このたびのアメリカ大統領選挙。
トランプ氏の勝利といった、思いがけない結果になりました。
本当に驚き、茫然。
しばらく胸の鼓動が高鳴るほどのショックを、私は受けました。
私は、夫の転勤で五年近く米国に在住したことがあります。
その時の思い出は、今なお、キラキラ輝いていて、貴重な体験の詰まった宝物となっています。
尊敬できる良き友人達に恵まれた事が一番大きな理由ですが、アメリカのおおらかで優しい懐の深さのようなものを感じながら過ごすことができました。
第二の故郷と言っても良いほど、私には懐かしい場所です。
私たち家族が在住していたロサンゼルスのダウンタウン
訪れた懐かしい場所の画像を拝借して掲載します。
次女の義妹さんが、我が家を訪問下さったとき、私はたまたま留守だったのですが、次女に、わが家がアメリカの家に雰囲気がとても似ているとおっしゃられたとか。
その方は、日本の大学を卒業後、四年間、アメリカの大学に留学されていました。
お嬢様が、帰国されて間もない頃のお話だったと思います。
本当は和洋折衷の我が家なのですけれどね
その様に言われるのもむべなるかな、と思うほど、私は知らず知らずのうちに、アメリカの影響を受けていたのでしよう。
イエローストン
アメリカに行く前と、帰国後の私は別人のように変わったようです。
日本に戻りしばらく経過後、やはり私と同様に、義弟の転勤でドイツに在住していた妹が帰国しました。
久し振りに再会した私たち。
その頃の感想だった、と思いますが、「以前のお姉さまとは別人のよう」と。
そういえば、母にも似たような事を言われました。
尊敬できる友人達の薫陶を受けた事が一番大きかったと思いますが、
アメリカのおおらな逞しい気風にも感化され、一回りも二回りも成長できたのであれば、本当に嬉しい事です
グランドキャニオン
個人的な思い出はさておき、また大統領の選挙に話を戻します。
世界第一位の経済大国、アメリカの元首ともなると、私達は「偉大な人」とのイメージをつい抱きがちですよね
でも、アメリカ大統領と言えども、同じ人間のする事。
イラク進攻の様な愚かな政策をとることもあるのでしょうけれど・・・・・。
私はやはり自由・人権・平等を尊重する民主主義の理想の姿が具現された国。
それがアメリカの姿だと思ってきました。
今後の世界平和の貢献のために、リーダーシップをとってくれる国として、大いに期待もしています。
むろん、良識のある人が、大統領になれば、の話ですが。
トランプ氏は、その良識を身に付けた人なのでしょうか。
これまでの暴言や人種差別甚だしい発言を聞く限り、そのように思えなくて、とてもとても不安です。
ホワイトハウス
私が唯一繋ぐ希望は、トランプ氏の暴言や詭弁が、選挙に勝つための戦略による表向きのものにすぎず、実際はもっと思慮があり慎重に行動できる人なのでは、との思いです。
そうあってほしいけれど、彼の経歴を見る限り、大統領にふさわしいひとなのか、首をかしげたくもなりますよね~
経歴がすべてではありませんが。
新聞を読む限り、見識のある方々の、先行きへの深刻な懸念が読み取れます。
トランプ氏のような人が選ばれるのは、世界のグローバル化により、貧富の差が激しくなり、絶望に近いほど、中間層の不満が大きくなっているからのようです。
抜き差しならないような切羽詰まった暮らしをする人たちが、わらをもつかむ心境で、トランプ氏に期待をしたのでしょうか。
このひとたちが望むような変化が、多少でもあれば、彼が選ばれた甲斐があるのかもしれないけれど・・・・・・。
世界情勢がますます不安になり、失業者が一層増え、平和が遠のいてしまう懸念もありますね。
将来がますます予測不能になり、なんだかとても心配です。
自由の女神像
私の大好きなアメリカです。
尊敬に値する、多様性を認める懐の深い自由の国、アメリカで、いつまでもいてほしいものです。
気候変動対策や核なき世界を目指そうとするビジョンが、潰されててしまうことのないようにひたすら祈っています。
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花のように泉のように
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