J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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Bリーグについて61

2020-01-15 00:01:40 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 生観戦レポです。
 去年の事、用事で甲信越方面に行っていますが、長野を通る事になったので、何かのどこかの試合を観れないかなと思い、調べてみるとB2信州の試合がある事を発見。チケットを購入し、長野に降り立ちましたつ。試合会場はホワイトリングという、かつて長野五輪のスケートの会場だった施設。歩いては行けず、時間も無かったのでタクシーでGO!
   
 ホワイトリングに到着。建物はさすが元五輪会場というくらいに威圧感ありました。五輪マークがあちこちに表示され、まだ長野五輪が開催されているような雰囲気。外に少しスタジアムグルメが出ていました。賑わうコンコースを抜けて、アリーナに入ってみる。中も五輪一色の装飾でした。やはり客席は広い。来場客はゴール裏部分には少なく、両側のスタンドに多く座っていました。コートの真ん中に、大きなチームロゴラッピングが貼られていました。
   
 賑やかな音響でしたが、個人的な印象は岡山の方が音質がやや良かったかな。チームの巨大段幕もありました。Vリーグでよく見かけていた選手の統一弾幕もありました。この辺は3部には無い光景なのか。他のB3の会場を観た事は無いのですが。岡山もノボリではなく、いつかはああいう試合会場の選手弾幕を見たいものです。
   
 とにかくチアリーダー「ジャスパーズ」の存在感の高さを感じました。外部から来てもらっているのではなく、クラブ専属のような印象。来場客1人1人に入場時に声をかけ、手分けしてそれぞれで客席を回り、1人1人に「応援頑張りましょう」と声かけしてハイタッチしていく。すごいなと思いました。試合を通じて絶えず動いている印象でした。専属だからあそこまでやるのかなと思ってみたり。数えてみたら16人と、人数も多かったですね。試合中は、ずっと客席の方を向いてパフォーマンス。真ん中の4人もそれぞれ客席を見ている。角度が細かく替えていました。試合を全然観れていないようで、プロ意識の高さを感じました。 タイムアウトの時はタオマフを観客と一緒に振る。タオマフを振る文化が定置しているなと思いました。
   
 光るペンライトに目が留まりました。音楽に合わせて振る。 みんなで起立、振付ダンスもやっていました。両手を上下に振る。応援コール。ジャスパーズはコールリーダーも演じていて、存在感大き過ぎと感心しました。信州のファン・ブースターは、ティップオフの直前に起立して応援していました。最初の得点まで立ったまま。そういう応援文化を定着させているのかな。ただ、スコアボードがややちょっと見にくい。特にチーム名。
   
 地元の人の話ではホワイトリングは、他の元五輪施設と違って交通アクセスが悪いためか、利用頻度がやや少ない様子。ZIPやCスタのように駅前だったら、たぶんすごい事になっていたでしょう。B3岡山のシーズン当初観たスクリーンも無い。この試合には来ていないのかなと思うくらいに、マスコットの姿が見えなかったですね。ハーフタイム、チームを手話で応援する長野県手話応援団(長野県健康福祉部)で、手話言語条例制定されたとか。「ウォリアーズ」「ディフェンス」、拍手の音もそうですが、ブーイングの声が大きかったですね。会場全体から沸き起こる感じ。
   
 相手のフリースローの時のブーイングの声も大きい。 大きなメガホンを持った応援団の姿が無い。全体的な応援のスタイルはシーガルズにちょっと似ている気がしました。 フリースロー、1本目が決まると、親しみやすい音楽か流れ、みんなで「ワンモア」と叫ぶ。そんな中、この日の観客数がアナウンスされ、1,629名でした。もうちょっと入っているイメージだったのですが、B3岡山のホーム開幕戦より少なかったのかと。
   
