今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

爽やかな目覚めに、朝の読書は如何♪

2012-03-12 10:40:52 | 読書

テレビはほとんど見ない私ですが、昨日は釘付けになってしまうことが多く、心痛めたり、感動したりで、心揺さぶられる事ばかりでした。
特に九死に一生を得た方達の体験談には、、日本人の冷静さ、思慮深さ、優しさなどを改めて知ることとなり、感慨ひとしお。
私も、もっと強くなり、見習わなければ、としみじみ思った次第です。
地震が発生した時刻に合わせての一分間の黙祷では、こみ上げるものがあり、目頭が熱くなりました。

被爆者である私は、被爆した時刻、8時15分の黙祷を、幼い頃から嫁ぐあたりまで、母と共に欠かしたとがありません。
でも、実に淡々と行った、ある意味形式的行為に過ぎませんでしたが、今回の黙祷は、違います。
妻、母、祖母のそれぞれの立場の思いが溢れ、心迫るものがあり、一心にご冥福をお祈りしました。

さて、震災のお話は、これにてとどめます。
震災時、多くを語りすぎ、偽善めいた自分に自己嫌悪が差した事を思い出しました。
同じことは繰り返してはいけない、と自分を戒めています。

今日は、一転話題を変え、読書のお話しに触れたいと思います。
少し前のことになりますが、朝の読書について綴ったことがあります。
昨今、学校では、この読書タイムを実践し、読書好きの子供が増えてきているとのこと。
大変嬉しい事ことですね~
私の孫達も、本が大好きです。

これに見習い、私も寝起きの15分間、枕元で本を読み始めています。
この事は、以前お伝えしていますが、むろん皆様はお忘れでしょう。
心に誓っても、三日坊主になることが多い意志薄弱な私ながら、今回は珍しく、今なお継続中です。(笑)

読書のみならず、デスクワークの日課の1部も、1~2時間ほどの時間をかけて、こなす事が多いです。
異常に早く目が覚めることが多いため、階下の暖房の節約の意味もあります。
お布団のぬくぬく感が消えるまで・・・・・(笑)

疲れやすい体質の私の頭が、最高に冴えわたり、絶好調の時ですから、何事もはかどります。
枕元に置いたポットで、コーヒーを注ぎ、すすりながら・・・・・・

この読書を実践し始めてから、すでに三冊本を読みました。

一冊目は、女性のマナー本で、それなりに売れた様でしたが、私は、全くの期待はずれでしたので、前回と同様、書名は書きません。

二冊目に読んだのは、去年購入時に写真も載せご紹介した、曽野綾子著の「老いの才覚」です。

既に日々の暮らしに輝きを!のタイトルのブロガーさまが、的確な素晴らしい感想を述べておられます。
その通りだと私も思いましたので、それ以上私が述べることはないほどです。

高齢者にとり、かなり厳しい内容ですが、才覚を生かし、自立と自律の精神で、心豊かに老後を過ごすための処方膳が、親切に述べられていて、私は大変勉強になりました。
今後、私の人生の指標として、座右の書になることは確実です。

一人旅と料理を楽しむことが、自分の老後の愉しみとおっしゃる曽野綾子さん。
若い時、この方の書物が大好きで、よく読みましたが、歳を重ねた今、この言葉に、とても親近感を覚え、嬉しくなりました。

料理はすでに楽しんでいる私ですが、実は一人旅も、目論んでいる私。
夫が、旅行は好きでない、とはっきり宣言しましたから、遠慮なく。(笑)
でもそんな勇気と、実行力が、今の私にあるかしら?
それが、問題です。

三冊目に読んだのは、高田敏子著の詩集で、再読でした。
ブックカバーは変色しているほどの古本です。
恐らく数十年前に求めたものと思いますが、何故か身近に常に置いてありました。

この方の著で、「詩の世界」という割と分厚い子供向けの本を、ロス在住の頃、教会の牧師さんのお嬢さんに、何かのお祝いでお贈りし、大変喜んで頂いた事を思い出しました。
我が家には、見当たらなかったので、ネットで検索したところ、まだあり、ブックカバーの写真も当時のまま。
とても懐かしくなりました。

この詩集も読み上げ、今手にしているのは、今さらといった感じですが、これもむろん再読。

川端康成氏の「伊豆の踊子」です。

先日、歯の治療後、書店に寄った時、最初は村上春樹の書籍をかう予定でした。
世界を席巻しているこの方の本で私が読んだのは、ノルウェーの森だけだったからです。
50代の頃の話ですが、私の感性では、ちょっと理解に苦しむ内容でした。
ですが、もう一度チャレンジしてみようと、思ったのですが・・・・・・

急に気分が変わりました。

「そうだ!究極に美しい日本語の文章の本がいい」と。

そして選んだのが、新潮文庫の「伊豆の踊子」でした。
今読書中で、改めてセンテンスの短さに、驚かされているところです。

実は、川端康成にまつわる鮮烈で貴重な想い出が、私にはあります。
まだ十代の終わり頃、京都駅のホームでこの文豪にお会いしました。

有名人に出くわした方など、ざらにいらっしゃることでしょう。
私も他に、羽田空港で、映画監督の山田洋一氏、今テレビでも話題になっているコシノジュンコ氏にも会いました。
但し、この人たちは、ちらっと姿を見かけただけです。

ところが、川端氏の場合、出くわし方が、だいぶ異なります。
ホームでしたから、まさに至近距離。
その上、ぴったりと、お互いの視線が合いました。

大きな鋭い眼光で、一瞬ですが、睨まれた私です。
それゆえ、いっそう貴重な思い出となり、私の語り草の一つとなっています。

正に写真の通りの方でしたが、その後、荷物を赤帽に渡し、ゆっくりとした落ち着いた足取りで、歩んで行かれました。

何だか、話がそれてきたようですので、軌道修正しなければいけませんね。

川端康成の小説を読み上げたなら、いよいよ村上春樹?
浅田次郎もいいな~

気ままにのんびり、これからも読書を楽しみたいものです。

追記

老いの才覚の感想を述べておられる方のブログ名を間違えてしまいました。
今訂正させていただきました。
両ブロガーさまに大変失礼なことを致しまして、誠に申し訳ありません。
又私のブログをご覧下さる皆様にも、大変ご迷惑をおかけいたしました事、
心よりお詫び申し上げます。

軽率な過ちが、多くなってきたこの頃の自分には、黄信号がともっているように感じます。
他人さまに迷惑をかけるような不注意は、極力避けなければ、と猛省しております。

何卒、失礼の段、ご容赦くださいませ。

昨日の歩数 4365歩

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