今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

五月の日記~同窓生ならではのしみじみとした会話 

2018-06-03 07:07:15 | 

60年振りの友との再会を前に、御一緒した同窓生の三人で、昼食を先に取ることにしていました。

個展を催されているNさんのお住いの最寄り駅は、長女家と同じ所。

幸いにもその日は、週に一回、娘宅に出かける曜日と重なっていました。

 

そのため、いつも通り、私の手作りの料理をキャリーバッグに詰め込み、まず最初、次女宅へと。

その後、長女宅に行き、それから、待ち合わせ場所の駅に、徒歩で向かった私です。

 

その時の料理です。
ピーマンの肉詰め・スペインオムレツ・コールスローサラダ・野菜スープ
今日か明日、この料理のレシピをすべてまとめ、料理ブログに、記事として掲載予定です。
良かったら、参考にして下さい。

 

到着したところ、二人の友人の姿がすでにありました。

彼女たちとも、数年振りの再会です。

お洒落に装い、溌剌とした印象のお二方は、70代にはとても見えません。

 

昼食は、長女家が馴染みの中華レストランへと私がご案内しました。

小さな店構えですが、次女も良く知っている程、味には定評がある所。

そこで、1200円のランチメニューをいただきました。

 

 

五月の中旬に差し掛かっていたのに、肌寒い日。

そのため、シンプルな熱々のラーメンと、お店自慢の温かな小籠包がとても有難く、その美味しさを一層味わうことができました。

その席で、学生時代の思い出話に花を咲かせ、旧交を温め直した私達です。

 

Mさんは、小学校では6年間同じクラスでしたが、そのころの彼女は、とても弱々しく影の薄い存在でした。

一方、私は元気いっぱい、いつもクラスの中心的存在だったようにも。

彼女が言うに、「あなたにいじめられたことがあったわよ」と。

そう思われても仕方がないような記憶が、恥ずかしいですが、私にはあります。

いじめた覚えはないのだけれど、その頃は彼女のことが、あまり好きではなかったかもしれません。

 

けれど、中学生になった途端、難関の受験を突破して入学してきた優秀な外部性に圧倒されまくりの私。

中学校は、屈指の有名進学校でしたから。

私達は付属小の内部性で、エスカレーター組。

元気だった私は次第に自信を失い、彼女と同様に、影の薄い、弱々しい学生になってしまいました。

彼女に、そのように述懐したところ・・・・・・。

 

小さなお店ですが、おしゃれな雰囲気。
だけど、店長さんは、とても不愛想。
無愛想な所が、いいのよ、と娘の弁。

 

彼女が、言いました。

「あなたの印象は、そんな風では全然なかったわよ。

いつも明るい表情をしていて、とても優しい人。

そんなイメージで目立っていたわ」と。

私が、その言葉を否定すると、彼女が、またきっぱりと言いました

「私は、絶対お世辞は言わないから」と。

 

暗い中高時代と思い込んでいた私の当時の想い出に、光明が差し、ちょっぴり自信を取り戻した一瞬でした。

今の彼女の一つ一つの言葉には、とても説得力があるからです。

小学校時代の彼女の雰囲気とはまるで違います。

別人格の素敵な女性になられ、感動を覚えるほど。

 

慈悲深く、懐深い印象。

彼女が語る一つ一つの言葉が、胸の奥に染み入ります。

良き母親で、五人のお孫さんの良きおばあちゃま。

外科病院では、お医者様の奥様として、いつもご主人と院内で働く看護師や事務員さんたちを支える存在。

そんな彼女の姿が、お話から、とて伺えてきました。

 

人間が素晴らしくできた、心優しい肝っ玉母さん!

今では、そんなイメージの彼女です。

彼女の結婚後の人生の充実ぶりが分るようでした。

 

 4月28日撮影 マーガレット

 

 

 彼女が言いました。

「私は、学生時代、勉強が大嫌いで、やる気もまるでない、情けない学生だったから」と。

一方、私は言いました。

「私は、勉強をやる気は人並みにあったかもしれないけれど、気力と体力がまるで続かない情けない学生だった」と。

「小学校時代は性格は正反対だったかもしれないけれど、中学時代は似た者同士だったのよ、きっと私達は」

と言って、お互いにちょっぴり苦い青春時代の思い出を懐かしみました。

 

彼女と、個人的にゆっくりお話ができて、本当に良かった。

まるで親友のような信頼の絆を感じたひと時でした。

 

もう一人の友人も素敵な方でしたが、私は小・中・高でクラスが一緒になったことは一度もありません。

そのため、、共通の個人的な思い出を語る所までには至りませんでした。

ご主人様は、テレビをほとんど観ない私ですら良く知っている某テレビ局のゴールデン番組をいくつか受け持つプロデューサーとしてご活躍なさった方のようです。

Mさんからは、外科病院ならではのゾッとするような苦労話を、もう一人の友人からも、色々な思い出を聞かせてもらいました。

 

輝いてお幸せそのものに見える方々にも、陰の苦労はいろいろおありだったのでしょう。

それを一つ一つ乗り越えて、それぞれの今の充実した余生があるのだと、しみじみ思えた、良きひと時でした.

明日に続きます。

 

5月13日の記述

 

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