 アリーナのいわゆるゴル裏を見ると、何やらテーブル席が4つ置かれてあり、ご年配のブースターが座っている。会社の同僚か、町内会かという印象。「忘年会テーブルシート」で12月週末限定席で、「いつも一緒にいる同僚・仲間と一緒にウォリアーズの試合会場で忘年会を開催しませんか?完全予約制で早い者勝ちのシート」と説明がありました。アイディアですね。宴会をしながら生観戦できるって、夢のシートですね。
 第4クォーター開始の時にまた起立。自然と起立するのがすごい。やはり、最初の得点まで。今回は相手の得点でした。オフィシャルタイムアウトの時だったか、信州さんのマスコット・ブレアー登場。試合後、照明が消えて光の演出がありました。光らせたペンライトが映えて綺麗でした。本日のMVP(HC選定?)を発表。スポンサーの協賛品をもらっていました。試合後のしばらくの間プログラムが続いていたのは駐車場混雑対策なのかな。
   
 グッズ売り場を覗いてみる。いろいろと珍しいものもありました。ペンライト(1,500円)何とポスターを500円で販売されていました。無料で配る存在なのですが、やるねぇと思いました。改めてMDPを読み返す。8ページの豪華版。表紙もプロ意識満点のデザイン。
 内容でまず目についたのが、「ウォリアーズタウン」(会員数:1,630人)。後援会兼ファンクラブですね。名前がいい。「タウン」って、地域全体で応援している感満点です。ゴールド会員が35,000円、シルバー会員が3,000円、イエロー会員が無料と、まさに後援会とファンクラブが一緒になった形ですね。
 そして、「観戦イロハ」。「バスケではファンのことを『ブースター』と呼び、応援することを『ブーストする』といいます」「複数回打てる時に初投が決まったら、心ひとつに『ワンモア』(とコールしましょう)」「ウォリアーズが押せ押せで相手がたまらずタイムアウト!の時は応援タオルをブンブン回して追い風を選手に贈って!」とありました。丁寧でわかりやすいですね。
   
 信州さんの印象は、チアリーダーとタオマフ、声援で観客参加型に感じました。ボランティアさんにちょっとお話を聞かせて欲しいと声をかけると、フロント社員の方も出てこられました。「岡山さんと言えば、鳥屋尾がヘッドコーチ代行として行ってるでしょう」と。そうでしたね。ボランティア参加数は1試合平均人数15人くらい。年齢は40歳代が多く、シニアや高校生も多いとか。ちなみにチアリーダーはやはり専属でした。だからあれくらい試合運営をリードし、プロ意識が高いのですね。ブースターグループはいないそうです。

 とてもいい参考になりました。いつかはB2、いやB1でこういう光景を岡山でも観たいと、思い描きながら観戦できました。いいクラブ、いい運営でした。いろいろとありがとうございました。また、機会があればここに来たいと思います。「信州」というのがいいですね。サッカーでは松本と長野で分断されていますが、バスケは一つの信州になっていて、試合会場もアカデミーも県下広く開催されています。まさに県民クラブですね。岡山にとって、いいお手本になると思います。
   
 その足で南長野運動公園にも足を運びました。最寄りの篠ノ井駅にはJ3長野を応援する大きなダンマクが掲示されていました。巨大な空間の公園の中に長野Uスタジアム(南長野運動公園総合球技場)がありました。行った日は試合も何も無く人は誰もいなかったですが、その存在は目に焼き付けてきました。長野五輪の開会式が開催された、隣の長野オリンピックスタジアム(現野球場、BCリーグ信濃のホーム球場)にも行きましたが、確か災害ボランティアの基地になっていると聞きました。「がんばろう長野」のメッセージの寄せ書きがありました。長野県に来たのは数年前の、アウェー山雅戦以来でしたが、また長野に来たいと思います。案外近い時期かも。

 あと、当ブログでは左コンテンツにあるカテゴリを先日少し変更しました。今までバスケや卓球ネタは「スポーツ文化・その他」に入っていましたが、トライフープやリベッツがきっかけで記事も増加してきたので、「バスケ(Bリーグ・代表等)」と「Tリーグ及びVリーグ関連等」の2つに今までの関係記事を集約させていただきました。集約作業大変でしたが。

 

コメント
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