平成28年10月2日 朝8時に苗場プリンスを出発。途中で名物のお弁当を積み込んで、尾瀬の入り口の鳩待峠には予定より早く10時過ぎに到着。ここで皆で準備運動をして尾瀬ヶ原に向かう。
我々には5時間余りの自由時間がある。まず石のゴツゴツとした階段を下ったあと木の階段に変わる。
30分ほどしてようやく歩きやすい木道に変わるが、まだ下っていく。今年の8月にクマが出たから注意しろとの標識も。
我々の前を同じようにウオーキングする人たちで長い行列が出来ていく。クマよけの鈴をつけている人もいる。クマ除けの鐘があちこちに有り、金づちで鳴らして進む。時々立ち止まって休憩したり写真を撮る人がいて、余り遅い人は抜かしていくが、それでもゆったりしたペースで進む。
結局最初の目標の『山の鼻』には表示時間の60分より少し早い55分で到着。ここには『山の鼻ビジターセンター』などが有り、有料トイレ(100円)、飲み物の自動販売機等がある。
ここで少し休憩した後次の目的地の『牛首分岐』へ。ここから尾瀬ヶ原に入っていく。まだ多くの人が同じように前を行くのでゆったりしたペースで歩く。この頃には至仏山に掛かる雲も段々と取れてきて晴れ間が出だす。ここは平らの湿原で春には水芭蕉が綺麗に咲き誇り、初夏にはニッコウキスゲが綺麗だそうだが、今はそれらの葉っぱの紅葉というか枯れ始めている。後ろに至仏山が見える。
湿気が多い為か、木道の痛みが多く補修の準備がされている。
表示通りの40分で目的地の牛首分岐に到着。当初はここからヨッピ吊り橋ー竜宮小屋と歩き再び牛首分岐に戻って来る予定だった。 でも今までに結構時間を使ってしまい、表示通りの時間でしか歩けなかったので、これからこのルートを歩くと戻りは集合時間ギリギリになってしまう。残念ながら安全の為竜宮小屋は諦めて、ヨッピ吊り橋の往復する事にした。
この分岐で我々はヨッピ吊り橋を選択したが、竜宮小屋に向かった人の方が多かった。また牛首分岐でお弁当を広げてゆっくりして、そこから戻ってしまう人も多かった。従いこの牛首分岐からヨッピ吊り橋までは道が空いたので我々のペースが上がった。目の前の燧ケ岳に掛かっていた雲も取れて全貌が姿を見せる。
本日の目的地のヨッピ吊り橋に到着。ツアーが用意してくれていたお弁当を広げる。名物の舞茸弁当。昨日の舞茸蕎麦と重なってしまったが、ここまでで10キロ歩いたのでお腹が空いており、美味しく頂いた。
ここからの帰路は表示通りの時間で歩いたら170分で、丁度集合時間に間に合う。それ程急ぐこともなかろうという事で、ペースを落として今来た道を戻る。でも牛首分岐までは人が少なく自ずとペースが上がる。
天気は太陽が出て最高の尾瀬ウオーキング日和となった。というより少し暑いくらい。結局帰り道は170分の所を115分で歩いてしまった。そんな事ならもう少し遠回りしてもよかったのに。でも集合場所に戻ると、途中で止めた人や早く着いてしまった人などで、既に殆どの人が戻っている。遅れた人は置いていきます、と添乗員さんに脅されたのが効いたのだろうか。
鳩待峠休憩所でここの名物の花豆ソフトクリームを食べて本日のウオーキングは終了。歩行距離は全部で22キロ。帰りの新幹線では早速次の計画。次回は違うコース、尾瀬沼を歩きたいという事になった。