友は本当に有難い。
辛い今の時期、しばらくご無沙汰していた友人の懐かしい声を聞くと、とても元気が湧いてきます。
最近、二人の友人から電話を貰い、一人の友人には私から電話を掛けました。
電話を貰ったのは、名古屋に在住の大学時代の親友、やっこちゃん。
開業医のご主人様の片腕となり医療事務に日々励む彼女。
ご主人様の地域の患者さん達への献身的な診療には頭が下がります。
大変な時でしょうに、元気そうな彼女の声が聞け、とても安心した私です。
もう一方は、近所にお住まいだったFさん。
去年の春、都心のマンションに転居されました。
私より一回りお若いのに、精神的には私の方が頼っている、お姉様的存在の彼女。
彼女が今もそばにいてくれたらどんなに心強かったかと思い、返す返す残念でなりませんが・・・。
それだけに電話をいただくと堪らなく嬉しくて。
「コロナが終息したら必ず会おうね」と固い約束を交わしました。
大学時代の親友やっこちゃんは、今の苦労を察すると心が痛むほどでしたが、
話の途中で、意外な問いかけを私にしてきました。
「~ちゃんは、子供さんの勉強でどんな指導をしたの。
どういう教育をしたら、~ちゃんの所のような優秀な子供に育つの?」と。
いずこのご家庭でも、想定外の長期休校を余儀なくされた今、親御さんは子供たちへの対応に苦慮されてでおられるに違いありません。
やっこちゃんは、最近のお孫さんの日々の姿に不安を覚えての質問だったようでした。
医療従事者として大変な時に、そんな心配をする心の余裕がある友に少しホッとした私です。
母の日にもらったお花が今もまだ元気です。
私とて抱く心配は同様。
次女の所の四月に中三になった孫息子K君の姿を見ていても、祖母として少し不安になりますから。
オンライン授業が始まったようですが。
私が目にいつもするのは、スマホに釘付けのK君の姿ばかり。
娘に、「いい機会だから、読書に励むように言えばいいのに」と言ったところ、
「何度も、そう勧めたのよ。でもダメ。もうあきらめの境地」
と言っていました。
私の孫さえ、こんな状況で、私は何も言えず見守るだけですから。
友にに良いアドバイスなどできるわけがありません。
それに子育てを一生懸命したのは、4~50年前のこと。
おぼろな記憶を辿るぐらいのことしかできない私です
私は教育ママと言えるほど、子供の教育に熱心だったわけではありません。
大学受験の時も、塾に通い始めたのは高校二年生になってからでした。
但し、長女が中学受験勉強に臨んだ時だけは、私は一生懸命指導しました。
計画も立て、
何故なら、アメリカから帰国したのは六月で、受験まで半年足らずしかなかったからです。
ですから友から質問を受けた時は、次のような内容の話しかできませんでした。
「幼い時から、勉強をすることの大切さをよく教えていたかもしれない。
勉強へのモチベーションを、幼いときから高めておくことが大切かもしれないわね」と。
私は勉強を「お仕事」と言い換えてよく話しました。
小学校に入学すると、Mちゃんたちはお勉強が大切なお仕事になるのよ、と言った具合です。
幼いながら、お仕事を頑張っているパパをとても偉いと思っていましたから。
お仕事と言う表現は、幼い子供たちの心にとても快く響いたようでした。
何事にも一生懸命臨みベストを尽くす。
それも幼い時から私がよく言い続けたことです。
「人事を尽くして天命を待つ」
この言葉が私は大好きでした。
ですから中学受験の時も、この言葉を使用して、娘たちを励ましました。
一生懸命頑張れば、神様があなたに一番ふさわしい学校を選んでくださるから、と言たものです。
挨拶、言葉遣いのしつけも、私は怠らない方だったかもしれません。
私は形から整えることにより、心も整うとの思いが強かったので。
服装にも割と気を配り、子供部屋のインテリアにも気を遣いました。
(長女には、子供部屋をリフォームすることを強く勧めているのだけれど実行してくれません)
他には、そういえば、新聞の切り抜きを読んで感動した時、それを子供達にもよく読ませました。
心の成長を願ったからです。
親がくどくど言うより、良い文章を目にした方が、素直に何かを感じてくれるのでは、と思ってのことでした。
子供たちも読書はよくしたと思います。
物心ついたころから、子供達に私は惜しみなく本を買い与えていましたから。
友から相談を受けた時は、上記の内容を話したわけではありません。
幼い時の教育が大切くらいしか言えなくて・・・。
彼女には、「何が良かったのか過去を振り返って思い出す努力をしてみるわね。
お返事は必ずするから、しばらく待ってくれる」
と私は話しています。
友に良い助言がしてあげたくて・・・。
その後は炊事をしながら、自分の子育てを思いかえし、進学がスムーズだった理由を考えてばかりいました。
そして思い出した事が、上記程度の内容です。
役に立ててもらえるかどうか自信はないけれど、そろそろ彼女に電話をかけなくては。
娘たちも、この記事を読んで、多少でも子供の教育の参考にしてくれるなら嬉しいです。
下のバナーにポチッのクリックをいただけると、とても嬉しいです。
ご訪問と温かな応援、 本当にありがとうございました.