皆さま、お正月を如何お過ごしでしたでしょうか。
主婦の方々は、通常以上に家事に追われて多忙ながら、それにもかかわらず、いつになく清新で華やいだ心持でいらしたのでは?
そんな気分で、私は新年を迎えました。
三賀日も過ぎての新年のご挨拶。
遅くなりましたこと、心よりお詫び申し上げます。
このような年の節目を大切にする日本独特の慣習は、今も変わりなくその伝統が受け継がれていますが、お正月は別格ですね~
おせち料理、松飾り、お正月花、初詣など、今なお、人々の暮らしに根付いている我が国。
お正月特有の誂えと趣向に、改めて日本人の心の豊かさと美意識を感じないではおられません。
でもこのような感慨に格別な思いを抱く世代は、団塊の年齢あたりまででしょうか。
初詣などは、若い人にも人気があるようですから、一概にそうとは言えないかもしれませんが。
お節料理は、洋風料理を好む若い人たちには不人気になりつつあるようです。
そのお節作りを、我が家は恒例通りに、かまぼこのような練りもの以外はすべて手作りで、無事に仕上げました。
そして、お正月らしい食卓を家族一同が揃って囲み、新年を迎えることができました。
とは言え、今年のお節の大半は、娘達が分担を担い、作ってくれたものです。
特に次女が張りきってくれましたが、失敗も色々あり、それも、ご愛敬と言ったところ。(笑)
失敗は成功のもとですから、来年はその反省に立ち、いっそう腕前が上がることでしょう。
一の重
紅白かまぼこ・二色卵・伊達巻・黒豆・きんとん・田作り・リンゴ羹
結局、私が調理したのは、三の重のおなます、すべてと、宝来揚げ、鶏の野菜巻きとお煮しめくらいかしら。
毎年、大きな鯛を近所のスーパーで注文し、当日焼くのが我が家の習わしですが、今年27日に注文したところ、すでに売り切れたのか、手に入れることができませんでした。
慌てた私は長女に、娘宅から近い渋谷東急フードショーに問い合わせてもらったのですが、海がしけていて、入荷しないとのこと。
こんな経験は、初めてです。
二の重
宝来揚・昆布巻き・鶏の野菜巻き・牛肉の八幡巻き・鶏肉団子の照り煮・里芋の含め煮
いかの松笠焼き・里芋の含め煮・焼き豚
いつもはエビの養老煮もこの重に盛り付けますが・・・・・
毎年、今ひとつ人気がないため、今年は塩焼きにして別皿に盛りました。
そのため、長女と相談し、ローストビーフを作ることになりました。
けれど元日にもかかわらず、旦那さまが夕方には家を出て病院に向かわないといけません。
余りに慌ただしく、焼くのが間に合わず、それも中止。
お料理の段取りは、なかなか難しいですね~
とても高価なお肉を持参してくれたので、あり付けなかったのは少々残念でしたが、夫と共にに我が家を去った長女夫婦に持ち帰ってもらいました。
長女家の孫達は我が家にもう一泊しましたが。
えびをまっすぐにして焼くか曲げるか迷った末、養老煮風に
私は、塩焼きの方が俄然美味しいと思いました。
それにしても、60代の前半あたりまでは、ほとんどすべて自分で準備してたなんて、今では信じられません。
今年は特に特殊な事情があり、止むを得ず、娘達に多くの負担をかけてしまいました。
そのお節作りを、それなりに楽しんでいる様子を見て、私が抱いた感想を、娘達に話しました。
「あなた達も、いつか専業主婦の身になれば、ママと同様のお節をつくってお正月を迎えるようになるのではないかしら?」と。
それを聞いたMちゃん達は、まんざらでもない顔をしていましたよ。
七色なま酢・しめサバ・菊花かぶ・たたきごぼう・鮭の南蛮漬け・酢ばす
私はYさんのもとに嫁ぎ、最初に迎えたお正月から、母の真似事で、郷里に幾度も電話をかけ、尋ね尋ね、母のお節とそっくりのものを作ったものです。
母の心配りだったのでしょうか。
妹の夢路(プラチナのように輝いて)も、母が慣れ親しんでいた同じ料理テキストを持っていて、私は未だに、その本の味付けと盛り合わせが基本になっています。
それ以来、そのお正月料理を欠かした事がありません、と言いたいところですが・・・・・・・
一度だけありました。
十数年前のこと、年末に過労で倒れ緊急入院したことがあるからです。
お餅・小松菜・鶏・えび・シイタケ・紅白かまぼこ(鶴に見えますか?)・ゆず
新しい品が、その後、数品増えましたが、ほとんど変わることなく、母のお節を守りつづけ、四十数年になります。
出来れば、我が家のこの伝統を、娘達には消してほしくないものですが、果たしてどうでしょう。
怪しい雰囲気が多少します。
参考までに去年の我が家のお節
そっくりだけれど、去年の方が盛り付けが美しいですね~
先程、今年は特殊な事情があり、娘達がいつも以上にお正月準備を協力してくれた、と書きましたが、その理由は、このブログをご覧下さっている方にはお伝えするまでもないことでしょう。
夫が未だに入院を余儀なくされていて、私は1、2日置きに病院へ、年末年始も通い続ける日々でした。
その旦那さまが、大晦日に長女家の車で我が家に一時帰宅し、元日のみ自宅で過ごす事ができました。
久しぶりに帰宅した旦那さまは、病院で見るより弱々しい姿に私の目には映り、又、新たな不安を幾分覚えました。
けれど孫達の可愛い言動や、若夫婦の元気な話しぶりに、その心配も次第に和らぎ、年末年始を無事に送ることが出来た私と夫です。
さてその時の様子は・・・・・・
次回に続編とさせて頂きます。
孫達と一緒に改めて新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。
本年の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
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