路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

夏座敷長押に上着肩崩れ

2011年06月18日 | Weblog

 終日力仕事で、少しヘロヘロになる。

 そんな中、どうしても行かねばならない銀行へ閉店直前に駆けつける。
 疲れていて、なんにも感応しない。
 対応してくれた課長さんという人がなんだかよくわからない。目の前と奥のデスクを行ったり来たりする。書類を見つめながら、えーとですねえ、と言ったきり次の言葉がぜんぜん出てこない。こっちも感応しないまま待ってると突然アッと声を上げて、すみません私勘違いしてました、とか言う。なんのことやらサッパリわからない。それでまた奥に引っ込んだまましばらく出てこなかったりする。で、またやってきて自分が持ってきた書類をじいっと見つめたまま黙り込む。見れば額に大汗をかいている。ワシも疲れてなければ皮肉のひとつも言ってやったのだけれど、なんだかその場でうたた寝でもしそうな思いで異次元の動きでも見ているみたいに二人でずうっと黙ってたりする。変なの。

 帰ってきたら、その課長さんから電話があって、いきなり、すみません私勘違いしてました、と言う。そのあと、エーーーと、とやたら間合いがあって、なんだか要領を得ないことしゃべって一方的に電話切れてしまう。
 なんだかぜんぜんわからん。

 ともかく、疲れた。