1980年代初頭、ガンプラブームで一気に過熱したロボットプラモデルは、とんでもなく滑稽なキットを世に送り出すことになりました。
この「ブラックロボクレス」もそうしたキットの内のひとつで、小学生当時から怪しげなキット、いわゆる「類似品」や「偽物」が好きだった私が当時購入・組み上げた記憶のあるキットです。
ずいぶん後になって（いい大人になってから）分かったのですが、このロボは、「ブロッカー軍団/マシーンブラスター」というアニメに出てくる「ロボクレス」というキャラクターでした。
小学生当時はそれを知らず、ありがちなガンプラブームに便乗したキットであると認識していました（マセガキですね・・・）
これから紹介するキットは、数年前ヤフオクで見付け、ＧＥＴしたものです。これを見つけた瞬間、完全に記憶のかなたに消えていた思い出が甦り、「よくぞ残っていたものだ・・・」と絶句したものです。希少度という点では相当のものがあるのは間違いありません。
1/100スケールだそうです。メーカーは、㈱サニー。現在はありませんね。「銀河系機甲戦士」とのサブネームが。
箱の横にはＢＲの文字のみ。完成写真や解説などはありません。
㈱サニーというメーカーは飛行機や車のキットも出していたと思います。定価５００円。
大きさは1/100スケールのガンプラ相当。
インスト。13番に記載されているように、全身を通るストライプはシールになっています。足の裏のパーツが無いので、プラ版で自作する事に。
完成品。なるべくボックアートに近い仕上がりを目指しました。ストライプはゴールドによる塗装で行っています。ブラックの上にクリアーを吹いたグロス仕上げ。
凶悪な顔つきです。
足の付け根は左右に回転する構造です。
背面。おもいっきり「日本アニメ企画」というレリーフが入っています。
メリケンが飛び出すしょぼいギミックがあります。
スプリング内蔵で、調子の良い時だけ飛び出します（笑） 。
頭部は脱着式で、飛行機になります。後頭部に車輪が付いています。
意味の解らない胸部装甲開閉ギミックあり。
