イスラエルのハラリという学者のインタビュー記事が今日の朝日新聞に出ていた。
ハラリによると、20世紀は「ファシズム、共産主義、自由主義」の3つの物語があって、物語としてのファシズムがまず滅び、つぎに共産主義が滅び、そして21世紀の前半のいま物語としての自由主義が滅びようとしているという。
ところが、AIの普及とともに私たちの気づかない間に独裁政治になる可能性が高くなっているという。これはGAFAの隆盛を見れば、ある程度予想できるのではないか。
要するに、私などがAmazon.comで本を探すと、すぐに次の日には検索された本がお勧めの書として私のもとに提示されるといったように、密かに個人のデータを蓄積した企業なり、政治団体なり政治権力が私たちをビッグ・データとかによって知った情報をもとに支配するということができるようになっている。
このことのちょっとした想像の延長上に今の社会があるということを示している。
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