今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

私の子育て~動機付け

2018-01-21 07:02:09 | 家族

私が子育てで一番大切にした言葉に、「動機付け」があります。

大学三年生の時だったでしょうか。

受講した児童心理学の講義で、教わったものです。

講義の内容はすっかり忘れてしまいましたが、この言葉だけは、私の胸に深く刻まれました。

 

「子育て大切なことは、動機付けです」

 

教授(助教授でいらしたかもしれません)のお名前は深田先生。

お顔はむろん、語り口、声まで今も、よく思い出せます。

 

私は、この言葉を大切に胸に秘め、大学を卒業した秋に、結婚しました

そして、母親になった時、その教えを実践するように、できるだけ心がけたのです。

「~しなさ」と命令するのではなく、何故そうしなければならないか。

その理由を、子供たちが幼い時から、できるだけ説明するようにしました。

 

母には、

「あなたのの子供への語りかけは、少しくどい」

なんて、良く注意されましたけれどね。(笑)

でも、私の信念は揺るぎませんでした。

 

次女宅のお花

 

勉強を頑張りなさい、お友達と仲良く元気に遊びなさい。

その一つ一つが何故大切かを、丁寧によく話したものです。

勉強に関しては、私は反省がいっぱいある親でした。

ですから、同じ後悔をしないように話して聞かせました。

ですから、とても説得力があったのではないかと思います。(笑)

 

頑張らなければならない理由が、子供の心にしっかりと根付くとと、親がいろいろ注意しなくても、子供は、自主的に励むようになりますから。

私は、就学前のまだ幼い時から、お勉強の大切さを教えていました。

けれど実際は、アメリカ在住時も、帰国後も、日が暮れるまで遊んでばかりいましたけれどね。

でも、授業中や、折々の要では頑張っていたようです。

 

長女が帰国後、中学受験を目指した時も、5時の下校ベルが鳴るまで校庭でお友達と遊ぶ毎日でした。

六年生ともなると、塾通いで、早く帰宅する子が、当時も多かったのでしょう。

担任の先生の目には我が子の姿が、とても印象的に映られたようです。。

親との面談の際に感心したように、その事を話されました。

 

親の私は早めに夕食の準備は済ませ、5時を過ぎると、おやつの用意もして、Mちゃんの帰宅を今か今かと、待ち構えていました。(笑)

心残りなく遊んだ後だったからでしょう。

その後は、Mちゃんは集中して、とてもよく受験勉強に励んでくれました。

 

一昨日こしらえた大人向けの本格的なナポリタン
ケチャップ、トマトソース、ワインを使用しています。

 

 

その受験勉強を始めたのが、米国から戻った六月の初め頃。

正確にいうなら、夫の帰国が決まった春頃からです。

長女の中学受験勉強のの動機付けに成功し、教材が曲がりなりにも揃った時から、その勉強がスタートしました。

母に早速、数冊の分厚い問題集を兼ねた参考書を送ってもらい、解き始めていましたから。

それは、「応用自在」という問題集でした。

 

帰国の辞令が夫に下りるまでは、9時から3時まではアメリカンスクールに通い、4時半から7時までは日本人学校通いの日々でした。

アメリカンスクールは、帰国が決まったため、四月からは通わなくなり、余裕時間が多少持てるようになっていました。

でも親の私は、帰国準備で目が回るように忙しく、Mちゃんの勉強を見るどころではなかったのですけれど。

 

こんなドサクサの多忙な暮らしの中で、私が中学受験の動機づけをいかにしたか、説明させていただきますね。

親友のKさんの一言に、心を動かされたことに因るものでしたが。

余りに、他愛もないやり方で、お話するのが恥ずかしくて仕方ありませんが・・・・・・。

 

このポテトサラダは、シンプルながらとても好評です。
レシピ付き献立で料理ブログに載せますので、宜しければ、是非お試しくださいね。

 

アメリカ暮らしながら、たまたま我が家に有った、日本の週刊誌。

その中の写真を、私はMちゃんの中学受験の動機付けに使用したのです。

合格発表の当日、掲示板に張り出された合格番号を見入る親子たちの群れ。

その写真は、合格が分り、その掲示板の前で抱き合い、歓喜する親子の姿でした。

 

その写真を娘に見せ、言いました。

「日本には、受験という制度があってね。その受験に合格すると、この写真のように親子で抱き合って喜んだりするの。

この喜びを味わうためには、かなり一生懸命、勉強しないといけないのよ」

「Mちゃん、中学受験したい?」

 すると、意外にも、その場で、「したい1」と言って、大きく頷いたMちゃんでした。

 

私は、東京で既に過熱していた中学受験の状況を、全く知る由もなく。

有名塾の名前も同様です。

まだ小学生の娘は尚更のこと。

恐らく受験という言葉すら、初耳だったことでしょう。

 

野菜スープ

 

それがかえって、新鮮で良かったのかもしれません。

親子で合格を喜びあう週刊誌の写真は、私の期待以上に、Mちゃんの心を動かしたのでした。

まずは、受験の現実的なイメージを、Mちゃんに持たせることに成功した私。

 

中学受験の知識は皆無からの親子のスタート。

手探りしながらの受験勉強対策でしたが、御三家の有名進学校に、6ヶ月少々の受験勉強で、無事合格することができました。

 

この成功は、海外にいながらにして、Mちゃんが自分から頑張りたいと思う、「動機付け」に成功したこと。

すべてこれに尽きると、今でも思っています。

 

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