内頂き案内人自慢の野菜をいただく。途中から感じていたが、ここの里山の景色が素晴らしい。丁度手頃なサイズの空間の真ん中に田圃が広がり、周辺の駆け上がりに農家と畑がある。混み過ぎず、寂し過ぎることもない。杉や檜というよりは広葉樹が中心で、柔らかい薄い新緑が目に鮮やかだ。
帰りは夏井川沿いに走る。例の如く途中一車線になる県道と、電化されていない単線のJRと、女性的な優しい渓谷美の夏井川。でも時には男性的な面も見せる。これらが途中場所を入れ替えながら、いわき迄三つ巴で絡む様に進んでいく。我々はいわき三和ICから高速道路に乗る事にしていたが、途中で草野心平記念館を発見して見学。近くには生家もある。どうしてこんな辺鄙な所に?と思ったが、生家の場所だから建てたのだろう。閉館時間直前という事もあったが、見学者は我々だけ。折角の記念館だから多くの人に知って欲しい。
いわき三和ICから日立南太田ICまで高速を走り、そこからは国道6号・51号と経由して、潮来から関東自動車道で戻ってきた。やはり高速の割引の恩恵を蒙り有難かった。予想よりも早く8時過ぎには自宅に戻った。
桜土浦ICから常磐自動車道でいわき湯本ICまで。この128キロが1000円なのは有難い。宿に入るには少し早いので、近くにある願成寺へ。ここの庭園はどこか平泉の毛越寺の様な雰囲気がある。平面的で優しい。庭の真ん中に池があり、その中に白水阿弥陀堂がある。これは国宝に指定されている。その阿弥陀堂の中には国の重要文化財の阿弥陀如来像があるのだが、残念ながら拝観時間の4時を少し過ぎてしまった。宿に向かう。温泉街の中心を走り、以前に行ったことのある外湯”さはこの湯”の斜め向かいにある松柏館へ。ここは以前は本陣だった建物だそうで、余裕のある作りで何となく風格を感じる。料理は十分過ぎる程だったが、眼ヒカリのフライを追加注文。やはりいわきではこれを食べないと。
27日は2か所の候補地を訪問する。宿を9時過ぎに出発していわき勿来ICから国道289に抜けて約30分。田人町に到着。現地の案内人と合流。他にも2組の田舎暮らし希望者と一緒にお話を聞かせて頂く。ここの土地は坪当たり1000円。私の希望は1000坪の土地を買って、半分を果樹に、残りに家を建て、100坪程度の畑と少しの花壇をと考えている。土代が200万円、小さなログハウスを建てて、1000万円程度で収まればと思っている。この候補の土地を数か所案内して頂く。紹介の物件は大体が農耕放棄地。農耕を止めて数年も経てば農地は原野に戻り、雑木林となる。機械力で形になるらしいが、昔の面影を想像するのが難しい。日当たりとか、田舎の方との距離感とかを考えに入れて、取り敢えず検討することにした。
次の約束は更に北に上がった石川町。2時過ぎに切り上げ、小一時間県道14号をひた走り到着。ここでも空家物件を紹介いただき、最近都会から移住してきた方からお話を聞かせて頂く。石川町には3つの温泉がある。母畑温泉、猫啼温泉、片倉温泉。この日我々は母畑温泉に泊まる。ここはラドン温泉として有名だ。高蔵内ホテルという10室程の小さな宿。木をふんだんに使った建物、旬の山菜と野菜を中心にした料理には大満足。
28日の訪問先は夏井川沿いの川前という所に11時。それまで少し時間があるので、今が満開だという越代の桜(写真)を見物にいく。宿の方は山桜としては日本一だと自慢する。途中くねくねとした細い道を不安な思いで看板を唯一の目印に走る。カーナビには福島県の田舎のデータは余り入っていない。更にガイドブックには、有名とは言え桜の住所は書いていないので、一本桜巡りにはカーナビは役に立たない。悪戦苦闘の末やっと桜に巡り合えた。そこだけ開けた場所で、桜を中心に後光が差しこんでいるようで、多くのマイカーとバスが停車していた。
先を急ぐので、同じ様なくねくねした道をJRの川前駅を目指して走る。途中何度も、対向車と行き違うのも大変そうな一車線の箇所を通過してようやく川前駅へ。そこから更に山に入り、案内人の方と合流。空家を数件案内頂き案内人自慢の野菜をいただく。途中から感じていたが、ここの里山の景色が素晴らしい。丁度手頃なサイズの空間の真ん中に田圃が広がり、周辺の駆け上がりに農家と畑がある。混み過ぎず、寂し過ぎることもない。杉や檜というよりは広葉樹が中心で、柔らかい薄い新緑が目に鮮やかだ。
帰りは夏井川沿いに走る。例の如く途中一車線になる県道と、電化されていない単線のJRと、女性的な優しい渓谷美の夏井川。でも時には男性的な面も見せる。これらが途中場所を入れ替えながら、いわき迄三つ巴で絡む様に進んでいく。我々はいわき三和ICから高速道路に乗る事にしていたが、途中で草野心平記念館を発見して見学。近くには生家もある。どうしてこんな辺鄙な所に?と思ったが、生家の場所だから建てたのだろう。閉館時間直前という事もあったが、見学者は我々だけ。折角の記念館だから多くの人に知って欲しい。
いわき三和ICから日立南太田ICまで高速を走り、そこからは国道6号・51号と経由して、潮来から関東自動車道で戻ってきた。やはり高速の割引の恩恵を蒙り有難かった。予想よりも早く8時過ぎには自宅に戻った。