いよいよ、彼女との再会の日が訪れました。
一泊用の荷物を詰めたキャリーバッグを片手に、駅のホームで、彼女が乗る新幹線の到着を待つ私。
グリーン車から、小柄なやっこちゃんが降りてきました。
懐かしさで一杯に。
長いブランクなど、たちまち埋まり、大学時代の親密さが戻っていくよう。
積りに積もった話題が溢れ、ホテルへ向かう車中でも、お喋りが尽きません。
新横浜から地下鉄に乗り、桜木町で下車。
その駅から十分ほどのところに、宿泊先のロイヤルパークホテルがあります。
私は、gooの乗り換え検索ですべて下調べしてあったため、そこまでは私が何とかリードして行動できましたが。
旅行好きでホテル慣れし、このホテルに宿泊した経験もある彼女。
ホテルに入ると、予約の手配をすべてしてくれた彼女に私は頼り放し。
とは言っても、二人とも、おっちょこちょいのところは相変らず。
大学時代と変わらない、雰囲気が常に漂い、笑ってばかり。
ここからは、私たちが宿泊した客室を一気にアップします。
一方、私は今日宿泊する客室への期待感が高まる一方でした。
何故なら、私が旅先で利用するホテル代の二倍以上かかる部屋だったからです。
室料を聞いた時は、遺族年金の身の私は一瞬たじろぎましたけれどね。
時には、こんな贅沢も許される、と思い、喜んで承諾しました。
私達が泊まる部屋がある高層階でエレベーターを降りました。
すぐお部屋に向かうのではなく、豪華なゲストルームの受付で、再度手続きをします。
これもやっこちゃんにお任せ。
やっこちゃん話では、この階にあるテイールームで、お茶は、いつでもフリーにいただけるとのことでした。
私も、彼女と同様に非日常の雰囲気が漂うホテル空間が大好き。
そのため、旅先のホテルでは多少の贅沢を良しとしてきました。
とは言っても、一流と言われるホテルの並みの部屋が限度だったのですが
私たちが予約した部屋に足を踏み入れると、ラグジュアリーなインテリアでコーデイネートされた二室の部屋が目に飛び込んできました。
正確にいえば、三室。
それ以外に、バスルームと、化粧室が二つありました。
そのけた外れの非日常を感じさせる豪華な部屋で、二人は、心ゆくまで語りつくす贅沢に浸りました。
彼女は、旅行先で、このレベルの部屋を時々利用しているようです。
でもその代償は当然と言っていいほどの尊い日々の暮らしがあることを知り、私は、また新たなる感動を覚えました。
彼女から聞いた話に、感心してしまった私です。
その話題については、明日触れることに致します。