今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

この数か月でとても残念だったこと 

2015-12-08 07:44:30 | 

師走となり、病院に向かう街並みは至る所、イルミネーションが輝き、すっかりクリスマスムードです。

私の大好きなクリスマスながら、今年は一向に気分が盛り上がらなくて。

我が家のツリーの飾り付けにも、全く手を付けていません。

病魔と闘う夫の世話を夢中でこなす日々です。

 

今、夫はまた入院中ですが、今回は長期になりそう。

心配が尽きません。

週末を除き(娘たちが同様の時間、父の世話をしてくれています)、病院に日参しています。

昼過ぎから面会時間終了まで、ずっと病室にこもっている私です。

 

その様な暮らしのため、犠牲を払わざるを得なかったことが、私にはいろいろありました。

その一つは、親しい友人達との交流のひと時を何度も犠牲にしてしまったこと。

小学校と高校の同窓会のお誘いメールが入りましたが、両方ともお断り。

電話で、個人的にも声をかけていただきましたのに、今の私は、出かける心境になかなかなれません。

 

 

次女が中学入学以来、父兄として親しくなり、その後ずっと年一回必ず催される友人グループのお食事会も、今年は欠席。

これまでは、ほとんど無欠席で楽しませてもらってきた私です。

麻布十番の、おしゃれなフレンチレストランで催されるとあって、是非行きたいところでしたが。

その時は、夫は在宅療養時でした。

万一の事があり、旦那さまから緊急の電話が入っても、すぐ帰ることができません。

そんな心配をして、しばらくぶりの欠席となりました。

 

後で、その時の様子を伺ったところ、参加者が減ったとの事。

私と違い数名の方は、ご本人が体調を崩されている様子でした。

そのお話を伺い、自分の年齢の厳しさ侘しさを、改めて思わずにはいられませんでした。

 

私は、大学時代と高校時代の心からの親友を、すでにふたり失っています。

吸い込まれるような美しい瞳と清らかな心の持ち主だった友たち。

私は敬愛して止みませんでした。

あっちゃんと薫さん。

今もって、失った対価の大きさに、心が寂しさ一色で染まりそうになることがあります

 

 

去年の暮にも、今回やむ無く欠席した会のメンバーのお一人の突然の訃報に接し、ただただ驚き、信じられない思いがしたものです。

凛とした品格と、テニスで鍛えられたしなやかな颯爽としたお姿、優雅な振る舞いが今も忘れられません。

私達のその会のメンバーでは、一番若くて溌剌としていらっしゃいましたのに。

 

今年の会でも、お話によると、毎年必ず参加なさる二名の方が、私同様欠席とのこと。

お一方は、私の紹介で、長女婿の弟さんのもとに次女様が嫁がれ、遠縁の間柄です。

お若い頃、大手術をされ、その後も病弱な体ながら、気丈な心構えでお暮らしの様子でした。

今は、、お姑様と同居の身でいらっしゃいます。

体調を崩されたとかで、前日にご主人様から、欠席への変更の旨、ご連絡があったとか。

ご本人が電話口に出られないほど、ご容態が悪いのかしら、と心配でなりません。

(その後、伺ったところでは、一時の私に似て、強度のめまいが続き、床を離れられないお暮らしだったようです。)

とてもお美しくて、心優しい、知的な女性のNさんです。

 

 

欠席されたもう一方のその理由を伺い、またまた驚きの私でした。

このメンバーの中には、私と変わらない年齢ながら、社会的にご活躍の方が二名いらっしゃいます。

Iさんは、週に一度ラジオの音楽番組に解説者として出演。

海外に、取材旅行にも出かけられるほどお元気。

 

今回欠席されたのはもう一方さまの方。

ご主人様が実業家でいらっしゃり、その片腕となり、ともに会社の経営に携わり、管理の身で、能力をいかんなく発揮しておられました。

いつもスーツで身を装い、キャリアウーマンの魅力をいっぱいたたえた、知的な女性です。

東奔西走しておられるような感じながら、家事もしっかりとこなされ、お料理上手。

親御様の介護もされていました。

ところが最近、病を患われ、静養中でいらっしゃるとの事。

あんなにお元気そうだったOさんが、と意外感で一杯の私ですが。

日ごろの多忙なお暮らしによる疲れが一気に出て、体調を崩されたのでしょうか。

 

 

そして、さらに最近の事。

五名の友人達と一緒のお食事会が予定されていました。

前日まで迷いぬいた私ですが、この会も欠席することに。

行き先は、既に今年、4~5回お訪ねした事がある、友人が入居するオリックスの介護施設です。

 

訪問看護師さんがいらっしゃる時間と一部重なるため、二時間程度、夫を一人にして、愉しむことは可能に思えたのですが。

体調が悪化の一途をたどっているように見える旦那さまです。

看護師さんに、留守の間の世話をお願いするのも憚られ、口に出せませんでした。

抗がん剤治療を今後続けられるかどうか境目の、重大な局面ゆえ、この犠牲も止むを得ません。

 

 ご近所の方とのお食事会と前から気にかけてきたKさんご夫妻のお招きも、実現しないまま。

次第に、そんな心のゆとりも時間もなくなってきているのが、今の私の現状ですが。

 

改めて、何が身に降りかかるかわからない、私達の年齢を思い、

できれば一期一会のつもりで、友人との交わりを、一層大切にしたいものです。

 

とは言っても、お付き合いがすっかり悪くなってしまって・・・・・・。

けれど、電話では近況をお互いに語り合い、友人たちの励ましの言葉に、どんなに慰められてきたかわからない私です。

とてもためになる助言もいただき、それをすぐ実行したり、と。

お目にかかることはままなりませんが、友の有難さを噛みしめ、心の支えにして頑張りたい、と思っています。

 

追記

今日はウィークデーにもかかわらず、家にいます。
次女が、子供の学校の行事で会社を休むため、午後から夫を見舞ってくれるとのこと。

多少時間があるせいで、今日のブログ記事を読み直すうちに、次第に自分の文章が気になり始め、推敲にやたらと時間を取ってしまいました。
お休みには、お休みで普段できないことをこなさないといけない身。
とても忙しいはずですのに。

何を気にしているのでしょう?(笑)
馬鹿正直なところがあり、具体的に書き過ぎではなんて・・・・・・。
友人のご主人様の職業名は削除したりと・・・・・・。
鼻につかれる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
少々疲れているので、こんなことが気になってしまうのかしら?

真っ正直に書く事をモットーにしている私ですが、もっとミステリアスに書いた方がいいのかしら?(笑)
文章もですが、ミステリアスな人への憧れもある私です。
誰のせいでもない訳の分からない、自分のもやもやを吹っ切るために、一言、断りの文章を追記で書かせていただきました。
心機一転、猛スピードでこれから家事に励みます。

 

 

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