「イッセーおがたのつくりかた」講座というのが子規記念博物館で開かれている。開催行事オタクの妻が知人のOさんと出席をした。この講座では参加者は若い人が多かったらしいが、「老人を演ずる」というテーマで話が進んだらしい。
妻の知人のOさんは記憶力のいい声の大きなご婦人である。昔のことを思い出そうということで話が進むとこのOさんの抜群の記憶力がものをいったという。昔は水は井戸からとっていたとか、トイレは屋内と屋外にあったとか。自分の住んでいたところには井戸がなく、泉から水を汲んでいたことを思い出した。また嫌な人はいたかといわれて嫌な人はいなかったとか、いい人は自分の亡くなった主人であったとかいわれたという。
そういう風にうまく話が運んできたのでイッセーおがた氏ものりのりになってみんなに喜んでもらえたらしいとは同伴した妻の話である。
イッセー氏はロンドンかベルリンで一人芝居をやったりして、演劇意欲の旺盛な演劇人である。この数日は松山に滞在して子規記念博物館でこういう講座をやっているらしい。
毎日、電車で博物館まで通っていると妻のもらってきたニュースにあった。毎晩こういうはがき大のニュースをホテルに帰ってつくっては出しているのであろう。その努力には頭が下がる。
なんでも一生懸命にやっている人はなんとはなしにそれが伝わってくるものである。関心のある人は参加してみられてはどうでしょうか。
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