10月19日記述の日記
前回の記事の続きです。
カメさんの行き処をどうするか決めかねて、次女のMちゃんに相談を持ち掛けた私です。
Mちゃんも、とても驚いていました。
「どこかのおうちで飼っていたカメが、この度の大雨で水槽が溢れ、逃げ出したのかもしれないわね」と。
警察に届けることや、張り紙を電柱に貼って、心当たりの方に取りに来てもらう。
等々、いろいろと思いを巡らしましたが、張り紙をむやみに張るのは、何だか物騒。
警察に届けると、殺されてしまうこともあるらしいことが分かりました。
私はMちゃんにお願いしました。
「一層のこと、あなたの家で飼えば」と。
「庭もあるし、今飼っているメダカさんの隣に、もう一つ水槽があったでしょ」
「そうね~」とMちゃんは迷った風の返事。
それからしばらく経過し、Mちゃんから電話がかかってきました。
「調べて、色々分かったわよ。カメは成長してかなり大きくなるみたいよ。
30年以上生きるんだって。
その頃には、私は死んでるかもしれないでしょ。
どうしよう、困った!
爬虫類専門の動物園があって、警察に渡せば、そこに届けてくれることもあるみたい。
とりあえず、今から、かれんとカメさんを貰いに行くわね。
ペットショップにも行って相談してくるわ。
今日のデパート行きは、中止にしていい?
もうそれどころではなくなってしまったから。
今日一日、亀さんに振り回されそう」
コケや水草までMちゃんのこだわりで美しく配置し、メダカを飼っている次女家族。
きっとカメさんもこの家族の一員になれば、幸せになれるでしょう。
それでなくても多忙な次女に、亀さんを押し付けて、申し訳ない気持ちにもなりましたが・・・。
私は、この出会いが、何だか運命的なことにさえ思えてしまって。
「夫の化身では?」と。
ふとよぎったその気持ちが、心から離れなくなりました。
私はバケツから多少広い洗い桶にかめを移しました。水を張り、陸のつもりでタイルも置きました。
バタバタもがいて怯えていたカメさんが、少し落ち着いてくれ、ホッとした私です。
まずは、娘宅にカメさんは行くことになり、私は一安心。
かれんちゃんと一緒に我が家に来た次女に、カメさんを渡しました。
外の掃除をする前に、お出かけの準備がほぼ完了していた私です。
折角だから、一人でデパートに行くことにしました。
本来の目的は、次女とかれんちゃんと一緒に出掛け、孫娘のお誕生日プレゼントを、買うことだったのですけれどね。
私は、外出中も、カメさんの筝が、頭から離れなくなりました。
その後カメさんは、どうなったでしょう。
化粧品だけ数点買い、日が暮れた頃、次女宅へと。
いつも週末は、Mちゃん宅で夕食を共にしている私ですが、その日の一番の関心事は、もちろん亀さん。
ところが、想像もしない展開が待っていました。
続く
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花のように泉のように