物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ゲーデル

2012-05-30 12:55:46 | 数学

ゲーが出るではない。

ゲーデル(G"odel)は数学者であり、「不完全性定理」という定理で知られている。内容を私はまったく知らないのだが、いつか『ドイツ語圏世界の科学者』というエッセイで取り上げたことがあり、ゲーデルに関心をもっているが、なかなかその「不完全性定理」を理解しようという意欲は湧いてこない。

これは私のような頭のよくないものにはなかなか理解できないのだろうというあきらめの方が先に立つからである。

先日書庫から「ゲーデルの世界」(海鳴社)を取り出して来たので、暇つぶしに昨夜その伝記部分を読んだ。

「不完全性定理」については岩波文庫にその翻訳と詳しい解説が出ているので、すこし忍耐強い人なら、それを読み解くこともできるのかもしれないが、まだその気にはならない。

いや、生きている間にその気になるかどうかもあやしい。まだ、その彼の問題意識が自分の問題意識にはなっていないからだ。

よく、ハイゼンベルクの不確定性関係とゲーデルの不完全性定理が世の中を変えたとか言われる。不確定性関係は最近名古屋大学の小沢さんによって少し修正されたが、それにしてもその意味を理解することはそれほど難しくはないと私は思っている。

だが、ゲーデルの不完全性定理の方はどうなのだろうか。


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